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KAZ 69年1月19日生まれ46歳。身長173cm、体重83kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『12.8』。ヘッドスピード平均45m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはAW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー。ツイッター@kazkawata

小暮博則「ゴルフのヒント」

14年09月13日 [00時00分]

どーもです。

今日はマンスリー企画小暮博則「ゴルフのヒント」です。今月はちょっと趣向を変えて、プロコーチの立場から、ゴルフ上達のヒントになるコラムを執筆願いました。ボク自身、思い当たることがたくさんありましたが、皆さんはどうでしょうか? ぜひ、このコラムを読んで感じた率直な感想をガンガンコメント書き込みしてくださいね!!

皆さんこんにちわ! 小暮博則です。

多くの方が上達を望んで、雑誌や本を購入して、レッスンを受けられています。その中で、上達していく人に注目すると、2つの文字が浮かんできます。それは難しいことがらではなく、社会で活躍されている方が最も大切にしている「信頼」という言葉です。

「才能」や「運」は人智を超えるものだとしたら、「信頼」は自らによるところが大きく、誰でも取り組む事が簡単にできます。似たような言葉に「信用」があります。「信用」は過去の実績や物を対象に、「信頼」は未来や人に向いています。

ゴルフにおいて「信頼」とは、"プレーヤーの心の在り方"を意味します。それが、自分自身に向かう場合と、他人へ向かう場合があります。例えば、いくら厳しい練習を重ねても試合の緊張した場面で自分自身の実力を信じられない状況(前者)、コーチとの関係を信頼できず先に進む事ができない状況(後者)です。

こんな話を良く耳にします。

「月例会へ参加。優勝を狙える最高のゲームで前半終了するも、ミスショットを打つのではないかと自身を信頼できず自滅してしまう」。これは、結果がでるまで(優勝するまで)自分を信頼できない形といえ、膨大な時間を費やしてしまいます。

「コーチと二人三脚でスイング改善に半年を費やし、良い結果や手ごたえを感じはじめるも、1回のふがいないラウンドで崩れ、全てを信頼できなくなる」。これは、ミスに眼が向く完璧主義の方に多く、繊細すぎて目的到達前に神経衰弱となります。

2つの話から、「信頼」が無いとパフォーマンスを上げることは難しいといえるでしょう。

皆さんの中には、「信頼」よりも、熱意や才能、トレーニングの重要性を挙げる方も多いでしょう。そのような方には、次の内容をご紹介いたします。上記の3つ(熱意・才能・トレーニング)に信頼をかけることを前提条件とした仮説を表してみました。

100(熱意)+100(才能)+100(トレーニング)=300とします(式①)

仮に熱意、才能、トレーニングに向かう信頼度数が2割だと仮定した場合、式①はそれぞれ、

(100「熱意」+100「才能」+100「トレーニング」)×0.2=60(式②)

では、それぞれの数値が30、信頼が10割だと仮定すると

(30「熱意」+30「才能」+30「トレーニング」)×1「信頼」=90(式③)

式②<式③の答え(結果)を導くことができます。「信頼」こそ重要であるといえます。

これらは自己に向かう「信頼」を表しており、同様にコーチとの信頼関係も存在するでしょう。

信頼度は高いほうが、低いよりも良いといえます。当然のことながら、誰を信頼するかによっても、変わってくるので注意が必要です。そして「自分を信じる」「互いに信じ合う」ことのほうが、疑念を持って行動するよりも明らかに先に進みます。「自分を信頼する」「他人に信頼される」「お互いに信頼関係にある」ことこそ、ゴルフ上達にもっとも重要だと私は思います。

皆さん、今回の内容はいかがでしたでしょうか? 信頼を基に上達を目指していきましょう!!
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最後に、信頼と同じく大切な言葉・上達10ワードを紹介させていただきます。

*素直(人の話を聞く)
多くの話を聞き、正しい意見を取り入れる事ができたら、誤った方向に進む事はない。ゆえに、ゴルフ上達も早いです。素直に習い、素直に取り組むことは、コーチの最高の部分を引き出し、短期間で進む事ができます。素直さは上達と楽しさに直結します。 

*正直(自分の結果に)
ミスは自分のミスであり、たとえ他人に非があっても、結果はそれを事前に予知できなかった自分に起因します。ゆえに、準備を怠らず、ミスを防げます。キャディーさんに聞いた距離が間違っていたからといって立腹する方に、上手な選手はいません。上級者は情報を聞くことはあっても、最終判断は自分自身で行うと決めています。これらは、立腹した瞬間に冷静さと集中力を失いかねないことを理解しているからです。

*誠実(他人に、周囲に)
多くの支援や素晴らしい出会いがあります。生きることは長い戦いだとしたら、長く誠実でいられることこそ、最高の美徳といえます。通いなれたコースへ行き、良い仲間に囲まれ、楽しいゴルフライフを過ごすことは、誰もが理想とする喜びです。誠実な方の周囲には、誠実な方が集まり、この輪は拡大する事はあっても衰退する事はありません。

*観察(違いが分かる)
観察は傾斜や風の変化だけでなく、体調やスイングなどの内部へも向けられます。外的状況の変化と内的状況の変化を感じる観察眼は、最善の選択と行動をとることができます。風が強く吹くラウンドではクラブ選択に悩みます。林間コースでは、フラッグが揺れていない場面でも木々の上は風が待っていることがあります。観察眼をもち、雲を見て判断しましょう。

