2007年11月22日
本番あと8カ月、メダルへ大改造
<北京五輪最終予選:日本0-0サウジアラビア>◇C組◇21日◇国立
五輪出場が決まってよかった。だが、勝って弾みをつけて、北京行きを決めてほしかった。勝たなければいけない状況だったら、果たしてどうなっていたか? 最後にホームで戦えた利点は大きかった。サポーターの大声援が、北京まで大いに後押ししてくれたんだろうな。
アトランタから4回目の出場になるが、今回の予選突破が最も苦労した。各国との力の差がなかった。サウジアラビア、カタールとは全くの五分。アウエーでのベトナム戦の勝利で差が付いた。日本にとっては暑い時期でないことが、幸いしたと言える。
サウジアラビア戦も決定的なチャンスが何度かあったが、またも決めることができなかった。永久的な課題だが、大事な試合で、少ないチャンスをものにしなければ、世界とは戦えないし、勝てないことを自覚してもらいたい。失点しなければ引き分けることはできるかもしれないが、得点しなければ勝てないんだ。このままでは世界に通用しないだろう。選手が世界を意識して、個々の力を伸ばさない限りは、北京に行くだけになってしまう。
選手にとっては初めての五輪出場で喜ぶのは分かるが、日本にとっては連続4回目になる。最後に勝てなかった宿題をクリアし、本番の北京では勝って結果を出すことで喜びを爆発させて欲しい。今後の彼らのためにも、日本のためにも必要だ。(日刊スポーツ評論家)
- セルジオ越後(せるじお・えちご)
- 1945年(昭和20年)7月28日、ブラジル・サンパウロ市生まれ、日系2世。18歳でサンパウロの名門クラブ「コリンチャンス」とプロ契約。右ウイングとして活躍し、ブラジル代表候補にも選ばれる。1972年来日。藤和サッカー部(現:湘南ベルマーレ)ではゲームメーカーとして貢献。辛辣で辛口な内容とユニークな話しぶりにファンも多く、各地の講演活動も好評。
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