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ゴルフ体験主義のイメージ画像

KAZ 69年1月19日生まれ46歳。身長173cm、体重83kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『12.8』。ヘッドスピード平均45m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはAW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー。ツイッター@kazkawata

小暮博則「ゴルフのヒント」

15年01月10日 [00時00分]

どーもです。

今年1発目のマンスリー企画、小暮博則プロの「ゴルフのヒント」です!! 今回は、視力とゴルフの関係について、小暮プロが体当たり取材のまさに、体験主義! 感謝、感謝です。もちろん、今月もゴルフに関する質問、コラムに関する疑問質問などもジャンジャン受け付けます。というわけで、早速いってみましょう!

今回は、スポーツビジョン研究所真下ドクターにお話しをお聞きしました。眼の中にある役割を知ることにより、ゴルフが上手くなることがあるとしたら、抑えておきたいと思います。通常、パッテイングにおいては、フェース面とボールを合わせる能力とストローク中にバランスをとる能力が必要となります。中心視野で見過ぎるとバランスが取れなくなるという話があるので、早速対談を進めていきましょう。

小暮「眼がいいとはどういうことでしょうか?」
真下「人の目には中心視野、周辺視野があって、カメラと違って見ようとしたものしか見えません。広い視野(上下で130度、左右両目で180度)のなかで、見ようとした中心しかみえない。見えない、読めない、色も分からないのです」
小暮「その理由は?」
真下「感覚細胞は2つ、網膜には錐体細胞と杆体細胞があります。明るい条件下で、錐体細胞は色や形態を識別する能力、杆体細胞は物が動くことを認識する動きやバランスをとる能力となります」
小暮「動きは杆体細胞、周辺視野でとらえる?」
真下「例えば、中心視野しか使えない5度くらいの穴の開いたメガネでボール投げた場合、上手く投げられないでしょう。これは周辺視野が使えず、バランスが取れないからです」
小暮「では、ボールやフェースをジーと見た場合、中心視野を使い過ぎ、バランスが取れず、加速することが出来ないといえますか?」
真下「ゴルフの場合はどこをみますか?」
小暮「ドライバーは浅く見て、パッテイングでは深く見ます。動きを必要としたロングショットでは、漠然と見るようにしています。そのほうが、スイングバランスが保てる(周辺視野)感じがします。パッテイングでは、ボールとフェース面を正確に合わせ、ターゲットラインに合わせるために、視点を絞る(中心視野)感じがあります。けれども、注意しなければならない点があり、パッテイングにおいてパターヘッドやボールへ集中しすぎるほど、ストロークの感覚(周辺視野とバランス)が取れず、極端にショートしたりする方も多いといえます」
真下「点で見ることは動きが見えなくなります。どちらかに意識を集中すると、どちらかが見えなくなるといえます」


小暮「話は変わり、優勝がかかった大事なパッテイング。眼の怯え、眼の緊張ありますか」
真下「ありません。頭の問題ですね。見よう、見ようと思うと、中心視野にとらわれる。どこを見ようと思うか、見方の問題です」
小暮「見よう、見ようとすると見えなくなるのですか?」
真下「解剖学的にジーと視線を向けると、目標が見えなくなる」
小暮「すごい」
真下「それを防ぐために、固視微動があります。ただ、意識して行うものではなく自然に行うものです」

小暮「距離感とは?」
真下「私たちは8つの検査を行っています。これをもって表しています」
201401HINT1.jpg

小暮「この図はどのような意味があるのですか?」
真下「ほとんど球技が中心なのですが、要するに『レギュラースタメン』『交代要員』『公式戦でベンチウォーマーになる選手』の3種類をくらべると、総合的な見る力は『レギュラースタメン』がトップなのです。統計学的に見みても、『レギュラースタメン』と『交代要員』の間に差があり、それから『レギュラースタメン』と『ベンチウォーマー』の間にもはっきり差があります。つまり、『レギュラースタメン』は目が良いといえます。赤い線の『レギュラースタメン』が全項目上にありますが、これは『レギュラースタメン』は視力、視覚能力が高く、どれも偏りがなくて全項目において上にあるということです。サンプルにはいろいろな種目の選手が入っていますが、逆をいえばどの種目でも眼が良い方が得だといえます。BとCにあまり統計学的な差がないということは、『交代要員』と『ベンチウォーマー』の間にはあまり差が無いということです。

