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2009年6月11日

走れ内田!SBが形を作れ/W杯予選

<W杯アジア最終予選:日本1-1カタール>◇10日◇A組◇日産ス

 先制点は中村俊-内田と内田-岡崎の2つのホットラインで生まれた。敵2人に囲まれた中村俊が時間を稼ぎ、内田が上がるタイミングを待ってパスを出せたこと。その内田がウズベキスタン戦前から取り組んでいたアーリークロスを岡崎に合わせられたことが、速攻を可能にさせた。

 特に右FWの中村俊がわざと中央に入って右サイドを空け、内田を走らせたことがポイント。サイドバックが形を作ることが「世界基準」だけに良い得点だった。この速攻を続けるには一瞬の速さではなく、中距離を走り切るスピードが必要になる。距離を走ることで敵DFを引き寄せ、フリーの選手が生まれる。敵をかく乱することも可能になる。来年のW杯で必要になる要素になるだろう。

 試合は前半終了あたりで足が止まった。肉体的、精神的な疲労はあるだろう。しかし厳しい状況でも日本らしいサッカーをしなければ来年のW杯はいばらの道になる。選手や監督の顔を見れば消化試合とは思っていない悔しさが出ていた。その気持ちをオーストラリア戦につなげてほしい。(日刊スポーツ評論家、テレビ朝日報道ステーションキャスター)


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沢登正朗「ピンポイント」
沢登正朗(さわのぼり・まさあき)
 1970年(昭45)1月12日、静岡・富士宮市生まれ。東海大一、東海大で全国制覇し、92年に清水入り。MFとして05年に引退するまで清水一筋で活躍した。J通算381試合85得点。日本代表Aマッチ16試合3得点で、93年のW杯最終予選では「ドーハの悲劇」を経験した。テレビ朝日報道ステーションキャスター。

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