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2009年10月06日

久留米大の躍進に期待

 10月に入り、風が冷たく感じる季節となったが、九州の大学野球は(地味ながら)熱く盛り上がった。福岡6大学リーグ、九州6大学リーグともリーグ日程だけでは優勝が決まらず、優勝決定戦にもつれ込み、九産大と九国大が優勝を決めた。

 特に九州6大学は首位に3チームが並び3チーム総当たりによる順位決定戦が行われるほど白熱した戦いが繰り広げられた。白熱した要因は、今回2位になった久留米大の大躍進だ。昨季までの久留米大は10季連続Bクラスと、リーグ内でも強豪とは言えなかった。特に昨秋は最下位に甘んじ、リーグを取材していても特に印象に残るチームではなかった。

 ところが、今季の久留米大は違った。2強と言われる福岡大、九国大との対戦は五分。試合を見ていると、選手に元気がある。常に全力疾走、全力プレーで好守にメリハリがあった。藤崎主将に好調の訳を聞いてみた。「今季は勝ちに行くという気持ちが強かったんです。去年最下位になって、もうこんな思いはしたくないと思ったんです」。部員数100人を超える大所帯。これまでは漫然と全体練習が行われていた、今季からはA・Bの2チームに分けて練習するようになった。大人数を分けてすることによって練習の密度が濃くなり、これまでノックの本数は倍になった。AとBの入れ替えもあるため、レギュラー選手もうかうかできなくなった。「AとBがお互いにいい効果が出ています」と藤崎主将。藤崎主将を中心に26人の3年生が全体をうまくまとめているという。

 万年Bクラスだったチームは順位決定戦でリーグ1の優勝回数を誇る福岡大を破り2位に躍進。「こんな結果が出て自分たちが1番びっくりしています」と藤崎主将は充実した表情を見せた。気持ちの持ち方1つでチームは変わる。個人も変わる。そんなお手本のようなチームになった。

 今月24日から始まる九州大学選手権には9年ぶりに出場。神宮大会出場をかけた戦いの中でどんなプレーを見せてくれるか、楽しみだ。

(前田泰子)


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スポーツ担当日記
前田泰子(まえだ・やすこ)
 92年(平4)入社。野球、柔道、陸上などアマチュアスポーツ全般を担当。98年から福岡を担当した。03年から販売部など他部署を経て、06年から再び記者に復帰。現在は野球を中心にアマチュアスポーツ全般を取材している。2児の母。
菊川光一(きくかわ・こういち)
 93年(平5)入社。現在、Jリーグ(大分、福岡、鳥栖、熊本)担当。整理部、写真部、報道部、広告事業部を経て、今年3月、記者に復帰。1968年(昭43)4月、福岡市生まれ。

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