2008年11月14日
中沢の穴、テストにもならず
<国際親善試合・キリンチャレンジ杯:日本3-1シリア>◇13日◇ホムスタ
カタール戦に向けて、大切なのはこの試合を忘れること。残念だが、本番へのシミュレーションにはならなかった。ホームのカタールが、あれほど引くとは思えない。中村憲や阿部も、あんなにフリーにはなれないだろう。岡田監督の「ケガがなくて良かった」という言葉が本音だ。早々と交代させたのが、カタール戦で使う選手。後半のメンバーは、シミュレーションと呼ぶにはほど遠かった。
試したかったのは、中沢を欠いたDFラインだったはず。しかし、テストにはならなかった。後半は寺田の位置に阿部が入った。これもテストだったのだろうが、シリアのセンターFWとカタールのFWでは力が違う。カタール戦はぶっつけ本番のつもりでやらないと、痛い目にあう。
良かったのは、大久保や田中達の守る意識の高さ。ウズベキスタン戦の反省点を生かそうという姿勢は見えた。攻撃面も、この試合だけを見れば合格といえる。ただ、できれば、このシリア戦はアウェーでやりたかった。敵地の厳しい環境で勝ってこそ、次のアウェー戦のシミュレーションになるのだが。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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