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2010年6月04日

俊輔、川島…競争意識でチーム活性

 W杯開幕を前に、日本代表が楽しみになってきた。一番大きいのは、チームが活性化してきたこと。調子の上がらない中村俊がイングランド戦のメンバーから外れた。これまでのチームの中心がベンチに座ったことは、チームメートにも刺激を与えたはずだ。中村俊でさえレギュラーが確保されないということが、チームに競争意識を生む。

 確かに、今の中村俊は状態がよくない。韓国戦を見ても、まったく存在感がなかった。ただ、このままで終わるとは思わない。新聞報道では、本人も出場へ意欲をみせているという。コンディションが戻れば、力はある選手。最後のW杯という思いもあるだろう。あきらめないでレギュラーを目指す姿勢が、チームにもいい影響を与える。

 GKも同じだ。イングランド戦では川島が素晴らしい活躍をした。好調なGKによくあるが、体が伸びていた。PKを止めたのを含め、再三の好セーブをみせた。日本が強豪に勝つために、GKの活躍は不可欠。個人的にはレギュラーをとったと思うほどだが、楢崎も黙ってはいないだろう。この争いもおもしろい。

 前回のドイツ大会では、レギュラーと控えがはっきりしていた。中村俊が試合前に発熱した時も、ジーコ監督は「中心選手が休むことはありえない」と強行出場させた。しかし、岡田監督は中村俊にさえレギュラーのお墨付きを与えていない。この時期にメンバーが固まらないことを不安視する見方もあるだろうが、競争原理が働くことは決して悪いことではない。

 韓国戦では信じられないようなプレーが目立ち、戦う姿勢も見られなかった。しかし、イングランド戦は可能性をみせてくれた。阿部が機能し、守備はある程度安定した。本田がフリーで前を向く回数の少ない攻撃面はまだまだだが、確実に右肩上がりといえる。

 ドイツ大会では、開幕前のドイツとの試合が最高の出来で、本番では1勝もできなかった。今回は大会前に最悪の状態だったが、コートジボワール戦でイングランド戦の勢いを維持できれば、本番は期待できる。選手それぞれの思いはあるだろうが、最後は「ファンの期待を裏切らない」という気持ちがチームの求心力になる。レギュラーと控えが1つになれば、いい結果が生まれる。とりあえず、まず1勝。海外でのW杯で勝つことができれば、チームは大きく変わるはずだ。


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川淵三郎「キャプテントーク」
川淵三郎(かわぶち・さぶろう)
 1936年(昭11)12月3日、大阪・高石市生まれ。早大時代の58年に日本代表に初選出。卒業後に古河電工に入社し、64年の東京五輪に出場、72年に現役引退した(国際Aマッチ26試合8得点)。古河電工、日本代表監督を歴任し、91年にはJリーグ初代チェアマンに就任。02年には日本協会会長となり3期6年務めた。7月から同協会名誉会長。現在、日本サッカーミュージアム館長も兼務している。

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