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KAZ 69年1月19日生まれ46歳。身長173cm、体重83kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『12.8』。ヘッドスピード平均45m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはAW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー。ツイッター@kazkawata

小暮博則 ゴルフのヒント

14年11月08日 [00時00分]

どーもです。

今日お届けするのは、マンスリー企画「小暮博則 ゴルフのヒント」。今月は先月に続く、小暮プロとグラファイトデザイン石井氏によるシャフト対談です。ボクらアマチュアゴルファーにとって、難しいと思われるシャフト選びのヒントが満載! もしわからないことがあれば、じゃんじゃん質問も書き込みしてくださいね。もちろん、シャフトに関してだけではなく、ゴルフに関する質問や悩みでもOK! 気軽に何でも質問してくださいね~!

201409DG ISHII-11.jpg皆さん、こんにちは。今月は、先月に引き続き世界ツアーで高い実績と評価があるグラファイトデザイン営業本部第二営業部石井康広氏(写真)にきいたシャフトの話をお届けします!


小暮 スピン量を変えるシャフト選びは?(質問⑥)
石井 スピン量を増やすには、先調子のWシリーズ、クワトロ、SLシリーズですね。中調子は振りやすい(動きもせず、硬すぎもせず)し、癖がない。その中でも、先、中、元に分かれます。
小暮 すごい! ぜひそこを聞かせてください!
石井 中調子-先が動く「DJ」、-中が動く「DI」「PT」「JT」「MT」(Wキックポイント手元&先がしなる)、-元が動く「BB」ですね。
小暮 では、スピン量を減らすには?
石井 減らすには元調子の「I65」。(ボディーターンで)手を使わない方に合いますね。シャフトのしなりポイントが違うといえます。
小暮 シャフトのしなりの話ですね。さらにハイレベルな話になってきました!
石井 先調子は「インパクト付近でしなりを感じやすい」、中調子は「スイング中に下ろしてくる途中で感じやすい」、元調子は「切り替えしで感じやすい」でしょう。
小暮 スライスは先調子、フックは元調子で合わせる方法と、シャフトのしなりに合わせ   て合わせる方法がある?
石井 そうです。さらに付け加えると、同じシャフトでも人によって感じ方が違う、しなりをどこで感じるかによって違うといえます。例として、「中調子を振って硬いという人は先調子が合う」「中調子を振って軟らかいという人は元調子が合う」といえます。
小暮 これは、非常に興味深いですね。例えば、友人のクラブを打ち、そのクラブにタイミングを合わせて行くと、自分のクラブが打てなくなる場合があります。プロはラウンド後に試すことはあっても、スタート前に自分のクラブ以外興味を示さないですもんね。


201409TOUR AD MJ7X1.jpg小暮 最新シャフトはどのようなコンセプトで作られているのか?(質問⑦)
石井 「MJ」ですね。この名前の由来は「メジャーを取る」です。中調子で先が動くタイプなので、捕まりやすいです。
小暮 「MT」と比べてどうですか?
石井 ボールがつかまりやすいですね。毎年1~2種類のシャフトを発売しておりますが、前作に極力近づかないように造るコンセプトがあります。
小暮 ボールがつかまりすぎる方とつかまらない方の両方のニーズに応えられますね。
石井 はい。
小暮 余談ですが、最近のクラブヘッドはロースピン系のため、球が上がりやすいシャフトが求められる、打ち出しを高く出来るシャフトが求められているといえませんか?
石井 そうですね。「MJ」方は打ち出し角を高くイメージしやすいでしょう。
小暮 より具体的にお願いします。
石井 以下になりますね!

