2007年12月11日
愛媛の気持ちで金星だ
<クラブW杯:浦和3-1セパハン(イラン)>◇10日◇豊田◇準々決勝
浦和のコンディションが戻ってきたのが勝因だろう。選手の動きを見れば、クラブW杯に照準を合わせていたのが一目瞭然(りょうぜん)だった。前半から左サイドの相馬の突破、崩しが効果的だった。1トップ気味のワシントンのモチベーションも高く、ゴール前での動きは良かった。ただし、セパハンは余分な1試合を戦っているわけで、ベストではなかった。勝って当たり前の試合だったと思う。
勝ったことで、浦和はやっと世界と戦うスタートラインに立てたわけだ。世界のACミランと真剣勝負ができるチャンスはそうはないよ。失うものは何もないんだ。逆に、得るものは大きいだろう。世界のクラブと日本の差はどこにあるのかを直接にピッチで感じる幸せを味わってもらいたいものだ。
世界のACミランが相手だからといって、負けるとは限らない。何が起きるか分からないのがサッカーの魅力でもある。金星を狙って前向きに立ち向かっていけばいいんだ。悔いを残さないように戦ってもらいたい。横浜FCや愛媛の気持ちになって、戦えばいいんじゃないかな。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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