2007年7月25日
豪州戦はオシムジャパンのベストゲーム

<アジア杯:日本1-1(PK4-3)オーストラリア>◇21日◇準々決勝◇ハノイ
オーストラリア戦は引き分けという結果だったが、オシムジャパンのベストゲームであろう。収穫は偏(ひとえ)に監督の資質と選手の柔軟な対応力が確認できたことである。
4バックがどう、人もボールも動くサッカーがどう、という個々の戦術を超えた、さらにハイレベルな部分でチームのポテンシャルが極めて良く理解できた。
★ビドゥカの抑え方
まず監督だが、相手をよく研究し、脅威をつぶし、弱点をついて「うまくゲームをした」。そんな試合を代表レベルで見たのは久方記憶がない。ある程度狙いに合理性は感じられたが、練習したことのない三都主がFWでW杯ノックアウトラウンドに臨んだフランス人、母国相手にポゼッションサッカーで挑んだブラジル人、そして「日本のサッカーが出来れば勝てる」とコメントする多くの日本人。ある程度強い相手であれば、相手に対応した戦術を取らないといけないのが、サッカーであり、またすべての勝負事である。日本のサッカーをすれば勝つのではなく、日本のサッカーが出来る環境を主体的に作り出したから勝つのである。企業で言えば、トヨタ相手に真っ向からフルライン、かつ価格訴求で戦った15年前のマツダは一敗地にまみれたが、スポーティーさ、統一感のあるデザインのテーストというトヨタにない無形の価値を訴求する今のマツダは1000億円を超える利益を挙げている。
オーストラリアはトヨタではないが、日本もトヨタでもホンダでもない。いわばマツダ対マツダで、実力は拮抗している。今回の日本は、実力の拮抗を認識し、オーストラリアを十分に警戒した上で、よく考えたサッカーをしていた。顕著な例はビドゥカ対策である。ビドゥカはフィジカルがずば抜け、頭も足も使える実に危険なFWである。しかし、残念ながら彼はアンリでも小野でもないので、ロングボールのトラップはあまりうまくない。ボランチとCBで挟み込む守備というのをメディアは強調していたし、それも1つの理解ではあるのだが、僕は抑え込めた理由は、3つあると思う。
(1)中盤でチェイスしたり、ボランチが守備ラインを形成したりすることによって、相手に前線で繋(つな)がせず、ロングボールを出させる
(2)最終ラインはペナルティーエリアの前で高めに取り、ロングボールをヘディングシュートにさせず、必ずワントラップしないといけない距離にビドゥカの位置をコントロールする
(3)後は、ヘタくそなトラップの後のボールを取るだけ
要は、挟み込んで取っていたのではなく、挟み込める状況を作っていたのである。
★ドリブルの復活
攻撃の方も、工夫が見られた。まずショートパスやドリブルを多用していたことである。ショートパスはともかく、これまではシンプルなプレーがオシムジャパンでは推奨されていたので、ドリブルはどちらかと言うとやってはいけないプレーだった。しかし、この試合では日本選手が盛んにドリブルを仕掛けていた。変化の影にはもちろん意図がある。僕は、これは相手のディフェンス陣にイングランド・プレミアリーグの選手が多いことに目を付けた選択だと見ている。プレミアと言っても、リバプールのキューウェル以外は中下位のチームに属している。かつてボルトンでプレーした中田英寿氏は「ロングボールで中盤が飛ばされる」と不満を漏らしていたが、プレミアはキック&ラッシュの伝統をひきずり、下位になればなるほど、放り込むサッカーが増える。従って、ディフェンスも高く屈強で、ロングボールに強い選手が求められるが、逆にスピードや足元はさほどでもない。オーストラリアのディフェンス陣にもこのタイプが多かった。この試合、日本は普通のクロスではほとんど危険なシーンが作れなかったが、ドリブルやショートパスで足元をかき回すと、相手ディフェンスはなす術もないことが多々あった。
結局、ドリブルから点は取れなかったが、これはむしろ不運と言っても良いだろう。クロスやCKもいつもの高いところから落ちてくるボールでなくは、速いボールをニアに出すパターンが多かった。これは日本の得意パターンを捨てている選択だが、相手の高さと屈強さを発揮させないという観点では妥当だと思われた。
