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2008年04月17日

競輪の魅力をもっと伝えたい

 多くの競輪場はファンのために最寄り駅からの無料バスを運行している。行きのバス内では今日の狙い選手やレース展望が話題になり、帰りの車内ではグチ、ぼやきが飛び交う。そこで勝利の自慢話があまり聞かれないのは昔も今も変わらない。バスだけに限らず、たまには記者席から飛び出して場内を歩くようにもしている。いい競走をした選手へのエール、逆に人気を背負いながら凡走した選手へのヤジなど、ファンの本音を聞くのもまた楽しい。

 記者もバスをたまに利用する。競輪を覚えた20数年前は乗客の中で自分が1番若かった。しかし、時を経た今でも記者が若手の部類に入ることが競輪界の現状を物語る。公営競技の中で競輪は1番面白いギャンブルスポーツと思うのだが、その魅力を世間に伝え切れないのがもどかしい。

 先日、競輪を統括する日本自転車振興会のトップと話をする機会があった。会長氏は「私は現場の声を大切にすることを心掛けています。競輪祭には足を運んだし、小嶋敬二選手ともよく食事をする」と胸を張った。小嶋と言えば日本で1、2を争うスター選手だ。競輪祭も今年のG1の開幕戦となる華々しい大レース。ハレの舞台でトップ選手の話を聞くのはもちろん大切なことだ。

 しかし、その裏で行われ、赤字が深刻化している普通開催(F2)の現状はご存じだろうか。見栄えのいいところだけに目を向けるのではなく、全体を見渡す視野の広さを持っていると信じたい。会長氏がよく口にする「改革」を実現するためにも必要なことなのだから。

(村上正洋)

スポーツ担当日記
村上正洋(むらかみ・まさひろ)
 98年に入社し競輪担当。00年から1年あまり、サッカーなど一般スポーツ担当を経て、再び競輪担当。香川県生まれの愛媛育ち。41歳。
川尻将志(かわじり・まさし)
 岐阜県生まれ。特筆すべきスポーツ歴、趣味はなし。座右の銘は「人生こそがギャンブル」。競輪と競艇担当を兼任。常に何かと勝負し続ける32歳。
山本善憲(やまもと・よしのり)
 00年入社以来、レース部で競艇を担当。「客観的な予想」をモットーにしているが、主観の強さは人並以上。兵庫県出身。もちろん? 阪神ファン。35歳。
八反誠(はったん・まこと)
 岐阜県生まれ。故郷・飛騨高山への愛は人一倍だが、故郷を離れはや13年。方言の「飛騨弁」も忘れ、時の流れを感じる31歳。サッカー、ボクシングなど担当。
津波謙次(つなみ・けんじ)
 大阪日刊で校閲部、整理部、レース部を経て、01年名古屋本社入社。レース・競艇、競輪担当から現在は競艇担当に。大阪市生まれ、32歳。
桝井聡(ますい・さとし)
 京都府出身。06年、編集記者として入社。土地勘のない名古屋で記者修行中。ラグビー歴10年。24歳。
上野竜一(うえの・りゅういち)
 96年入社。一般スポーツ、サッカー、ボクシング担当などを経て、現在は放送、電子メディアなど担当。大阪府出身の34歳。
村野森(むらの・しん
 大阪本社でプロ野球などを担当し、06年11月に名古屋本社出向。北海道生まれだが名古屋に染まろうと奮闘中。地元ネタを扱う東海版デスク。36歳。

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