2008年02月07日
“ゴール前”からがダメ・・・進歩しない
<W杯アジア3次予選:日本4 - 1タイ>◇2組◇6日◇埼玉
結果的にはホームで4-1の勝利、勝ち点3を取れたのは良かったんだが、内容的にはどうかな? 後半途中からタイは1人少なかったんだから、大量点を獲得しなければいけない試合でもあった。ボールを回せて、相手ゴール近くまでは攻めることはできるんだが、そこから先の攻撃のアイデアが不足している。
ゴールを奪う段階での展開力がないし、ペナルティーエリア内外での仕掛けがほとんどなかったのは残念だ。勝ち越し点につながった山瀬の仕掛けぐらいしか目立たなかった。あれも、ラッキーな得点で「埼玉の奇跡?」の部類に入るかもしれない。それ以外はセットプレーからの得点だった。流れの中で、日本の攻めの形からのものではなかった。セットプレーからの得点が武器であるのは認めるが、圧倒的有利な状況から相手を崩す場面がないのは、相変わらず進歩がないよ。
タイには悪いが格下の相手に苦労しているのが現在の日本の実力なんだろう。スピードの変化、展開力から相手を崩していく戦いができないと、もっと強い相手に対しては厳しくなるだろうな。
(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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