オシムが、これまで余り見せなかった基本戦術を曲げてまでの個々の試合対策を今回強く行ったという事実は、彼のこのゲームへの並々ならぬ執着を示している。前任者が負けた相手に勝つことによって、今後3年の仕事がとても安定すると判断したのだろう。こういう政治的に重要な試合に、何はともあれ勝利したことで、まずはオシムの勝ち運を寿ぐべきであろう。加えて、オシムが、日常のチーム強化の為に必要な施策と、負けられない試合での個別の戦術・対策をきっちり分けて考えられる監督であり、また、その個別の戦術・対策が実に理にかなっていて、効果を出せることが証明された。これは、代表監督であれば、当たり前の資質ではあるのだが、過去、当日の対策がズバっと当たって、いいゲームをしたケースというのは、あんまり記憶に無い。
★選手の柔軟性
これまで監督の戦術を述べてきたが、選手も数日の練習で見事に戦術を吸収し、フィールド上で狙い通りの仕事が出来ていたと思う。また、臨機応変な修正も効いていた。
今回、たまたま相手が3バックだっとこともあり、また3バックがほぼペナルティーエリアの幅程度にしか展開せず、これは定石ではあるが、球を持たない日本のサイドの選手をバックは追わなかったため、両サイドに広いスペースがあった。3バックは、このサイドのスペースを埋めるのはあきらめて、ゴールの正面を固める戦術である。また、サイドに実際にボールが出た時には、3バックの一角とサイドハーフの2人でボールを取りに行くのが3バックの守り方である。前半は、相手の術中にはまっていた感もあり、サイドにボールを出しては、この2人につぶされて、中盤のボール支配をむだにすることが多かったが、途中から修正し、サイドは余り深くえぐらず、サイドのプレイヤーは早めに斜めにドリブルで切れ込む様になった。ドリブルの有用性は上に述べた通りである。また、サイドを利用するのは、ラストパスの一つ手前など、十分にゴールに近付いてからのことが増えた。ゴールに近付けば、少なくとも敵のサイドハーフを相手することは無い。前半途中から、サイドに進出するのが、加地や駒野ではなく、遠藤や巻になっていたのはこのせいだ。
(但し、後半25分過ぎて、相手の足が止まってくると、再度サイドバックが深い所まで進出する様になった)
守備でも、アーノルド監督が全くワークしていなかったビドゥカをたまらず下げ、キューウェルというロングボール以外のボールの運び手を入れたあと、いったんラインを深くして、相手のフォーメーションの変化に対応する姿が見て取れた。しかし、その後アロイージが1人前線にいて、キューウェルとブレシアーノがそこから相当離れてボールを受けることを確認すると、縦パス一発を警戒して、再びラインを上げていた。オシムジャパンは中盤のコンパクトさは追求しないため、過去の代表と比べるとラインコントロールの持つ意味合いは小さいが、それでもこの試合でのラインの位置は見事であり、相手の攻撃のバリエーションは少なくする役目を果たしていた。
★川口の味
PKについては特にコメントはない。オシムの言う通り、これは運だからである。たまたま僕は川口と同い年で、高校時代には母校が対戦した事もあるが、非常事態に陥いった時に見せる妙に落ち着いた表情は、若い頃から全く変わらない。彼ほど個性の立っているプレイヤーはなかなか今の日本に居ないだろう。剣が峰の最初の2本を止めて、勝てそうになった途端に、あっさりその後の3本、まったくかすりもせずに決められてしまったのも、実に川口らしい、川口のチームには欠かせないスパイスである。
※写真は勝利後ピッチに現れFW高原と笑顔で握手するオシム監督
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コメント:57件
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- 市川雄介(いちかわ・ゆうすけ)
