2008年04月21日
オーバーエージ枠は絶対に使え
北京五輪の男子サッカーの組み合わせ抽選が20日、北京で行われ、日本は米国、ナイジェリア、オランダと同組になった。セルジオ越後氏の見解は?
★★★★★★★★★★★
楽じゃないね。勝ち抜くのは厳しいかもしれない。オランダは3年前のワールドユースで力の差を見せつけられたし、ナイジェリアも五輪の常連で、レベルの高いアフリカの代表で、アトランタ五輪優勝の歴史もある。米国も国際大会でコンスタントに結果を残しているし、それぞれの代表レベルを考えると決勝トーナメント進出は大変だ。
ただし、ブラジルやアルゼンチンと同組でないのは良かったんじゃないかな。3チームで1つよりも4チームで2つの方が確率的には高いよ。それにはリーダーシップを取れるオーバーエージを各ポジションに起用することだ。
例えばアテネを経験している闘莉王、大久保らのような日本代表クラスを選ばないと絶対にダメだ。今のおとなしい同級生チームでは、世界と互角には戦えない。3人だけでも少ないくらいだ。強いブラジルやアルゼンチンがオーバーエージを使うのは優勝を目指しているからだ。
五輪を目指すチームにフル代表がいないことが、日本のレベルの低さを表しているが、少しでも補うために、個性を持った代表選手を加えないと、ただ参加するだけになってしまうのは間違いない。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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