2008年10月16日
俊輔に厳しいマーク、攻め手なし
<W杯アジア最終予選:日本1-1ウズベキスタン>◇A組◇15日◇埼玉
勝たなくてはいけない試合で、引き分け。喜べない勝ち点1だね。「ホームで勝ち、アウェーで分ける」というリーグ戦の鉄則から考えれば、これでバーレーンに勝った貯金がなくなった。負ければ脱落のウズベキスタンに、とどめも刺せなかった。逆に、立ち直るチャンスを与えてしまった。
何よりも、日本の攻撃が怖くないということを、ライバルたちに見せてしまった。中村俊が激しくマークされると、攻め手がない。当然、ほかのチームも厳しくマークしてくるよ。終盤は闘莉王がFWの位置でプレーしていたけれど、これでは「日本にはFWがいません」と発表しているようなもの。ヘディングの強さはあるし、確かに得点力はある。だったら、最初からFWで起用すればいい。交代枠も1つ助かるよ。
試合前に芝も刈って、水もまいた。なのに出足が悪い。ゆっくりだし、重い。日本の選手が滑り、ミスも多かった。練習していた速いパス回しはあった? 舞台をつくっても、生かしていない。チームにゆとりがないよ。これで11月のカタール戦は苦しくなる。勝てば「引き分けで十分」だったけれど、勝つ必要がでてきた。まだまだ最終予選は苦労しそうだね。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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