2008年03月27日
遅いパス回し、攻め勝つ意欲感じず
<W杯アジア3次予選:バーレーン1 - 0日本>◇2組◇26日◇バーレーン・マナマ
終盤、一瞬のスキを突かれた形の失点だったが、攻める意欲が日本より上回ったバーレーンの勝利は当然だったように思う。日本も遠藤を投入して、リズムを変えることはできたが、ゴールを割る、勝ち点3を奪い取るという強い意志は、残念ながら感じられなかった。攻め勝つ意識があふれていなかったら勝てないよ。勝たなければいけないレベルの相手に、負けるべくして負けた試合だった。
日本は展開力が全くなかった。ゴールに向かってボールを速く動かせなかった。パス回しが遅すぎる。相手が少なくても崩せず、ペナルティーエリアの外側で安全なパスを交換するだけじゃ、ゴールをこじ開けることなんかできやしない。ドリブルで仕掛けるとか、短く速いパスでDF陣の裏を狙うとか、サイドを大きく変えるとか、ゴールを奪う意図のある攻撃が全く感じられなかった。
アウェーであっても積極的な攻めを見せてもらいたかった。攻め勝つ意識がなかったら、これから先の予選を勝ち抜くことなんてできない。残りのホームでの試合は絶対に勝たなければ先がなくなる。結局、オマーンとの直接対決に勝った方が抜けることになるんじゃないかな。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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