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2008年05月04日

競艇にみる女子戦ならではの面白さ

 競艇には女子選手もいることを、どれだけの方が知っているのだろう。一般の人と競艇の話をしても「知らない」という反応がほとんど。認知の低さを嘆くより『もったいないな』という思いの方が大きい。初心者を競艇に呼び込むには、女子選手のアピールは非常に有効だと思うからだ。

 理由は選手数にある。3月末の時点で選手総数は1495人。その内、女子は159人。初心者がいきなり、すべての選手を把握するのは困難だが、女子だけなら時間もかからず覚えることも可能だ。男女混合のレースもあるが、基本的には女子だけで走ることの方が多い。そういうレースを追いかければ、どんどん選手名も覚えるし、予想する楽しみも深まってくる。

 何より、女子戦はレースが面白い。男子と比べてしまうと、ターンの精度などが見劣るのは仕方ないが、旺盛なサービス精神と、どうなるか分からない“ハラハラ感”は男子以上だ。

 700万馬券に沸いた先日の桜花賞ではないが、女性のレースには波乱の魅力がつまっている。競艇は数ある公営競技でも、不確定要素が結果に及ぼす割合が大きい。それがまた競艇の魅力でもある。ただ、近年の競艇はグレードが上がれば上がるほど、順当に収まる傾向が強まっている。そのことを退屈に感じているファンは多い。

 しかし、女子戦は違う。前日まで不振にあえいだ選手が突然、攻めのレースに転じたり、明らかに格下の選手が、とんでもないスタート攻勢で大穴を開けたりする。売り上げ低迷が言われる昨今で、女子レースの売り上げが好調なのは、競艇本来の魅力である『何が起きるか分からない』感にあふれているからだ。

(山本善憲)

スポーツ担当日記
村上正洋(むらかみ・まさひろ)
 98年に入社し競輪担当。00年から1年あまり、サッカーなど一般スポーツ担当を経て、再び競輪担当。香川県生まれの愛媛育ち。41歳。
川尻将志(かわじり・まさし)
 岐阜県生まれ。特筆すべきスポーツ歴、趣味はなし。座右の銘は「人生こそがギャンブル」。競輪と競艇担当を兼任。常に何かと勝負し続ける32歳。
山本善憲(やまもと・よしのり)
 00年入社以来、レース部で競艇を担当。「客観的な予想」をモットーにしているが、主観の強さは人並以上。兵庫県出身。もちろん? 阪神ファン。35歳。
八反誠(はったん・まこと)
 岐阜県生まれ。故郷・飛騨高山への愛は人一倍だが、故郷を離れはや13年。方言の「飛騨弁」も忘れ、時の流れを感じる31歳。サッカー、ボクシングなど担当。
津波謙次(つなみ・けんじ)
 大阪日刊で校閲部、整理部、レース部を経て、01年名古屋本社入社。レース・競艇、競輪担当から現在は競艇担当に。大阪市生まれ、32歳。
桝井聡(ますい・さとし)
 京都府出身。06年、編集記者として入社。土地勘のない名古屋で記者修行中。ラグビー歴10年。24歳。
上野竜一(うえの・りゅういち)
 96年入社。一般スポーツ、サッカー、ボクシング担当などを経て、現在は放送、電子メディアなど担当。大阪府出身の34歳。
村野森(むらの・しん
 大阪本社でプロ野球などを担当し、06年11月に名古屋本社出向。北海道生まれだが名古屋に染まろうと奮闘中。地元ネタを扱う東海版デスク。36歳。

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