- 1975年8月生まれ。サッカーどころ静岡に生まれ、幼少よりサッカーに親しむ。JSL1部でのヤマハ発動機優勝をきっかけにプロサッカーの面白さに目覚め、90年イタリアW杯で世界のレベルを知った。 大学卒業後は、ビジネスの世界で、M&A、経営コンサルティング、企業投資に携わる。仕事上、戦略的な資源配分や組織論について考えることが多く、かねてより集合としての人のパフォーマンスを最大化するという観点で、企業経営とモダンフットボールに多くの共通点が有ると考えていた。 また、最大の趣味は海外旅行であり、アマゾンの泥濘、アンデスの雲の上、キリマンジャロのサファリ等、各地でボールを蹴る人々を記憶に収めてきた。ルーマニアでは孤児院の子供達とプレイした経験もあり。 本コラムでは、アウトサイダーならではのサッカーに関する独自の視点を提供すると同時に、旅行に出ている際には現地のサッカー事情なども交えてお話し出来ればと考えている。
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今日これから、サウジ戦があるってのにこんなこと書いてるヒマ無いんだけどね・・・。
いつもながらの的確な分析、なかなかいいですね~特に、
前任者の失敗を繰り返さなかったこと・・・
これってさ、重要なんだよね・・・・(サッカーに限らず、熾烈な社会に生きるうえでは特にさ)
負け犬になるか、リベンジ出来るか?なんてこと言われたけれども、彼は最後まで、敵の優秀さを讃え自分の子供達の頑張りを讃え、ましてや勝っても浮かれなかったですね。
当然のように
PK戦まで行ったことは不満だけれども、
「120分間、日本は圧倒していた!」
と選手達を持ち上げ、自分の戦術に満足感を示していました。
こんな試合をしてくれた代表を讃えないで、何時、どこで、代表に感謝を表すの???
PK負けたって、納得いく試合だったし
俊輔は必死に走って守って(攻撃面ではかすんでいたけれども)貢献したし、
あの試合見ていて、日本が負けそうだと思った人いなかったでしょう。
日本は(とりあえずはアジアレベルでは)強豪国だと再認識させたことは、大きいんだよね・・・・
投稿者 弧愁庵人 : 2007年7月25日 19:49
韓国-イラク見ながらコメントしています。
市川さんのポイントをついた分析には感服させられます。
安易に高原や俊輔の名前が出ないところに非常に好感が持てます。(たまたまなのかもしれませんが)
本当にオシムという監督になってから、日本は強くなったという事を実感した試合でした。
時期監督の事を考えると不安で仕方ないくらいです。
ドライで客観的に物事を捉える部分が強調されがちですが、「実は温情的な部分も多分にあるのでは?」と思わせせたのがPKの人選です。
全員前回のオーストラリア戦時の登録メンバーなんですよね。(遠藤のみベンチ)
決してPKが得意といえない中澤や高原を選びながら。
愛弟子であり名フリーキッカーである阿部を残しながら。
投稿者 沓沢貴幸 : 2007年7月25日 21:30
サウジに負けちゃいましたが、まあ予想どうりといったところで。オーストラリアに勝って緩んじゃったみたいですね。瞬間的な攻撃には集中できるのに(2点取ったのは立派)、粘り強い守備は途中で切れて付いて行けなくなってました。
オーストラリアに勝ってというか、引き分けて喜びすぎです市川様。確かにオシム監督は、前任者に不足していた細かい指示や、状況に応じた戦術、厳しい選手管理など、放任されることに不安感を持つ日本人にとってやりやすい環境を与えてくれました。でもたった一年で、監督の言うとおり動いていれば満足しちゃうチームに戻ってしまっていませんか?とりあえずショートパスをまわして、サイドチェンジして俊輔に預けて、高原に放り込むだけで、肝心の考えて走ることがおろそかになっている。ペナルティエリア付近に顔を出すハーフの選手が少ないうえに、ボランチ、DFの選手は中沢を除きスライディングでしか相手ボールをカットできないので、ボールを奪っても自分は寝てしまっていてすぐに攻撃に移れない。ボランチに一人は倒れないで相手ボールを奪える選手がほしかった。
