2008年11月21日
日本のゲームプランがズバリとはまった!
<W杯アジア最終予選:日本3-0カタール>◇A組◇19日(日本時間20日)◇ドーハ
日本のゲームプランが、ズバリとはまった試合だった。両サイドバックは必要以上に前に出ず、DFラインとボランチで相手を挟んでボールを奪う。前線は激しくボールを追う。そんな守備重視のゲームプランを貫くうちに転がり込んだ田中達の先制点。後半立ち上がりに入った玉田の追加点で、勝利は決まった。
いつも以上の危機感が、選手の守備意識を高めることにつながった。「点を取られたらいけない」という気持ちが、高い集中力を生んだ。ゲームプランもぶれなかった。主力のケガや体調不良などでマイナスばかりの代表だが、唯一プラスだったのは気候。思ったほど暑くなく、運動量が落ちずに最後までプレスをかけられたからこそ、完封することができた。
W杯に向けて、これで楽になった。精神的にも余裕が生まれるはず。ホームが2試合続くことも、日本には好材料だ。ただし、この日のようなゲームプランがホームのオーストラリア戦で通用するとは思えない。日本以上に選手が成熟しているオーストラリアは、ホームとアウェーで戦い方を変えながら確実に勝ち点3ずつを重ねている。次の試合では、次のゲームプランが必要になる。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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