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2008年06月04日

美人アナにピクシーが絶妙アシスト

 少し古い話だが、好調名古屋を率いるストイコビッチ監督の身近で印象的な場面があったので書いてみたい。時期は4月末。場所はリーグで初めて負けた東京V戦が行われた味スタの会見場だった。

 Jリーグの試合後には必ず両監督が会見する。冒頭は監督が試合の感想を述べ、その後記者との質疑応答に移る。時間は約10分。明確なルールはないが、暗黙の了解として「質問は1人1回」で、数人が質問する形式で行われる。

 名古屋はその試合まで6連勝中。関東での試合でもあり、注目度は高かった。会見場は満席状態。質疑応答の1番手は、キー局の美人アナウンサー。ルックス同様の美しい口調で、口火を切った。ピクシーが英語でこたえる。ただここで予想外の事態が。1つ、2つ。仕事熱心? で必死だったのだろう、その女性は一気に畳みかけ3つ目の質問を発した。

 無名のしがないイチ記者のワタクシを含む、他の記者はまさかの独占取材にざわつく。不穏な空気の中、美女は「それでは最後に」と4つ目を放つ。即座に一部記者(ワタクシではありません)から「オイ!」と厳しい突っ込みが入りその場は凍り付きました。

 その瞬間、負けてだれより悔しいはずのピクシーが空気を察し一言。「これはインタビューなのかい? 会見だよね」とジョークでニヤリ。会場には笑いが起き、殺伐とした雰囲気は一気に和らぎました。現役時代さながらの絶妙のタイミングの“アシスト”。こんな一場面に、選手の心をひき付け、進撃を続ける指揮官ピクシーの懐の深さをみた気がしました。

(八反誠)


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