<「MJ」参考ヘッドスピード>
50g台 R2:37~40m/s、R1:40~43m/s、S:43m/s~
60g台 SR:40~43m/s、S:43~47m/s、X:47m/s~
70g台 S:43~47m/s、X:47m/s~
80g台 S:43~47m/s、X:47m/s~

<「MJ」参考重量>
5S=55g、6S=62g、7S=71g、8S=83g

小暮 さらに、お聞きしたい点があります。シャフト選びの際に、重くて柔らかいシャフトを好む場合と軽くて軽いクラブが合う方がいると思います。石井さんはどのようにお考えですか?
石井 例えば、6Xのように軽くて硬いシャフトは、スイングリズムが速い人に合い、飛びます。一方、7Sのように重くて柔らかいシャフトは、ゆったり振る人に合い、飛びます。
小暮 では、シニアは?
石井 シニアは軽くて柔らかい方が良いです。ジュニアは重い物を振ってもらい、硬いのはダメです。女性は軽くて柔らかいが良いでしょうね。成人男性は難しいです。固まってくるにつれて、どのようなタイプかを見極めて行かなければなりません。

小暮 アマチュアゴルファーが使い慣れたシャフトよりも、最新シャフトが優れていると思いますか?(質問⑧)
石井 それは、間違っていると思います。「最新シャフト=良いシャフト」というわけではありません。
小暮 これまた、興味深い!
石井 プロのトーナメントを見ていただければわかるように、クラブヘッドは最新へ変わっても、シャフトは「昔からこのシャフトでなければダメ」「うちにくい」と思うプロがいます。つまり、新しいからといって、自分に合っているというわけではありません。
小暮 なるほど、最新クラブシャフトを作るために凄い研究開発をしているけれど、そのシャフトが利用者に合うかどうかは分からない。
石井 はい、分かりません
小暮 ただ、今使用しているクラブが最良のクラブともいえない!?
石井 そうですね。だからこそ、たくさんクラブとシャフトを打ってほしいと思います。
小暮 ご親切なアドバイスをありがとうございます。
石井 新しいモデルが出れば、とりあえず打ってみてほしいですね。
小暮 ちなみに、研究開発されたシャフトは1年間に何種類出るのですか?
石井 1年に1~2種類です。
小暮 クラブヘッドの改良に合わせて、シャフトも変化していきますか?
石井 はい、さすがですね。これはあります。最近のトレンドは、ロースピンの高弾道。シャフトもそれを実現させるために開発されています。シャフト先端の硬さを上げたり、下げたりすることをいろんなパートで行っています。

小暮 シャフトはいつ、どのタイミングで変えた方が良いか?(質問⑨)
石井 やはり、今まで上手く打てたのが打てなくなった時ですね。それは、スイングが変わってきているといえます。平たくいえば、調子が悪くなった時といえるでしょうね。
小暮 調子が変わるとは、球筋の変化でも読み取れますか?
石井 今までスライス系の球筋がフック系になったとかです。
小暮 クラブが振れるようになり、クラブが合わなくなる場合もありますか? 普段レッスンをしている時、今までまっすぐ飛んでいたのに、急に球が右へ飛ぶようになった時にシャフト交換の必要性を説いています。これはどうでしょう?
石井 シャフトを少し重く、硬くします。振り切れるようになったといえます。
小暮 良い方向の変化ですね?
石井 はい、そのとおりです!
小暮 スライサーが先調子で振っていて、左へ球が行くようになった時は?
石井 調子が変化した時なので、シャフトを中調子にして少し重くしていくのがいいでしょうね。ただ、注意すべきは、性急に判断しないこと。その日の調子もあるので、1~2回の使用で判断しないようにしてください。

201409 GD2.jpg小暮 ドライバーからアイアンまでの、適正ウエート法とは?(質問⑩)
石井 ポイントは以下のようになります。
1W=60
3W=60(重量が軽いものは球が上がりやすいが、1Wより軽くしない。球を抑えたい場合は70)
5W=70
UT=50~100g(10g間隔)

UTシリーズ:中間オーソドックス、やさしい55、65、85、95
GTシリーズ:中の上、ハードアンドしなり55~105
DI HYBRID:ハード、硬め、75、85、95、105(RSXは75,85のみ、95、105はSX)

