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2009年06月03日

岡崎で1-0

<セルジオ越後・沢登正朗「2番勝負」:(1)>

 -キリン杯で圧勝し、W杯出場のかかるウズベキスタン戦を迎えますが

 越後 ベルギー戦のような試合にはならないのは間違いない。忘れた方がいいな。2月のオーストラリア戦は、ホームだったことで相手が引いてきた。直前のフィンランド戦がある程度はシミュレーションになった。でも、今度は違う。ホームのウズベキスタンは攻めてくる。相手が引いてしまったベルギー戦は、まったく参考にならないよ。

 沢登 でも、キリン杯でチームには勢いがある。相手はベストメンバーではなかったけれど、多少なりとも攻撃の形はできた。戦い方が見いだせたのはプラスですよ。もし大敗していたら、選手のモチベーションが不安。もちろん油断はよくないけれど、(負けて)下を向いてしまうと精神的にもよくないですから。

 越後 いや、勝ったけれど、2-0になった後の日本の内容はひどかった。相手を甘く見たし、プレーもだらだらしていた。トップ下の中村憲も、相手が引いたから機能しただけ。ウズベキスタンがプレッシャーをかけてきたら、自由にパスを出すことはできない。

 沢登 確かに前からプレスに来られたら、トップ下はポジションを流動的に変えられる選手の方がいいですね。ただ、ある程度ウズベキスタンが攻めてくれた方が、チャンスがある。背後のスペースを突けますからね。日本の課題は相手に引かれた時。攻めてきてくれるのは、決して戦いにくいわけじゃないですよ。

 -日本は、どんな戦い方をすればいいですか

 越後 闘莉王、玉田、大久保ら病み上がりの選手が多いのが心配。先発が90分持たないのはハンディになる。誰を先発で使うかは、大きなカギを握るね。コンディションのいい選手を使って欲しいし、その意味で岡崎はおもしろい。相手も研究していないし、ドイツ大会予選時の大黒のような存在になれるよ。

 沢登 岡崎は動きの質がいいですからね。彼が飛び出した後に誰かが入るという連動もできている。今の日本には中村俊、遠藤、中村憲とパスの起点が三つあるけれど、問題は誰がパスを受けるかという点。岡田監督が誰を使うか分からないけど、大久保や玉田と比べて岡崎のコンディションは明らかにいいですよ。

 越後 本当なら、岡崎を先発で使うのが当たり前。調子がいいし、実際に点も取っているから。でも、オーストラリア戦でもベンチだった。直前のフィンランド戦で2点とるなど素晴らしいプレーをしたのにね。矢野もいいよ。岡田監督が自信を持って彼らを送り出せるかどうかだろう。

 -ずばり、ウズベキスタン戦のスコアを予想してください

 越後 1-0。勝つ可能性もあるし、負ける可能性もあるけれど、1-0で勝つのが一番いい。キリン杯では8ゴールしたけれど、ウズベキスタン相手に大量点を狙ってはいけない。勝ちを急がず、慎重に戦うこと。相手はオーストラリアやバーレーンをホームで圧倒した。負けたけれど、内容的には上だった。今回も、イケイケで来るのは間違いない。それに付き合わず、冷静に戦うことだね。

 沢登 僕もそう思いますね。危なげない試合をしてほしい。ゴールラッシュなど必要ないし、1-0で十分。アウェーの試合だし、試合を完全に支配するのは無理。高い位置からプレッシャーをかけ過ぎると、逆にDFラインの裏を狙われる。時には引いて守ることも必要になるでしょう。

 越後 完封することは大事。相手は引き分けでも3位の可能性がなくなる。W杯が消えるんだ。日本は引き分けだと1位が消えるけれど、まだまだW杯には行ける。アドバンテージがある状況を認識して試合を運ぶこと。無理はいけない。前線で追いかける田中達がいないのは守備面で不安だけれど、長谷部と遠藤の中盤の守備は安定しているから、しっかりと戦えば失点はしないと思うね。

 沢登 先に点を取られると焦るだろうし、戦い方も変わる。ボールをキープしていても、ロングボールを蹴り込むなどパワープレーのようになってしまう。先制されると苦しい。

 越後 日本が目指す世界4強のためには、ここで負けてはいけない。確実に勝たないと。ウズベキスタンに負けるようなら、W杯に行く資格はないよ。
 沢登 僕もそう思いますね。確実に勝ってW杯を決めて、次のカタール戦、そして1位突破のかかるオーストラリア戦につなげてほしいですね。(聞き手 荻島弘一、藤中栄二)


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セルジオ越後 ちゃんとサッカーしなさい
セルジオ越後(せるじお・えちご)
 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。

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