2009年9月25日
エスゴッド「バイパー」ウェッジ
どーもです。
バンスを調整できる世界初のウェッジ、エスゴッド「バイパーウェッジ」(以下バイパー)を試打してきました。エスゴッドと言えば、以前ライ角、ロフト角、フェース角を調整できるアジャスタブルドライバー「FSHV1」を紹介しましたが、今日はバンス角を調整できるパイパーウェッジを紹介します。
まずは、「バンス角はなんぞや?」ですよね。バンス角とは地面に平行なライン(写真青線)とリーディングエッジ(いわゆる歯の部分で写真赤線)が作る角度です。一般的にバンス角が大きいとエクスプロージョンショットしやすくなるためバンカーからの脱出には有利といわれています。その反面、ヘッドが地面に跳ね返されるので、フェアウエーからのアプローチでトップのミスがでやすくなります。逆にバンス角が少ないとリーディングエッジが地面にひっかかりやすくなり、ざっくりのミスがでやすくなります。バンス角と密接な関係にあるのがソール幅ですが、一般的にはある程度バンス角を大きくすることでフェアウエーやバンカーでの使用範囲を広め、ソール幅を狭くすることで操作性を確保しているといえるでしょう。ボクらにとっては、バンス角が小さくてソール幅が狭いウェッジは最もシビアなウェッジになりますね。
このバンス角を状況によって調整できるってのが、このバイパーです。あっ、もちろん、ラウンド中の調整はダメですけどね・・・
見た目から行きましょう。バックフェースはかなりスッキリしていますね。
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フェースは丸形ですね。形状的には、いかにもスピンがっかりそう。
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ソール幅は広めですが、いわゆるダブルソール。トレーリングエッジが2段階になっているので、開いても使いやすそうです。ソール後部に配されたネジによってバンス角を調整できるってわけですね。
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これ、写真の角度が悪かったッスね。真横から撮れていないのですが、ネックがグースネックになっています。
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構えてみるとこんな感じ。こうして写真で見ると小顔系に見えますが、実際は気になりませんでした。ネック側からトゥトップまでの距離が長く見えますね。
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今回試打したのは、スチールシャフト「DGS300」装着の58度モデルです。スペックは、ロフト角58度、ライ角64度、長さ35.5インチ、総重量470g、バランスはD3。バンス角は7~16度の範囲で、調整可能となっています。ちなみに、専用レンチでクリクリっとすれば簡単に調整可能なのですが、問題は何度に設定されているかが見た目で分からないことです。実はこれって重要だと思うのですが・・・
バンス角の差を体感するには、さまざま状況から打つ必要がありますよね。ということで、今回芝の上からと、バンカーでテストしてみました。
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芝から打ってみるとですね、メッチャシビア! リーディングエッジをきっちり入れられなかったら、つっかかってしまいます。ソール幅が広めなので振り幅がある程度確保できるショットなら多少カバーしてくれるのですが、グリーン周りなんかのアプローチだと、もう完全にミスがミスで帰ってくる感じです。
ソールがダブルソールになっているので、開きやすいのはGOOD! 芝の上からで開いて使うには、地面に跳ね返されない分バンスは少なめの方がいいでしょうね。
次いでバンカーで打ってみました。バンカーで打つと、バンスのありがたさを実感出来ます。エクスプロージョンショットって、耳にしたことがあると思います。これって、要はソールをダフらせて砂を爆発させることでバンカーから脱出させる打ち方ですが、これはバンス角大きめの方が簡単なんです。リーディングエッジが砂に潜りませんからね。ボクレベルでは、7度なんてバンスじゃバンカーではお手上げ(涙)。粒子の細かい砂で薄めに砂をとって打つような技術を使える人にはいいでしょうね。
芝から打ってみると、良い意味でアバウトに打てるんですよね。これだけバンスがあると、普通に構えればボールの赤道にリーディングエッジが入ってくれそうな感じで、そのままソールを滑らせてやればダウンブローに入ってボールがフェースを転がってくれそうな感じ。ボク的には、やはり『バンスはお友達』ですかね。
バンカーこそ、バンスが必要ですね。ボクレベルでは、まず脱出が最優先ですから、そう考えると、やはりバンスが少ないとリスクが大きいです。ただ、砂が妙に薄かったり、ベアグランドのようなところだと、逆にバンスが邪魔になるので・・・。ん~、そういうコースだったら、アジャスタブルウェッジも力を発揮してくれそうですけどね。
ただ、ひとつ気になったのが、バンス角多めで打ったときに、妙に金属的で耳に付く打音がすることがあったんです。ボクが芯を外しているのかもしれませんが、それにしてもちょっと気になる音でしたね。
レンジでも試打してみましたが、打感はちょっとウェッジにしては弾き感が強い気がしました。個人的には、もうちょっとマイルドな方が好きですね。
今回このバイパーを打ってみて、計らずともバンスのありがたさを改めて実感できました。また、トレーリングエッジの形状も重要なんですね。このバイパーはトレーリングエッジの丸味が強いので、バンス角多めにして開いてもちゃんと抜けるように計算されているのが実感できました。さすが、7~16度に調整できるだけあって、その状況を想定したソール形状になってるんですね。
ただ、前述通り、バンス角が何度になっているのかが見た目で分からないのがちょっと実用的じゃないかな・・・と。
今回ボクが試打した限りでは、このウェッジの使用対象者は上級者にならざるを得ないでしょう。基本的に多彩なアプローチの引き出しを持っている人が、状況に応じてセッティングできるウェッジですからね。正直ボクレベルでは、バンス角的には11~12度固定で充分のように感じてしまいました。
<エスゴッド「バイパー」ウェッジ>
■KAZ’s インプレッション(各10点満点)
▽スピン性能:9▽操作性:10▽抜けの良さ:10▽打感の柔らかさ:8▽ミスの許容度:バンス次第
■ヘッド:マイルドステンレス
■価格:スチールシャフト装着モデル1本2万2575円
(試打 - その他)
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- KAZ
69年1月19日生まれ40歳。身長173cm、体重81kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『8.7』。ヘッドスピード平均46m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはSW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー- クラブセッティング
- 1W=レガシー、ディアマナ アリスレイ63S(キャロウェイ)
3・5W=オノフツアー3+(13度)、5+(18度)、スムースキックMP-1のS(オノフ)
3U=UT-306(21度)、MD-370uのS(フォーティーン)
4I〜PW=Xプロト、ダイナミックゴールドS300(キャロウェイゴルフ)
52・58度=XツアーウェッジRCM、ダイナミックゴールドS300(キャロウェイゴルフ)
パター=ホワイトホットXG#5CS(オデッセイ) 
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