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2008年12月27日

高校駅伝にもトリニータ効果

 今年も京都で高校駅伝を取材したが、今年の結果はちょっとした「サプライズ」だった。これまで、入賞経験のなかった大分東明が九州勢トップの5位入賞。大分勢が5位以上に入ったのは26年ぶりという快挙。さらに外国人留学生起用が主流になっていく中で、「純大分産」の選手ばかりだった。大分東明の井上監督は記者に囲まれて「今年は国体もあったし、トリニータも優勝したし、こういう形で県スポーツを締めくくれたのはうれしいです」と話していた。

 監督の話を聞いて、実は今回の快挙に弾みをつけたのは大分トリニータのナビスコ杯優勝だったのではないかと思った。3区を走った湯地は都大路出場が決まってから「トリニータも勝ったので、駅伝も頑張って下さいって何度か言われました」と話してくれた。サッカーと陸上という競技の違いはあるが、「トリニータに続け」という言葉は選手にとってはいい刺激を与えたようだった。

 もちろん今回の結果は「トリニータ効果」だけではないだろうが、スポーツの頂点であるプロチームの優勝がその地域のほかの競技にも影響を与えたとしたら、それは理想的な姿だと思う。地域活性化とか経済効果とか、プロスポーツはその地方の多方面に影響を与えている。だけど、経済面だけでなく、何より人々の心を動かし地域のスポーツ全体を引っ張る原動力になれば、それが一番の効果ではないだろうか。

 野球選手もJリーガーも、普通の会社員では手にすることのできないすごい年俸をもらう選手がいる。職を失う人がどんどん出てくるこの厳しい経済状況の中、それだけのお金をもらう責任を、プロ選手にはちゃんと考えてほしいと思う

(前田泰子)


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スポーツ担当日記
前田泰子(まえだ・やすこ)
 92年(平4)入社。野球、柔道、陸上などアマチュアスポーツ全般を担当。98年から福岡を担当した。03年から販売部など他部署を経て、06年から再び記者に復帰。現在は野球を中心にアマチュアスポーツ全般を取材している。2児の母。
菊川光一(きくかわ・こういち)
 93年(平5)入社。現在、Jリーグ(大分、福岡、鳥栖、熊本)担当。整理部、写真部、報道部、広告事業部を経て、今年3月、記者に復帰。1968年(昭43)4月、福岡市生まれ。

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