2008年06月23日
南アフリカは遠いな
<W杯アジア3次予選:日本1 - 0バーレーン>◇22日◇2組◇埼玉
最終的に帳尻を合わせてトップになったが、内容は最終予選に向かうには不安を残した。南アフリカは遠いかもしれないというのが正直な気持ちだ。ハプニングのゴールで勝ったが、ホームでこんな試合をやっていたんじゃ先が思いやられる。
今回はセットプレーがうまくいかなかったが、それ以外の攻撃の選択肢が少なすぎるんだ。ボールは支配していても、後ろで回しているだけじゃ、ゴールに結びつかないのは今に始まったことではないだろう。しつこいくらいにサイドから仕掛けるとか、緩急をつけて相手ペナルティーエリア付近で勝負したり、スルーパスでDFの裏を狙うといったことを積極的にすることもなかった。最後に闘莉王を前線にへばりつかせるなんて高校サッカーのレベルだ。
自分たちのボールになったら、相手ゴールに向かってシンプルに攻めるという発想が欠けすぎている。欧州選手権で日本のように後ろでチンタラとボールを回しているチームがいるか? 寝不足になっても見て欲しい。ゴールを目指し、多彩に攻め、シュートを打っていかないとバーレーン以上の相手と戦う最終予選を勝ち抜くのは難しい。(日刊スポーツ評論家)
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- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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