2009年06月01日
強化にならぬ相手、見直す時期/親善試合
<国際親善試合・キリン杯:日本4-0ベルギー>◇5月31日◇国立
ベルギーは、あまりにひどかった。
点を取られても攻めてこない。ウズベキスタン戦のシミュレーションにもならない。試合の終盤にスタンドでウエーブが起きたのも、ファンが試合に飽きたから。イベントとして良くても、強化としては何も役に立たなかった。
ベルギーは多くの中心選手が来ていなかった。欧州のリーグ戦が完全に終わっていないこの時期では、ベストメンバーを組むのは無理。ベルギーもチリも強国だけど、今回のチームはアジアレベルにも劣るよ。
キリン杯も根本的に考え直す時に来ている。昔のようにクラブチームを呼んだ方が強化になる。代表に勝ってもFIFAランクが上がるだけ。世界ランクのために弱い相手と試合を組むボクシングとは違うんだ。時期も問題。ビールの売り上げには夏前がいいんだろうけど、強いチームが来られなければ意味がない。
もちろん、勝つ喜びがあってもいい。でも、本当に強化になるのは強い相手に負けること。足りないところや反省すべき点が、はっきり見えるからだ。キリンは長くサッカーを応援してくれている。せっかくのスポンサー料だから、日本協会も強化につながるように有意義に使うべきだよ。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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