阿部、中村憲、鈴木は確かに柔軟で器用な守備だと思うし、身軽でポジションの上がり下がりは速いが、鋼の強さに欠けているし、中盤で相手にプレスをかけられると思い通りにボールをキープできなくなる。だからじっくり玉を廻す遅い攻撃はできるが、相手ディフェンスが戻りきらないうちの速攻はさっぱりうまく行かないし、ハーフ陣が攻撃に絡むスペースを、むざむざつぶしてしまう。
しかも、オーストラリア戦、サウジ戦と先発メンバーは、ジーコジャパンと同じ人がほとんど。ポリバレントもどっかいっちゃって、そのポジションのスペシャリストばかりだし、硬直化してるといって過言でない。これが、オシム監督の望むチームですか?高原、中沢は奮闘したけど、全体として疑問の残る出来だった。
たぶんアジアカップが終わったら、メンバーの再編成があると思うけど、今度こそワールドカップ予選に向けて、オシム監督のサッカーを実現できるメンバー構成にしてほしい。元気だけど経験不足で実力を出せないジェフ勢、才能豊かだけどフル代表同士のゲームにほとんど出たことの無い北京世代、とりあえず突っ走るU-20世代を、じっくり鍛え上げて真のオシムサッカーを見せてほしい。
アジアカップ3位決定戦は、先発メンバー全員入れ替えしても良いと思う。控えの層が薄いと言われているがそれはネームバリューだけであって、オシムのサッカーができない訳じゃない、むしろオシムのサッカーを純粋にできるのは、控えのメンバーのほうだろう。
もちろん、解任騒動などの恥ずかしい事態にはならないだろうし、またなって欲しくない。オシム監督はそれなりに結果を出したと思うし、私もオシムサッカーは好き。でもジーコだって嫌いじゃ無かったよ。いちいち指図されたことしかできないようじゃ、成長なんかあるものかと今でも思っている。
投稿者 もと : 2007年7月26日 02:56
いや~サウジに負けた。ただ負けたことが今の日本代表にとってよかったので。コンフェデに出られないのは痛いけど、最終目標は、ワールドカップであって、今回のアジア杯はオシムジャパン1年間の集大成的な部分で、ベスト4まで進んだことを、よしとしましょう!でも選手もあの環境なかでよくサッカーするもんですね。本当に心からお疲れ様でした言いたいですね。中沢選手は日本代表の魂ですね!!個人的には鈴木選手の中盤でのプレスがよかったですね。ただ、サイドからえぐるようなセンターリングがすくなかったように思われます。縦にドリブルして、止まってから、中に切り返すっていうパターンばかりでした。あともう少しシュートを打って欲しかった。最後に、某民間テレビの解説者、もう少しなんとかならないですかね(笑)
投稿者 ナチョス : 2007年7月26日 08:39
『もっともっと増えろ、「因縁」の対決』
オーストラリア戦は、出来もよかったと思いますが、
「因縁の対決」をPKとはいえ、制したということが、わたしの中では大きな喜びをともなっています。
しかも最後オーストラリアはゴール前にはりつきでしたからね。自信満々でアジアカップに臨んできたオージー達は、さぞ肝を冷やしたに違いない。いやはや、胸のすく勝利でした。
もうひとつ感慨深かったのは、これまでは日本の因縁の対決といえば韓国だったのが、アジア圏以外の国(今はオーストラリアもAFCですが)に「因縁」が出来たこと。少し前の日本サッカーの歴史を振り返れば隔世の感があります。日本のサッカーも、やっとここまできたか。
それも、やっぱり、あの敗戦がワールドカップでの出来事だったからこそ。
アジアカップでもコンフェデでも親善試合でも負けは悔しいけれど、世界の舞台で受けた屈辱、その借りを返した時の快感は、別格です。
そういう意味では、あのヒディンクが監督で、日韓ワールドカップで日本が会心の勝利をしたロシアなんかと、次のワールドカップでぶつかったら、すごく盛り上がるんでしょうね!
