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2009年6月01日

「がばい」副島くんが見たい

 全日本大学野球選手権出場をかけた九州6大学野球リーグの九国大対福岡大戦。福岡大スタンドに見覚えのある顔が座っていた。「副島君」と声をかけると、ペコリと頭を下げた。

 福岡大の副島選手、というより佐賀北の副島選手と言った方がピンと来る人は多いだろう。2年前の夏、甲子園に「がばい旋風」を巻き起こした佐賀北。決勝の広陵戦で逆転満塁本塁打を放ったのが副島君だ。1年のころはベンチ入りしたり、代打出場で安打を打ったりしていたが、2年になった今季は出場機会なし。ベンチ入りもできなかった。高校時代に痛めた右肩が良くならず、オフに手術を受けたのだそうだ。痛めた肩をかばうあまりにフォームを崩し、さらに痛みが悪化。「全然投げられないんです」と苦しい現状を話してくれた。現在フォームを矯正しながらリハビリ中だという。

 高校時代の活躍で入学時から上級生を差し置いて注目を浴び、居心地の悪い思いもしたと思う。甲子園の決勝で対戦した野村投手は明大でリーグ戦9連勝をするなど活躍している。同学年の選手の活躍を見る中で、故障で十分なプレーができない焦りもあるだろう。

 「秋は試合に出たいです」。高校時代は無邪気に話す姿が印象的だったが、少し大人びた表情を浮かべるようになっていた。福岡大は春季リーグの優勝を決められず、全日本大学選手権出場を逃した。神宮大会出場を目指して元気にプレーする副島君の姿がグラウンドで見られることを楽しみにしている。

(前田泰子)


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スポーツ担当日記
前田泰子(まえだ・やすこ)
 92年(平4)入社。野球、柔道、陸上などアマチュアスポーツ全般を担当。98年から福岡を担当した。03年から販売部など他部署を経て、06年から再び記者に復帰。現在は野球を中心にアマチュアスポーツ全般を取材している。2児の母。
菊川光一(きくかわ・こういち)
 93年(平5)入社。現在、Jリーグ(大分、福岡、鳥栖、熊本)担当。整理部、写真部、報道部、広告事業部を経て、今年3月、記者に復帰。1968年(昭43)4月、福岡市生まれ。

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