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KAZ 69年1月19日生まれ46歳。身長173cm、体重83kg。ゴルフデビュー98年10月。05年夏オフィシャルハンディ取得。現在は『12.8』。ヘッドスピード平均45m/s。持ち球はドローと言いたいところだがフック。好きなクラブはAW。一応、日刊スポーツ社員のサラリーマンゴルファー。ツイッター@kazkawata

小暮博則 ゴルフのヒント

14年07月12日 [00時00分]

どーもです。

今月もマンスリー企画「小暮博則 ゴルフのヒント」です。今月のテーマはチーピン。質問募集した際、意外と多かったのがチーピンやフックの悩みでした。ボクがフッカーなので読者もフッカーが集まってしまうのでしょうか? 類は友を呼ぶ・・・な~んて!! フック、チーピンのメカニズムとその対策について、小暮博則プロがガッツリ解説してくれました。ボクもこれみて練習しま~す!!!!

こんにちは、小暮博則です。今月もよろしくお願いします。
本題に入る前にいきなり宣伝で恐縮ですが、実は7月18日、私のレッスン本が発売されることになりました。タイトルは

『一生ブレないスイング理論 "左重心スイング理論"でゴルフの常識が変わる!』

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現在アマゾンで予約受け中なので、みなさん、ぜひぜひよろしくお願いします!!


では、本題に入りましょう。

スライスが大半の初心者の悩みだとしたら、チーピン、ダッグフックは中級者の悩み、プッシュアウトは上級者の悩みといえます。チーピンを治すことは、それだけ上達の階段を進むことといえます。何故なら、その対策法が、スイング軸を一定に保ち、インパクト付近でのフェースローテーションを抑えることによる正確性と再現性の高いスイングの習得にあるからです。

たくさんあるチーピンの原因を1つ1つ紹介して解説していくよりも、今回はチーピンが発生するその原理を考えてみたいと思います。ここに説明することが全てでは無く、幾つかの選択肢の1つとして捉えて頂ければと思います。

■一般原理「フェースと軸」
大半のゴルファーが、バックスイングでフェースを開き過ぎる傾向にあります。
FACE OPEN.JPG FACE SQUARE.JPG
(写真左:開いたフェース、写真右:スクエア)

その結果、ダウンスイングからインパクトにかけて、閉じる動きが入ります。
IMPACT CLOSE.JPG IMPACT SQUARE.JPG
(写真左:閉じたフェース、写真右:スクエア)

閉じたフェースでは、ボールが上がらず、上げようとして軸が右倒れになりやすいのです。
POSISION RIGHT DOWN.JPG POSISION SQUARE.JPG
(写真左:右倒れ、写真右:スクエア)

■一般原理「軸とスイング軌道」
ダウンスイングで右倒れの方は、スイング軌道はインサイドから降りやすく、フェースはLOW~HIGHTと動きやすくなります。この動きは、ボールに左への回転をかけることとなります。

右倒れ正面
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スクエア
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右倒れバック
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スクエア
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■一般原理「スイング軌道とボールポジション」
右倒れからのLOW~HIGHTでのドロー回転の場合、ボールが通常置かれる左踵線上よりも、内側(右脚側)に入れば入るほどフェースが開いて当たりやすくなります。結果右プッシュしやすくなります(写真左)。逆にボールが通常よりも左へ置かれれば置かれるほどボールは左へ、しかも右に倒れている分ドライブして飛んで行きます(写真右)。
POSISON BALL RIGHT.JPG POSISON BALL LEFT.JPG

■一般原理「ボールポジションとプレッシャー」
左が嫌なホールほど、アドレスは左を避け右へ向きやすくなります。
BACK RIGHT.JPG

この際、注意しなければならないのが、肩のラインやスタンスのラインとボールポジションです。スタンスがスクエア、肩がクローズドの場合、肩が右に15度を向いているとした場合、ボールポジションを変えないとすると、ボールが左へ置かれている状況と同じになります。つまり、左を嫌って右を向くだけでは、ボールポジションが外側に位置しているといえます。右倒れからの、左サイド過ぎるボールポジションは、チーピンとなる確率が高いといえます。


では、このチーピンが出なくなるために、どんな練習をすればいいのか?

まず1つめは、フェースの開閉を抑える事を覚えるために、左右の片手打ちを行います。

右手の片手打ち
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左手の片手打ち
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2つめは、右倒れを防ぐために左重心右踵上げドリルを行います。
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3つめは、ボール位置を中側に入れて練習してみましょう。

また、練習場の位置取りですが、2階しかも右サイドを利用しましょう。理由は、打ちおろしの方がアッパーになりにくく、右サイドから左へ打つ方が、右へ倒れにくくなるからです。

「ラウンド後半になるとダックフックが出てしまうのですが、その理由と対処法は?」という質問がありました。筋持久力は、弱い方が先にパワーダウンします。ラウンド後半に疲れてくると、右利きの人であれば左手が先に落ち、右手が勝ります。よく下半身が止まって手が返るといいますが、これは疲労により左カベが崩れることで左腰が引けて重心が右に位置する状態といえます。しっかりと、左つま先にのりましょう!

左カベが崩れた状態
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左足に乗れている状態
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また、チーピン、ダックフックが出る方の多くは、シャフトクロスをしている場合が多いです。このシャフトクロスを直すのに「テイクバックの際、右手の親指、人指し指を握らない」という方法もあります。トップからインパクトにかけてはグリップしてくださいね!!
SHAFT CROSS1-1.JPG SHAFTCROSS2.JPG

それから、とっておきのドリル「ディクショナリィードリル」を紹介しましょう。これは簡単な筋トレですが、スイングにおいて背筋が重要なのはよく知られていますが、実は腹斜筋も重要なのです。これは、腹斜筋を鍛えつつスクエアスイングを意識するためのドリルです。

椅子などに座った場合
DICTIONARY DRILL1-1.JPG DICTIONARY DRILL1-2.JPG

スイング前傾ポジションの場合
DICTIONARY DRILL STAND1-1.JPG DICTIONARY DRILL STAND1-2.JPG

悪い例ですが、トップでフェースが開く人
DICTIONARY DRILL BAD1-1.JPG DICTIONARY DRILL BAD1-2.JPG

ダウンで右肘が外に動いてしまう人
DICTIONARY DRILL BAD2-1.JPG DICTIONARY DRILL BAD2-2.JPG

これはNGです!!

以上のことを参考に、ぜひ練習してみてください!!


今回、もう1つ気になった質問にお答えしたいと思います。

(質問)
「質問なのですが過去に1度だけしかシャフトの逆撓りを感じて打ったことがなく、その後何度練習に行っても逆撓りを感じられません。逆撓りを感じたときはボールスピードも速く、かなり飛びました。どうしても再現したいのですが良い練習方法があれば教えてください」

まず、オーバースペック気味のシャフトを使っているとシャフトの逆しなりは感じにくくなります。例えば、レディス用の柔らかいシャフトなどを使ってインパクトで手元リードを意識しつつ、インパクト前に急停止してみてください。

動画を見てもらえばわかりますが、これが逆しなりの状態です。

ポイントは手元リード(写真左)です。ヘッドを意識していわゆるハンドレートになると(写真右)、シャフトの逆しなりは生まれません。
GYAKU SHINARI2.JPG GYAKU SHONARI1.JPG

左重心で左サイドにカベを作り、腹筋に力を入れてグリップエンドを腹筋で引きつけるように振ってみてください!!

(ゴルフのヒント)

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