そんな風に、ワールドカップでの「因縁」が増えれば増えるほど、負けられない試合も多くなる。この積み重ねこそが、代表に勝利への渇望を植えつけるのだろうし、選ばれた選手も胸襟を正して、ということになるのではないでしょうか。
因縁の試合が、この先もっと増えていくことを、強く強く願います。
投稿者 ricky : 2007年7月26日 14:23
とにかくシュートを打ってくれません。打ったらオシムに怒られるのか、パスが出せないときだけシュートしている。
憲剛などあれだけ素晴らしいミドルを持っているのに躊躇しながらシュートするものだから枠に行かない中途半端なシュートばかり、打つ瞬間にオシムの顔が浮かんでいるんじゃないかと思ってしまうほど実力を出し切れないでいます。
トラップの下手なサイドの選手・センタリングが蹴って見なければどこに行くか分からないサイドの選手・追い詰められるとまずはバックパスしか出来ないサイドの選手
代表にはこの人たちしかいないのでしょうか
どことやっても同じことを繰り返して相手の力量より自分たちのことしか見えていないようです。
投稿者 しん : 2007年7月26日 17:35
そもそも、オシムの人選に難があると思うし、オシムのサッカー哲学にも
無理があると思う。オシムの哲学を体現したければ日本ではなく
南米の監督にでもなるべきだ。
オシムはジーコの人選を「素晴らしい選手の集まりだが、彼らは
チームに1人の存在であって、チームとしてプレーすべきじゃない」と言って居たのだが・・・。
今の、オシムの選んだ攻撃の核は、遠藤、俊輔、憲剛の3選手は
自分から仕掛ける事よりも、人を使うことを得意としている選手。
果たして遠藤と憲剛を同時にピッチに立たせる意味があるのか?
ワンタッチ、ツータッチプレーを増やしたと言っても
周りを見渡してからのパスやリスクを怖れてのバックパスが多く
プレー時間が遅すぎて本当の意味でのスピードアップにはなってない。
しかも、厳格なオシムの言うことを聞こうとしているのか
ワンパターンなリプレイ攻撃を繰り返すだけでは、守る方も守りやすいだろう。
結局、小笠原が遠藤になり、中田が憲剛になっただけで
それらがプラスになったとは思わない。オーストラリア戦でもドリブルしていると言うが
していたのは駒野や加地が殆どであって、サイドハーフの人間よりもサイドバックを
多く使う事は守備時のスタミナの消耗やプレー精度の低下を招き
カウンターの餌食になりやすいだけだ。
昔このパターンの顕著な例で三都主が批判のやり玉に上がっていたが…
遠藤を右に置いて俊輔を左に置いて居るのは、ドリブルの仕掛けも
オプションとして用意している様に思わせているだけで
こんな展開なら俊輔が左で遠藤が右の方がまだマシだろう。
そもそもパサーにドリブルを求めるのも酷であって
松井や大久保と言った、ドリブルも出来て1.5列目も出来る必要なのではないか。
巻が大久保になっても支障はないだろうし、遠藤か憲剛が松井になっても
得に問題はないだろう。その方がバランスが取れるのではないか。
また日本はFWとMFの間だにスペースを開ける癖があるのだが
逆を言えばこのスペースは、まだ使う事の出来るスペースでもある。
別にジェフの選手の能力を否定まではしないが教え子ばかりヒイキするのではなく、
山瀬や柏木など、そのスペースで頑張ってる選手にもチャンスを与えて欲しい。
なお、サウジには敗れてしまって、内容的には完敗と思われている人も
多いかもしれませんが、やり直しのきかない決勝トーナメント。
決してオーストラリアに勝って気が抜けた事が敗因だとは思わないし
日本の力不足だったとは思わない。
実力以外の部分で決まってしまう決勝トーナメントならではの展開だったと思う。
リーグ戦なら、これらの内容でも日本が優勝出来るのではないかな?
大事な一戦にかける意気込みや、日本よりも勤勉にサッカーを勉強していた事が
サウジに負けた最大の理由であって、次やれば簡単に負けはしないだろう。
まぁサッカーや、カップ戦にタラレバを言っても仕方がないのだが
けして無意味に失望する必要までは無いと思う。
しいていうなら、この敗戦は選手の責任ではなくオシムの責任でしょ。
投稿者 ぐーぐる : 2007年7月26日 20:06
ベストゲーム?
「ベストゲーム」は異論ありです。
初戦のカタール戦とよく似たゲームだと思いました。ボール保持率は6割ほどで日本優勢。ボール奪取も速いパス回しも良かったということです。後半の相手は狙い通りあっぷあっぷ。そして、シュート数、決定機も倍ほどの多さ。それでも、10人の相手に、同点。戦略的にはオシムの狙い通りの完勝のゲームを、引き分けに持ち込まれた。残念なゲーム!
