2009年10月30日
「タイヤの謎」その1
レーシングマシンを初めて見たとき、一番驚いたのがこれ!

©テレビ東京
タイヤです。
表面がツルツル!!溝が全くないですよね。
これで本当に速く走れるの?と疑問に思いました。
でも、実はこれこそが速く走れる秘密なんです!
タイヤは、路面と接地して摩擦抵抗を起こすことでグリップします。
グリップとは、タイヤが路面に食いつく力。これが高いほど、コーナリングやブレーキングの能力が上がります。
つまり、速く走る要素になるということ!
タイヤに溝がついていると、溝の部分が路面につかないので設置面積が減り、それだけ摩擦抵抗が少なくなります。
溝がなければ、それだけタイヤの摩擦抵抗が増えてグリップ力があがるのです。
だからレースでは溝のないタイヤを使っているのですね。
(雨の日は路面が濡れて滑ってしまうので、溝があるタイヤを使います)
それにしても、レース用のタイヤって太い!ですよね。
F1を思い浮かべてみると、マシンの大きさに対して、タイヤがとっても目立ちます。
それは、よりエンジンパワーを路面に伝えるため。
ちなみに・・・
市販車が、195ミリ程度のタイヤ幅で1トン以上の重量を支えているのに対して、
F1では350ミリもの太いタイヤで、500キロの重量を支えているんです。
でも、このF1のタイヤ、持ってみると私が軽々と持ち上げられるくらい軽いんです!
しっかりマシンを支えながら、重量は軽くする。
最新の技術ってすごいなぁと思います。
もうひとつの大きな違いは、目には見えない部分ですが、
市販車は空気、レース用は窒素ガスが入っていること。
空気には水分が含まれているので、時速300キロで走った際などは、熱で空気が膨張したり、冷えた時は収縮したりとタイヤの空気圧が変化してしまいます。
窒素ガスは水分がほとんどなく温度による膨張や収縮がないので、安定した走行性能を維持することができるんだそうです。
見えない部分でも、たくさん技術が投入されているんですね!
今年のレースは、タイヤ勝負!と言われています。
テスト時間が大幅に減り、タイヤ選択が難しいんです。
でも、タイヤの選択次第でレース結果は大きく変わります。
今年参加しているタイヤメーカーは、全部で6社。
ブリヂストン、ヨコハマ、ダンロップ、ミシュラン、クムホ、ハンコック。
どのメーカーも毎回勝つためにしのぎを削っています。
でも、タイヤって見た目はどれも同じですよね。
勝てるタイヤって一体何が違うんでしょう?
ブリヂストン モータースポーツ開発室の田中健一郎さんにお話を伺ってきました~!
そこには驚きの事実があったんです!
⇒その2へ続く!
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