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2009年6月30日

輝く宮間、WPS公式サイトも絶賛

 WPS公式サイトに29日掲載された記事で、外国人選手のここまでのパフォーマンスをチームごとに格付けしていた。

 上位から順に紹介すると、ロサンゼルス・ソルがグレードA(宮間についての寸評は「中盤で素晴らしいプレーを披露し続けている」)、ワシントン・フリーダムがAマイナス(沢については「主に守備的MFの位置で全試合フル出場中」)、ボストン・ブレイカーズがBマイナス、シカゴ・レッドスターズがC、FCゴールドプライドがC(荒川については「輝いていた時期もあったが、現在は先発を保証されていない」)、セントルイス・アスレティカがC、スカイブルーFCがCとなっている。

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 現在の各チームの順位と必ずしも比例していないのが面白いところだが、この記事には現アメリカ女子代表のスウェーデン人女性監督、ピア・スンダーゲのコメントも寄せられている。
 「ソルの力は図抜けていると思う。マルタは自分自身のためだけでなくチームメイトのためにもスペースを作り出す最高のプレーヤーだし、その後ろに控えるMFのボックスと宮間……ソルには選手たちの素晴らしいミックスがあるわ」。

 そしてWPSとヨーロッパの女子サッカーとを比較して、このように述べるのだ。
 「ヨーロッパの方がチーム組織は整備されているわね。アメリカは攻守ともせいぜい2人対2人の状況を作るぐらいで、『とりあえずやってみて、うまく行けばもうけもの』っていう出たとこ勝負の局面が多い。だから攻守がめまぐるしく交代するってわけ」

 これは、沢がワシントンのサッカーについて語っていたことと一致する。
 ただしそれでも、スンダーゲ監督はWPSの存在を高く評価するのだ。「ここ(WPS)は、7チームすべてが水準以上のレベルをキープしている。スウェーデンの女子サッカーリーグは12チームが所属しているけど、質の高いチームはせいぜい4~5チームしかない」。

 実際のところ、WPSでもチーム間の力のばらつきはあるのだが、それでも彼女の母国に比べれば拮抗したリーグに感じられるのだろう。
 日本のなでしこリーグは、チーム増を規定路線として現在プロジェクトが進められている。実力差が大きく開いたチームが同じリーグ内に存在し、スウェーデンのような二極化を招かねばよいがと思うのだが。

※写真は6月21日のワシントン戦後、テレビ局のインタビューに答える宮間(撮影・河崎三行)


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WPS
 Women‘s Professional Soccer、03年に休止したWUSA(Women‘s United Soccer Association)の後を受ける形で、運営組織を新たにして09年から再開された米女子プロサッカーリーグ。初年度の参加チームはボストン、シカゴ、ベイエリア、ロサンゼルス、ニューヨーク/ニュージャージー、セントルイス、ワシントンの7つ。10年にはフィラデルフィアとアトランタの2チームが加わることになっている。08年秋に行われた海外選手対象のドラフトでは日本から沢穂希、宮間あや、大野忍、荒川恵理子の4人が指名され、沢はワシントン、宮間はロサンゼルス、荒川はベイエリアへ入団したが、大野は日テレに残留した。WPSにはほかに、北京五輪優勝の米国代表全選手や世界NO・1女子選手とされるブラジルのマルタらが在籍している。
河崎三行「なでしこ in USA」
河崎三行(かわさき・さんぎょう)
 1965年(昭40)8月13日、高松市生まれ。港湾労働者、建設作業員、スポーツ新聞社勤務等を経てフリーランスライターに。時に自動車産業、ミシュランガイド東京版、チェ・ゲバラ、環境問題などについての記事を執筆することもあるが、主な取材対象はサッカーをはじめとするスポーツ。近年は日本の女子サッカーとオーストラリアのサッカーを継続的に追いかけている。著書に『チュックダン!』(双葉社)。

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