なまじっかパス力に差があり、パスも通るし身方も見えるので、前半から超優勢だし、いつでも点が取れるという感じで終わってしまった。カタール戦もそうでしたね。何が悪い?
日本は優勢で余裕があるときにこうなりがちですが、ゴール前でフリーの選手を作ろうとパスを回しすぎだと思います。これをオーバーコンビネーションと言うそうですが(ベトナムの監督の言葉。オーストリア人らしいです)パスを回しても、より良い場面ができるとは限らぬともっともっと、肝に銘じるべきではないでしょうか。
そんなパスよりも、皆がゴールに詰めて、遠くからでも、斜めからでも抑えたシュートを打って、こぼれ球を皆で狙った方がはるかにまし。その方が怖さがあるし、相手もゴールの前の方へ出てくるから、ゴール直前が薄くなるはず。あれでは敵は極端に言えば、ゴール前に多数の選手置いて待っているだけでよいということになりませんか。悔しい
クロスもスルーパスもクサビもポストもロングシュートも、そして「何かを合図に、一斉に敵陣前侵入」の上で、「ゴールへの詰め」も一応は揃っています。
俊輔は「玉田のようなクサビが少ない」と言っていました。背が高い相手には非常に大切な戦術ですよね。これを合図に一斉にゴール前へ殺到するとか。これを含んで上の全てを相手に応じて活用すれば、大成してきた高原が凄く生きてくると思うのです。
でもね皆さん。非常に速い判断力(中田英寿のように頻繁で綿密な観察や、周囲選手のスペース走りなどをも前提としています)をいつも養ってきたオシムジャパンです。この力は、最も複雑なゴール前の混戦においても、基礎となって生きてくる能力だと思います。この戦いの1得点にはその片鱗がありました。ファーポストで前をふさがれたうえに腕で肩を制せられた巻がその敵の後ろからヘッドで落として、それに高原が素早く反応したあの1点です。韓国戦でもこういう日本らしい「複数選手が素早く連動した得点」を見たいものです。それにはもう少しゴール前へ詰めねばなりませんが、サウジ戦ではその点は前進していたと思いました。
投稿者 文科系 : 2007年7月27日 11:29
サウジ戦は残念でしたが、オーストラリア戦では上手く機能してて、見てて楽しかったですね。
見る方としては、両サイドのドリブル突破やを見たかったのです。(突破なし、展開なしの気がしたので・・・・)
中盤は、得点エリアでもボール廻しを主としてたんですが、もっと打っていく形が欲しかったように思えます。
(得点の匂いが感じられなかったので・・・)
オーストラリア撰での、このボール廻しが上手くいった分、次戦で裏目に出た気がしてなりません。
PKにもつれ込んだ時に「遠藤・俊介・阿部」以外に誰が蹴るだろうと考えてると、キッカーが、W杯メンバーだったのには、粋を感じたのは私だけでしょうか(笑)
投稿者 KeKe : 2007年7月27日 11:54
今でも疑問だが、よくマスコミがオーストラリアを称し強豪と言うがそうかなあって思う。一年前の大会の結果でそんな事を言うんだろうが、四試合戦って1勝2敗1分ですよ。ブラジルにはぜんぜんだったし、イタリア戦は1人多かったのに点取れないし(イタリアから無理か)問題の日本戦だってpkの所を審判が見逃しちゃたし、あれがきちんとジャッジしてればあの選手は少なくともイエローを既に貰ってたから退場だったしね。今回の大会でもご指摘通りトラップて下手なんだって思った。韓国選手が足元に納めるのとはかなり違った(日本もかなりヤバイけど)そう考えると今回の結果は順当なんだって思う。フランス大会の時はイランに負け日韓の時も参加出来てない分けだし、強豪と言うより新興国と言った方が適当なんでは。これからは競争相手としてはいいんだろうが、やっぱり韓国の方が気にはなる。あいつら上手いし。サウジも日本より色々な面で強いからオーストラリアばかり気にしてちゃ駄目なんだって感じました。
投稿者 白書ん : 2007年7月28日 11:41
日本は目的を達成したわけですが、内容の解釈は別の見方があるかと存じます。
> 4バックがどう、人もボールも動くサッカーがどう、という個々の戦術を超えた、さらにハイレベルな部分で...
