2008年09月08日
「終わらせ方」知るリーダー不在
<W杯アジア最終予選:日本3-2バーレーン>◇6日(日本時間7日)◇A組◇バーレーン・マナマ
勝ち点3を手にしたのは良かった。でも、これでW杯出場が決まったわけじゃない。南アフリカへのスタート地点に立っただけだ。忘れてはいけないのは、バーレーンのレベル。カタールとどちらがやりやすいかと言えば、間違いなくバーレーンだ。この組は、バーレーン相手に勝ち点を落とした国が脱落するだろう。
相手は10人。もっと楽に勝てた試合だ。3-0で試合を終わらせなければいけなかった。勝つのは当たり前、得失点差を考えれば大勝しないと。得点力不足ながら失点しないのが日本の強みだったが、残り5分で2失点。もっと試合の「終わらせ方」を知る必要がある。終了間際の失点は、精神的なものだけではない。ピッチ上のリーダーが「キープ」とか「倒れろ」とか指示を出して終わらせないといけないが、今のチームにはリーダーがいない。
毎試合メンバーが変わるようでは、チームにならない。まだ、チームに形が見えてこない。出来が良くても継続性はない。選手層の薄さも気になる。今野にしろ、佐藤にしろ、交代選手が入っても決して良くならなかった。まだまだ、W杯への手応えをつかんだとは言えない。試合後の選手たちの不満そうな表情を見ても、それが分かった。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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