2009年4月28日
1部残留の戦いと共に経営改革着手
21日のフランス杯準決勝では、消極的な戦いの末に、レンヌに0-1で敗れました。初タイトルと来季UEFA杯が近づいてきて、選手たちもナーバスになっていたようです。しかし我々は、すぐに気持ちを切り替えなければなりません。チームは最大の目標、1部残留へ向けて、大詰めの戦いに入ります。そして私は来季以降を見据えた、クラブ経営の見直しに着手しています。
まずは入場料収入に関する契約の見直しです。私たちのホーム、アルプススタジアムは、今季の入場率が約89%。これはリーグ3位の高水準です。しかしせっかくの入場料収入が、私が来る前に結ばれた契約のために、ほぼ全額グルノーブル公社に流れています。現在会長代理のバンティエが、契約見直し作業中。来季開幕からは、入場料収入が大きな財源になります。
マーケティングに関しても、外注業者が長年出費に見合う成果を挙げていなかった。思い切ってスペシャリストをクラブ職員として招くことにします。1部で最も質素とも言われる練習場も、市の協力で近日リニューアル予定。旧経営陣の「置き土産」で、無駄や余計なしがらみが多かったクラブ経営が、これでだいぶ効率的になりそうです。来季以降は積極的な補強ができるくらいの、財政的余裕も生まれるでしょう。あとはチームがきちんと1部に残留してくれれば…。
先日千葉の元フィジカルコーチのヤン氏が我々のホーム戦を見て「満員で素晴らしい雰囲気。でもこの街は、まだサッカー観戦に慣れていない。悪いプレーがあっても、ブーイング1つ起きない」と話していました。スキーの街グルノーブルに、サッカー文化を根付かせるためには、1部で何シーズンも好成績を挙げないといけません。将来を見据えた、現場とフロント一丸の戦いは、今が正念場です。
(グルノーブル代表)
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