気候の影響と、なによりも選手たちがジーコ監督時とほぼ同じなため、安全第一のボール回しに傾いたやり方にならざるを得なかったように見えます。
オシム監督はコーチングが浸透しきっていないのを重々承知で「負けないこと」を重視した。おそらく識者の方々同様に、オシム監督は両チームの実力を、拮抗気味だがオーストラリアの方が上だと正当に判断しており、それでも絶対に負けたくなかったのだと想像します。
>(1)中盤でチェイスしたり、ボランチが守備ラインを形成したりすることによって、相手に前線で繋(つな)がせず...
中盤の短いドリブルとパス交換で、自在に守備側の首を振らせていたのは、日本ではなくオーストラリアでした。日本と異なり、縦にボールを往復させる組み立ては見事で、オーストラリアが一息つくまで耐え抜かねばなりませんでした。
とはいえ、日本が始めの段階でがんばれたのは仰るとおりだと思います。珍しく、
>(2)最終ラインはペナルティーエリアの前で高めに取り...
この効果はあったのでしょうね。オーストラリアのシュートは少し遠目でした。
しかし彼らの力からすると、
これはむしろ幸運と言っても良いかもしれません。
さらなる幸運はビドゥカと、後半のキューウェル、ニールも万全でなかったことです。
退場者が出ても、日本のドリブル・パスは相手守備ブロックの外側で横這い状態、崩しきれそうな時間帯もありましたが、オシム監督は安全策を貫き通してサイドを使わせました。
守備面ではご見解どおり戦術を消化できたみたいですが、攻撃の方はオシム監督が妥協したのだろうと感じます。
そして運に賭けるところまで到達するしかなかったのでしょう。
そういう意味で狙いどおりではあったでしょうが、オーストラリアも同じ結果を求めることに方針変更してたわけですからお互い様か、と。
ただ、オシム監督の柔軟な対応姿勢は存分に見られましたから、今後への期待はさらに膨らんだなと思います。
投稿者 あさだ : 2007年7月28日 13:58
基本的に、ポリバレントとか言うけど色んなポジションができるということは、1つのポジションのスペシャルではないことでしょ?例えば、阿部はDFとするとFWへの寄せが遅すぎる。今回の3点の失点に全部関わってる。Pエリアから離れた位置なら、良いんだけど、近いとあんまり良いDFに見えない。駒野は、なんでいるのかわかんない。加地は、疲れているのか1対1を仕掛けない。鈴木は、消えてる。中村(憲)は、相手に寄せられると極端にへたになる。遠藤は、上がったらいつも歩いて戻ってる、走れ!巻は、FWとしては先発で使えない。なぜ前田は招集されなかったの?羽生は、相手にパスばっかしてる。千葉からの選手は、全体的に活躍していない。大体、中村や遠藤を批判する前に、彼らからパスを受ける選手が動かなければ、いくら中村や遠藤でもパスは出せないよ。最初から中村がマークされるのはわかってるんだから、周りがもっと上下運動しなきゃ、パス出す前に囲まれてつぶされちゃうじゃないの。
結局、欧州組(中村、高原)頼みで、ジーコと変わっていない。もっとも、それだけ国内組との差があるということだけど。
これからは、中村の周りにもっと動ける一や1対1で勝負できる人が招集されてほしい。遠藤は、中村(憲)とポジション争いか中村(俊)の控えだね。で、左には松井が招集されるんじゃないの。鈴木は、稲本が使えるようになったら、呼ばれないじゃないの。阿部は、DMFかDFのバックアップ。加地、駒野は、呼ばれなくなるかもね。広長が、松井のバックアップになりそうだし・・。そういえば、伊野波って何しに行ったの?
