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2009年7月15日

ママさん監督、お疲れさまでした

 九州唯一の女性監督として筑豊の和田監督が注目を集めた。残念ながらチームは初戦でコールド負け。昨夏からの和田監督の監督生活は夏の勝利を挙げられないまま終わった。

 6歳の1人娘がいるという和田監督。過去、女性監督は全国に何人かいたが、おそらく「ママさん監督」は初めてだったのではないだろうか。試合後も「ほら、ベンチ早く片付けて!」と、厳しく選手を注意をしていた和田監督だが、取材で娘の話になると涙腺が緩んだ。「きつかったです。娘に寂しい思いをさせるのが申し訳なくて…」。夫婦で別々の高校の野球部で監督を務め土日はそれぞれ練習がある。実家に娘をあずけて練習に向かったという。私も2人の子どもを抱える身。同じような毎日なので、そのつらさは痛いほどよくわかる。
 グラウンドに娘を連れて行き練習することもしばしばだったという。「キャプテンやマネジャーがよく面倒を見てくれて、子どももすごくなついていたんですよ」。たくさんのお兄ちゃんやお姉ちゃんとのふれ合いは、きっと小さい女の子にとっては楽しいことだったんじゃないだろうか。お母さんが野球部の監督になったことで、寂しい思いもしたけれど、それまでの生活では経験できなかったこともたくさんあったと思う。
 「新チームからは部長と交代するんです」と言った和田監督は肩の荷を下ろしてホッとしているようにも見えた。この1年間の経験は、きっと親子の絆(きずな)を深めるに違いない。これからはたっぷり親子の時間を楽しんでほしい。
 などと、えらそうに言うわが家は現在「母親不在」の状態が続く。8月の甲子園が終わるまでは家にお母さんはいない。取材に「初戦敗退」はないから、まだまだ私の夏は終わらない。

(前田泰子)


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スポーツ担当日記
前田泰子(まえだ・やすこ)
 92年(平4)入社。野球、柔道、陸上などアマチュアスポーツ全般を担当。98年から福岡を担当した。03年から販売部など他部署を経て、06年から再び記者に復帰。現在は野球を中心にアマチュアスポーツ全般を取材している。2児の母。
菊川光一(きくかわ・こういち)
 93年(平5)入社。現在、Jリーグ(大分、福岡、鳥栖、熊本)担当。整理部、写真部、報道部、広告事業部を経て、今年3月、記者に復帰。1968年(昭43)4月、福岡市生まれ。

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