小暮さんの測定結果ですが、測定値は実測値を表します。
201401HINT2.jpg
※画像クリックで原寸データの参照も可能です

判定は5段階評価で、5が最も良い結果です。3レベルとは、日本人スポーツ選手3000人データーの平均値となります。8項目5段階40点満点で、22見る力のレベルです。瞬間視力が良く、動体視力が1ですね。球技で名を残すレベルは、野球、テニスで32~33点が必要といえます。今までの最高は卓球で39点。40点満点はいません。各項目は以下の通りです。
【静止視力】視力が低いですね。視力矯正をおこないましょう。
【KVA動体視力】真っ直ぐ近くにくるものへの動体視力で、静止視力に関係します。
【DVA動体視力】動くものを見る能力が高くないといえます。野球、テニスには、絶対に必要な視力です。
【コントラスト感度】芝目を読む能力といえます。
【眼球運動】早く正確に目玉を動かす能力で、キチンと視線が動くかどうかにつながります。
【深視力】三本の棒がみえ、真ん中の棒が前後に動くテストで、左右の視力差があったり、全体に視力が低かったりすると距離感が合いにくい。
【瞬間視力】6ケタの数字が出て、一瞬で消え、この数字をいい当てるテスト。瞬間的にみえたものをパッと頭に叩き込む能力は高い! 目ざといといえます(笑)
【眼と手の協応動作】野球などは非常に重要だがゴルフにはそれほど必要ない

小暮「ゴルファーが上達するためのポイントがあるとしたら?」
真下「まずは、視力を上げることです。タイガー・ウッズも行っているといわれています。欧米ではスコアを乱す選手は、視力検査を行うといわれています。通常メガネ屋さんへ行くと、日常生活は視力が低くてもいいといわれます。しかし、視力矯正を行い、遠くがしっかり見えるメガネを用意することです。ただし、左右で違う視野(ものビジョン)のメガネ(視力の左右差があるメガネ)は、正確な距離を出さなければならないゴルフにおいては注意しなければなりません」

小暮「他には?」
真下「視力は、体力に支えられているといえます。つまり、体力を維持することです。疲れると視力が落ちます。疲れると水平が保てないので、距離感も出にくくなります。視力が良ければ、距離感が出る、コントラスト(芝目)が読めるようになります。これに付随して、距離感と感覚を合わせるトレーニングを行うと良いでしょう」
小暮「10mを正確にみられることと、手の感覚が合う必要もありますね。他にもありますか?
真下「メンタルですね。普段の練習から一球入魂で、平常心を磨く必要があります。普段から真剣に取り組む姿勢があってこそ、初めて試合で平常心が保てるといえます」
小暮「例えば、野球で140kmをしっかりと見て打つことは、毎回眼の見る力を鍛えているといえますか?」
真下「平常心を磨くには、普段からきちんと行う必要があります」
小暮「試合毎に行うプロの練習ラウンドがあります。それぞれグリーンの傾斜や芝目、セカンドショットの距離感、ショートホールの使用クラブ、ドライバーの落とし場所等を調べながらラウンドを行います。試合中と違ってリラックスした中での練習ラウンドですが、調子の良い選手は、適当に行っているようにみえて、ショットは狙った所へ飛び、アプローチは寄り、パッテイングも決まります。適当のようにみえて、選手の距離感や感覚に対するこだわりは、調子の良い選手ほど敏感といえます。眼と手の感覚は、トップ選手ほど繊細なんでしょうね。パッテイングでは、ラインを薄く強く打つ場合や厚く弱く打つ場合もあり、ブレイクポイント(ボールが曲がり始めるポイント)の設定においても、見る力が必要とされるのでしょうね」

<今回の取材から>
見る力からくる距離感や感覚とスイングやクラブとのマッチングが高いことが、ゴルファーにとって有効であると思いました。皆さんはいかがでしたか? 私は、さっそく眼鏡屋さんへ行こうと思います!!

(ゴルフのヒント)

コメント(2)

小暮プロ、KAZさんこんばんは。
仕事の時だけメガネを使用していますが、早速メガネ屋さんに行って調整してきます!!

マルコさん
コメント下さりありがとうございます。
視力は大切だと真下医師は仰っておりました。ゴルフを行うには、良い視力、メガネ屋さんへいきましょう!!

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