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データマン野口の陸上記録のアレコレのイメージ画像

野口純正(のぐち・よしまさ) 兵庫県淡路島生まれ。小学校5年生の時から陸上競技やその記録に興味を持ち始め、以来、陸上競技ひと筋の人生を送る。陸上競技マガジン元編集長。国際陸上競技統計者協会(ATFS)会員。日本オリンピック委員会・専任情報・科学スタッフ(陸上競技担当)。日本陸連では競技運営委員会競技部委員(記録担当)と長距離・ロード特別対策委員会委員を務めるほか、大阪世界選手権・国際グランプリ大阪大会・日本選手権・スーパー陸上では競技場内ミニFM放送の解説を担当。世界的にも高く評価されている記録に関する知識や分析能力だけでなく、陸上競技全般に豊富な見識をもつ。現在、東京学芸大学中長距離ブロックコーチ。当人いわく「10年ほど前までヘッポコ長距離選手」でもあった。

ナンバーワンの兄弟は?

11年6月22日 [09:14]

 前回は、国際陸連採点表による「親子ランキング」を紹介しましたが、今回は「兄」と「弟」の「兄弟ランキング」です。「姉」と「妹」の「姉妹ランキング」は次回に紹介します。

 なお、これらのデータは全国陸上競技愛好会会員の江本義信が作成されたものです。江本さんは、30年あまりも前から陸上界の「親子」「兄弟」「姉妹」「夫婦」などを調べています。そして、それぞれの自己ベスト記録を「国際陸連採点表」でポイント化して、「親子ランキング」「兄弟ランキング」などを作成しています。なお、江本さんのデータには歴代100位以上まで収録されていますが、すべてを紹介するわけにはいかないので、上位10位までをピックアップしました。

 「兄弟ナンバーワン」は、マラソンの小島宗幸・忠幸兄弟です。2位は小島兄弟が所属する旭化成の師匠である宗茂・猛兄弟ですから、「師を超える」ことで「恩返し」したことになります。それに続く松宮隆行・祐行兄弟、清水将也・智也兄弟と上位は「一卵性双生児兄弟」が占めています。同じ遺伝子を持っているわけですから、「兄がやれるならば弟の自分だって!」というふうに、あるいは、その逆のケースもあって、二人で切磋琢磨した結果といえるのでしょう。

 長距離・マラソン陣が上位を占める中、400mハードルの守田浩一・朗裕兄弟がランクインしているのは特筆ものです。


表.兄弟ランキング日本歴代10傑(2011年3月20日判明分まで)
・「国際陸連採点表・2011年版」による
 1)2377点
  ・兄/小島 宗幸 マラソン     2・08・43  98年 1185点
  ・弟/小島 忠幸 マラソン     2・08・18  04年 1192点
 2)2359点
  ・兄/宗   茂 マラソン     2・09・06  78年 1178点
  ・弟/宗   猛 マラソン     2・08・55  83年 1181点
 3)2334点
  ・兄/松宮 隆行 マラソン     2・10・04  07年 1160点
  ・弟/松宮 祐行 マラソン     2・09・18  05年 1174点
 4)2320点
  ・兄/清水 将也 マラソン     2・10・50  09年 1147点
  ・弟/清水 智也 マラソン     2・09・23  08年 1173点
 5)2268点
  ・兄/渡辺 真一 マラソン     2・09・32  04年 1170点
  ・弟/渡辺 浩二 1万m      28・21・98 06年 1098点
 6)2257点
  ・兄/武井 隆次 マラソン     2・08・35  02年 1187点
  ・弟/武井 康真 1万m      28・40・9  98年 1070点
 7)2233点
  ・兄/入船  敏 マラソン     2・09・23  08年 1173点
  ・弟/入船  満 マラソン     2・15・50  06年 1060点
 8)2224点
  ・兄/尾田 賢典 マラソン     2・09・03  11年 1179点
  ・弟/尾田 寛幸 1万m      28・57・30 06年 1045点
 9)2222点
  ・兄/守田 浩一 400mハードル 50・45    99年 1103点
  ・弟/守田 朗裕 400mハードル 50・11    05年 1119点
10)2212点
  ・兄/大西 一輝 1万m      28・43・69 10年 1066点
  ・弟/大西 智也 1万m      27・50・72 10年 1146点

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