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2008年12月10日

今年も大切な瞬間を見届けた

 早いものでもう師走。ちょっと早いけど、今年1年を振り返ってみると、とても忙しい1年だった。2008年の取材で印象に残っているものを挙げてみる。

<1>沖縄尚学のセンバツ優勝。
<2>高校ラグビーで東福岡が初優勝。
<3>スエマエが北京五輪で日本勢初のベスト4に。

 <1>は、9年前に同校エースとして優勝した比嘉公也監督が監督としてもダブルV。これって、かなりすごいのではないだろうか。優勝を決めた後は、関西空港から沖縄へ飛んだ。関空へ向かう電車の中で満開の桜を見た。これから桜をみるたびに、沖縄尚学の優勝を思い出すだろう。

 ラグビーは東福岡が1975年(昭50)に優勝した大分舞鶴以来の優勝旗を九州に持ち帰った。主力選手の事故死を乗り越えて、頂点に立ったフィフティーン。伏見工との最後の10分間のゴールライン際の攻防は忘れられない。

 そして<3>は本当にびっくりだった。昨年の今ごろ、五輪を目指すスエマエの取材をした。移動時間の合間のわずか数十分間の取材だった。去年からバドミントンといえばオグシオ。「オグシオさんと戦うときは、自分たちは完全アウェーなんですよ」と話していた。夏の甲子園取材の最中、格上の中国人ペアを破ったと聞いたとき、その言葉を思い出した。マスコミも観衆もオグシオ一辺倒。国内にもかかわらずアウェーの環境でもまれてきたことが、北京で格上の中国人ペアを破る要因になったのではないかと考えた。

 先月、福岡市内で行われたバドミントン教室で2人に再会した。わずか1回しかふれあっていないというのに「覚えていますよ~」と以前と変わらないニコニコ笑顔がうれしかった。
 そのほか、ドラフトで九州の選手が多数指名されたことや、大分トリニータのナビスコ杯優勝なども印象深い。私たちはなんと大切な瞬間を見届けてきたことか。

 今年も東福岡は花園に出場し、V2を目指す。来春のセンバツにはプロ注目の今村投手を擁する清峰が出場するだろう。来年生まれるニューヒーロー、ニューヒロインは誰なのか。来年も大切な瞬間の目撃者として、しっかり取材していきたい。

(前田泰子)


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スポーツ担当日記
前田泰子(まえだ・やすこ)
 92年(平4)入社。野球、柔道、陸上などアマチュアスポーツ全般を担当。98年から福岡を担当した。03年から販売部など他部署を経て、06年から再び記者に復帰。現在は野球を中心にアマチュアスポーツ全般を取材している。2児の母。
菊川光一(きくかわ・こういち)
 93年(平5)入社。現在、Jリーグ(大分、福岡、鳥栖、熊本)担当。整理部、写真部、報道部、広告事業部を経て、今年3月、記者に復帰。1968年(昭43)4月、福岡市生まれ。

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