2009年03月29日
工夫なし、同じことの繰り返し
<W杯アジア最終予選:日本1-0バーレーン>◇28日◇A組◇埼玉
勝ったのは良かったけれど、喜べる試合ではなかった。W杯出場権獲得へは楽にはなったけれど、次の試合に向けてのワクワク感はない。結局、5度目の対戦も同じだった。ラッキーなFKが入ったからいいけれど、ほかに攻め手はなし。あの1点がなければ、引き分けの可能性もあったよ。
あまりに工夫がない。サッカーが固定されている。メンバーも、攻め方も、前の試合と一緒。岡田監督は精度を上げていけばいいと思っているのだろうけど、相手だって研究してくる。何も変化がなければ、守るのは楽よ。どのチームも、日本とやる時はスペースを消してくる。それが分かっているんだから、もっと攻撃に工夫がなくちゃ。
例えば高さ。スピードが抑えられたら、高さを組み合わせる。そうすれば、変化は出る。あとはミドルシュート。バーに当てた内田のシュートは惜しかったけれど、あれもリードしてから。0-0からでも積極的に打つ選手がいなかった。結局、(高さの)矢野はベンチ外で、(ミドルシュートを打てる)中村憲も使わなかった。で、同じことを繰り返してしまうんだ。
オーストラリアを逆転して1位突破の可能性は残ったけれど、それだけ。中村俊のFKは素晴らしいが、それに頼っているようではチームとしてどうかな。ホーム戦なのだから、力の差を見せつけるような試合をしてほしかった。今日の試合は世界と戦えるという内容ではなかった。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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