日刊スポーツのニュースサイト、ニッカンスポーツ・コムのスポーツページです。

  • 日刊スポーツIDについて


ここからこのサイトのナビゲーションです

共通メニュー

企画特集


2008年07月01日

1カ所ですべてを見られる魅力、蒲郡競艇場トライアスロン

 トライアスロンという競技をご存じだろうか? そう、水泳と自転車とマラソンを連続で行うあの何とも過酷な競技だ。五輪を含む主要大会の多くは1・5キロ泳ぎ、40キロ自転車をこぎ、最後に10キロ走る。歴史は浅いが、五輪でも2000年シドニー大会から正式競技となっている。

 今月22日、愛知県蒲郡市で「2008コンチネンタル杯」が行われ、北京五輪日本代表の山本良介(29=トヨタ車体)が出場し優勝した。同じ会場で行われた一般の部には約300人が参加。自転車で転倒してあばら骨にひびが入り、パンクにも見舞われながら、あきらめることなく制限時間の4時間ギリギリで執念の完走を果たした中年男性もいた。

 この大会、ちょっと変わった場所で行われた。会場は蒲郡競艇場。選手は普段はボートが走る水面を泳ぎ、舟券売り場や予想台が立ち並ぶ場内に設置されたコースを走った。ファンにとっては観客席があり、1カ所ですべての種目を見ることができるのが魅力。選手にとっても、周回ごとに観客席前でファンの声援を浴びるのは、大きな刺激になるという。当日は初心者向けに元トップ選手らによる実況と解説もあり、わかりやすく面白く魅力が伝えられた。

 同競艇場では95年から毎年、国際大会を行っている。シドニー五輪の会場建設の際には国際トライアスロン連合の役員が視察に訪れ、3年前には世界選手権も開催された。当時、愛知県トライアスロン協会理事長として、市との交渉や、競艇のレース日程との調整に奔走し、大会開催に尽力した竹内元一同副会長(58)は「国内では宮古島のトライアスロンなどが人気だがスタートとゴール地点が違う。見るスポーツとして魅力を伝えるにはこういう形がいい」と話す。

 こうした努力もあってか、愛知県は県別で最も多い協会への選手登録者数を誇る。だがここ4、5年、全体的な競技人口は増えていないという。「マイナー競技は五輪で選手が活躍することが人気に直結する。山本君にはぜひ北京でメダルを取ってほしい」と竹内副会長は期待をこめた。

 実は先の、骨折しながら執念の完走を果たしたガッツあふれる中年男性とは竹内副会長。五輪には競技の発展を願う、こんな人の思いも込められている。

(上野竜一)


この記事には全0件の日記があります。


ソーシャルブックマークへ投稿

  • Yahoo!ブックマークに登録
  • はてなブックマークに追加
  • Buzzurlにブックマーク
  • livedoorクリップに投稿

ソーシャルブックマークとは

スポーツ担当日記
村上正洋(むらかみ・まさひろ)
 98年に入社し競輪担当。00年から1年あまり、サッカーなど一般スポーツ担当を経て、再び競輪担当。香川県生まれの愛媛育ち。41歳。
川尻将志(かわじり・まさし)
 岐阜県生まれ。特筆すべきスポーツ歴、趣味はなし。座右の銘は「人生こそがギャンブル」。競輪と競艇担当を兼任。常に何かと勝負し続ける32歳。
山本善憲(やまもと・よしのり)
 00年入社以来、レース部で競艇を担当。「客観的な予想」をモットーにしているが、主観の強さは人並以上。兵庫県出身。もちろん? 阪神ファン。35歳。
八反誠(はったん・まこと)
 岐阜県生まれ。故郷・飛騨高山への愛は人一倍だが、故郷を離れはや13年。方言の「飛騨弁」も忘れ、時の流れを感じる31歳。サッカー、ボクシングなど担当。
津波謙次(つなみ・けんじ)
 大阪日刊で校閲部、整理部、レース部を経て、01年名古屋本社入社。レース・競艇、競輪担当から現在は競艇担当に。大阪市生まれ、32歳。
桝井聡(ますい・さとし)
 京都府出身。06年、編集記者として入社。土地勘のない名古屋で記者修行中。ラグビー歴10年。24歳。
上野竜一(うえの・りゅういち)
 96年入社。一般スポーツ、サッカー、ボクシング担当などを経て、現在は放送、電子メディアなど担当。大阪府出身の34歳。
村野森(むらの・しん
 大阪本社でプロ野球などを担当し、06年11月に名古屋本社出向。北海道生まれだが名古屋に染まろうと奮闘中。地元ネタを扱う東海版デスク。36歳。

最近のエントリー




スポーツニュースランキング



日刊スポーツの購読申し込みはこちら

便利ツール

Windows Vista用ガジェット
球団別最新情報、写真ニュース、スコアが表示されます。阪神、ソフトバンク、日本ハム、オリックス、広島に加え、レッドソックス松坂大輔専用ガジェットも。
  1. ニッカンスポーツ・コムホーム
  2. スポーツ
  3. コラム
  4. 記者レポート

データ提供

日本プロ野球(NPB):
日刊編集センター(編集著作)/NPB BIS(公式記録)
国内サッカー:
(株)日刊編集センター
欧州サッカー:
(株)日刊編集センター/InfostradaSports
MLB:
(株)日刊編集センター/(株)共同通信/PA SportsTicker Inc

ここからフッターナビゲーションです