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2009年9月06日

背後突ける前田を/親善試合

<国際親善試合:オランダ3-0日本>◇5日◇オランダ、デグロールシュ・フェステ・スタジアム

 日本は敵ペナルティーエリア前まで、うまくボールを運んでいた。縦にダイレクトでパスを入れ、中村俊が中に入り、玉田が中央から外へと流れる。そういった連動した動きで攻めていたが、その先からはオランダに自信を持って止められていた。クロスの精度が良くないこともあるが、何より岡崎、玉田のFW陣が相手の背後を突けていなかった。肝心なところで崩せていなかった印象だ。

 世界トップを攻略するには工夫が必要なのが痛感できたと思う。そろそろ、敵のDFラインでボールを受けられるFWを入れるオプションが必要なのではないだろうか。玉田は頑張っているが、もともと下がって受けたいFWだ。現メンバーならば前田が下がらずに相手守備と駆け引きできる。今回不参加の森本もその1人だろう。相手守備を崩すための突破口は、そこではないかと感じる。

 オランダは日本の守備を完全に崩さなくとも得点を重ねた。少し崩しただけ、日本の守備が一瞬、遅れただけでゴールを決める。この「ちょっとの差」が大きい。世界4強を狙う上で、ペナルティーエリア内で敵の守備をどう崩していくかをあらためて考えさせられた試合になった。(日刊スポーツ評論家、テレビ朝日報道ステーションキャスター)


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沢登正朗「ピンポイント」
沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡・富士宮市生まれ。東海大一、東海大で全国制覇し、92年に清水入り。MFとして05年に引退するまで清水一筋で活躍した。J通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点で、93年のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」を経験した。テレビ朝日報道ステーションキャスター。

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