*愚直(同じ事を続けられる)
同じ練習を継続して行うことは、現状を良い方向へと導く才能です。愚直な方ほどまじめに取り組むことができる。長期的に見ると、器用で飽きっぽい方よりも結果を出しています。例えば、距離感が安定しない方は、同じ打ち方が出来ていないといえます。同じ打ち方をマスターするには、愚直に練習することが最も早い手順といえます。

*丁寧(精神的にムラがない)
前半と後半のスコアの差が激しい方ほど、丁寧さが足りないといえます。良いゲームは頑張り、悪いゲームは諦めてしまうとしたら、安定した実力を発揮すること出来ません。普段から丁寧さを心がけることにより、調子が悪いゲームでも結果を出すことが可能となります。

*理想(近い将来のイメージが描ける)
成りたい自分を強く描ける人は、生涯を通じて走り続けられます。困難は誰にでも訪れ、その質と量は当事者の予想を遥に超えるものです。理想があれば、困難を乗りえる力が湧いてきます。総じて、困難の先に理想があるといいます。理想に近い球筋を求めてのスイング改造は、誰にでも訪れます。短期的にスライスをフェードにして修正する場合もありますが、中長期では理想の球筋を求めていきましょう。

*努力(困難から逃げない)
誰もが頑張っています。1打差で優勝した選手も1打差で優勝を逃した選手も頑張っています。優勝した選手はさらに世界を目指して練習を重ね、2位の選手も次回優勝を目指して練習します。それぞれの立場で課題(困難)に立ち向かう力(努力)が求められます。同時に単純な基礎練習を積み重ねた選手ほど、プレッシャーのかかった場面で実力を発揮しています。積み重ねた動作に感覚が宿ることを知っているからです。

*闘争心(強い精神力・集中力・バイタリティー)
限界点に達した時、通常2つの行動に分かれます。危険を察して逃げるか、戦うか。練習して、練習して上手く行かないときが必ずあります。諦めてしまうことを選ぶよりも、現状改善に向けて戦うことの方がはるかに意義ある選択です。逃げることでは得られるものは少なく、戦うことにより高い集中力と経験値を上げる事が出来ます。簡単に勝てるゲームは無く、最後まで集中力を切らさず臨んで始めて大きな勝利を引き寄せる事が出来ます。

*明るさ(現状を楽しむ)
自分で進んだこの道は、決して誰の責任でもない。道上にある困難や試練の先に理想があるとしたら、その過程を楽しむことこそ、目的達成を早めてくれます。外に向けた明るさは周囲の支援やチャンスを得ることができ、自分に向けた明るさは良いアイデアを生みます。そして明るい方の練習風景は、誰もが見入ってしまいます。人気が出るプロの多くが明るい性格といえます。

いやー、今回は人生初コラムです。

これからも沢山勉強して、もっともっとゴルフを楽しむ上で有益な情報を伝えられればと思います。長い目で、お付き合いください。

皆様からのご感想をお待ちしております。

小暮博則


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こちらは、できたてほやほやの「左重心アブリ」。なんと、昨日できたばかりだぞぉ~!! 

(ゴルフのヒント)

コメント(2)

小暮プロ、こんにちは。
かわせみ!と申します。
上達の10ワード拝見させて頂きました。
ゴルフに、そして仕事にと通じる事もあって参考になりました。
初心を思い返し、今後に活かして行きたいと思います。
ところで、技術的な質問を一つお願いします。
左足下がりのライが苦手なのですが、練習場(平らなライ)で出来る左足下がりのレッスンなどありましたら紹介頂ければありがたいです。
宜しくお願い致します。

かわせみさん

コメント下さりありがとうございます。
上達の10ワードは、ゴルフ上達を言い換える言葉を表してみました。
10個の言葉から連想し、お仕事まで通じると感じられる感性のある方は、きっと優秀な人物だとお見受け致します。
ご質問の件、、
「左脚下がりを克服する、平地での練習法」について。
1.右脚下にタオルを2重にして置きます
2.右脚で踏み、左脚下がりを作ります
3.ボールの後方、右脚の前付近に別のタオルを2重にしておきます
4.バックスイングでは、タオルに当らないようにコッキングを取り入れてクラブをあげ、ダウンスイングでは右手の角度を維持して下ろします
5.2重にしたタオルをダウンスイングでクラブヘッドが当たってしまうとしたら、次の点に注意してください
A.右脚の使い過ぎから、右サイドが沈み込む
B.右腕のキャステイングが強すぎる
Aは左重心で右脚をべた足にして解消できます
Bは右肘にタオルをはさみ(もしくは右腕にタオルを巻き)右肘が曲がった状態でインパクトをむかえます

左脚下がりが苦手な方は、
ダウンスイングで右サイドが下がり、もしくは右腕のりリースやキャステイングが強く、ボールよりも高い後方地面にクラブがふれる事が要因でダフリのミスとなります。
最後に1ポイントワードです。
左脚下がりは左肩を低くしてクラブを振りましょう。
左肩が上がり、右肩が下がるよりも、左肩を下げて右肩を上げて、右手の角度を維持したままインパクトをむかえます。以上、宜しければ取り入れてみてください!

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