小暮 ビックリ! なんでこんなにたくさん種類があるのですか? そのニーズがあるということですか?
石井 UTは助けてくれるクラブですから。
小暮 FWに比べて、短い、振りやすく、球が上がりやすい!
石井 そうです。3IよりもUTのほうがよく出ていますね
小暮 では、UTを選ぶ重さの基準は?
石井 UTは5Wよりも重め、5Iよりも軽めが基本となります。

5W=70
3UT=75(アイアンのシャフトよりも10g軽く)
4UT=75(同上)
5I=85

小暮 スライサーがフィッテイングで先調子を勧められた。その後左へミスが出る場合は?
石井 元調子を試しますね。
小暮 順番に調整するのではなく、対極を試すのですか?
石井 はい。これにより、球筋を見て中調子へと調整していきます。

<女性シャフト>
SL4:しなる(ゆったりふるタイプ)
SL5:しなる(ゆったりふるタイプ)
SLⅡ4:手元しっかり、先しなる(リストが強いタイプ)
SLⅡ5:手元しっかり、先しなる(リストが強いタイプ)
R2:37~40m/s
R1:40~43m/s(女子プロ)
6SR:40~43m/s(飛ばし屋女子プロ)

小暮 ジュニアの場合、シャフトカットはOKですか? この場合、硬くなる心配、鉛を加える必要はありますか?
石井 多少のカットなら、全く心配いりません。
小暮 注意点はありますか。
石井 身長に合わせてクラブを使用することが大切です。
小暮 今回の取材、大変お世話になりました。シャフトのプロならではの話を聞けて、勉強になりました。

読者の皆さん、いかがでしたでしょうか?

ゴルフを楽しむためには、良いクラブ、良いシャフトと出会うことが大切です。それには、試打会へ行き、多くのクラブを打つことが近道といえます。その際、今回の内容にある、先調子、中調子、元調子と重さの関係を理解していただけると、1番合うクラブに出会えると思います。クラブ、シャフト、レッスン、最良を探していきましょう!!


<告知>
小暮プロのアプリ登場!! ぜひ、お試しください!

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また、11月21に発売「月刊ワッグル」でレッスン記事、12月1日発売「チョイス」で対談記事も掲載予定です。こちらも併せて見てくださいね!! もちろん、記事の感想や質問があれば、ここの書き込みしてもらってもOKです!!


(ゴルフのヒント)

コメント(3)

KAZさん、こんばんは。
タイトリスト913使っているのですが、最近シャフトをとっかえひっかえ、無駄遣いもそろそろ限界です(笑)。
この対談興味深く読ませてもらいました!
色々と試した中で、重さは60g位、中間部が柔かく先端部が硬い中調子、振動数250~252が自分には合っているのかという結論に達しつつあります?
色々と調べてみると、このスペックに合うのはグラファイトデザインPT6SRかなと思っています。
PTが結構昔のモデルなのが気になっていたのですが、石井氏のコメントでは最新のシャフト=良いシャフトではないとのこと。
それにしてもシャフト選びは奥が深いです。

楽しく拝見させて頂いてます‼︎質問なんですが、現在ビックバーサアルファーツアーADMT6Sを使用してますが、調子が良い時は以前より距離も出てますが、悪いと引っ掛けが連発します、新しいビックバーサアルファ815ダイヤモンドにMJをためしましたが、バックスピンが多くて、距離をロスしてます、815購入予定なんですが、シャフトをMTにするか他に何かあれば教えて欲しいです、DIも気にはなってます、ベッドスピード45.6でローテーションを使うタイプです。よろしくお願いします

南国ローリーマキロイさん
コメント頂きありがとうございます。
MJはMTに比べて、スピン量が増える傾向にあります。
よって、左へのミスを防ぐには、重くするか、もしくは先がしっかりしたシャフトを選ぶことが大切かと思われます。
シャフトではDIを試された方が良いとでしょう。
もちろん、ヘッドとのマッチングがあるので、試打会へいかれることをお勧めいたします。

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