投稿者 shin : 2007年7月28日 16:01
サッカー誌やネットを見ると、何で自分は試合を細かく分析的に観れないのだろうと悲しくなります。誰のプレーがどうだったとか、チームとしての意図がどうだったとか、試合をみててもあまり分からないのです。どなたか、観戦力をつけるコツ、試合を見るときのポイントなどを教えてください。
で、そんな私が書くのもなんですが、日本サッカーについて。
昔は日本代表の試合にすごく興味があったのですが、98年ぐらいからどうでも良くなってしまいました。それどころか、日本のサッカーには観ててもつまらなさしか感じず、将来性もないと思っています。
何故か。サッカーは結局最後は、身体能力の差が勝敗の差を分けると思うからです。日本は、個で劣る分を組織・戦術で・・・というのが基本コンセプトにあると思いますが、じゃあ身体能力のある国に組織・戦術が組み合わさったら・・・と考えたら、日本のサッカーはメキシコのように、w杯でベスト16に安定的に残れるかどうかが精一杯の目標になるような気がします。
そもそもアジアに4.5枠あること自体不合理で、せいぜい3枠じゃないかと思っています。そうなると出場すら危ないでしょう。
今回のアジアカップですが、性格ひねくれてるのじゃないかと思われてしまうかもしれませんが、オーストラリア、サウジの方を心の中で応援してました。オーストラリア選手のスピードはさほどないものの、日本選手を複数引き連れる、ゴリゴリ押していくようなドリブルを見るにつけ、サウジFWのアジアレベルを超えているのではというスピードを見るにつけ、日本は勝利に値しないと感じたからです。サウジFWに関しては、アジアの真剣勝負でこんな選手を見れるのかと、嬉しささえ感じてしまいました。
日本の選手は決定的に走るスピードがないと思いませんか?05年のキリンカップで、UAEの中盤後ろ目の選手の長い距離一気の走り込みについていくずにした失点、ペルーFWの瞬間的な加速にDFがついていけずにした失点、06W杯最終予選、アウェーのイラン戦でマハダビキアにサイドを抜かれまくったシーン・・・そいういったものを考慮すると、どうしても日本のサッカーには希望をいだけない感じがします。若い世代にそんな印象を打ち砕いてくれる選手は、いるのでしょうか?
はなしは飛びますが、俊輔が嫌いです。サイドに流れるシーンが多いのに、サイドを突破という選手でない。私個人としてはあるレベル以上の相手になるとFKだけの選手と映ります(MVPとったといってもスコットランドリーグでは・・・)。松井とかに早く替えて欲しいです。
以上思っていることを書きましたが、最後に。
サッカー評論家(Sジオ越後、Jリーガー上がりを除く)、サッカー誌記者、玄人な観戦者に、テレビ解説してもらいたいし、日本サッカー協会で仕事して欲しい気がします。
アジアカップの解説で、もっとシュート打てしか言わない解説者や、母国開催のシード、気候などのアドバンテージで手にしたW杯ベスト16に調子に乗って、06年はベスト8と言うような協会関係者には、ため息がでます。
投稿者 観戦素人 : 2007年7月28日 20:21
「観戦素人」さんへ
素人どころか、お見事な視点、観察と思いました。オーストラリアやサウジの選手への表現、ある種の解説者へのご批判などを。だから、意見が書きたくなりました。
言われている中心の命題は確かにスポーツの中心に座るような問題だと思います。ブラジル流の技術を信じたジーコはオーストラリアというよりも、狡猾な「ヒディング豪流体当たりサッカー」に破れましたし、今のメッシや全盛期のロナウドが走り出したら、日本人では確かに止めがたい。
でも、以下も現実です。小さいブラジルがドイツに勝った。アジリティーの勝利ということでしょう。そこで西欧は南米の個人技に対して、組織を追求した。その組織戦術も常に日進月歩でしたし、これからもそうでしょう。今は、イングランドから新組織が生まれてくるのではないかと僕は注目しています。
さて、オシムがやっていることはジーコが過信した日本的アジリティーに、走力を基礎にした速い組織をプラスすることと言われています。僕はその可能性を、オシムの経験、頭脳とあいまって凄く信じています。アジアカップでもこの「土台」の側面は成功したと思いますが、得点戦略がまだまだ弱いとも判明しました。現在36位、アジアカップ結果から40位を割るかも知れませんが、間もなくすぐに盛り返して30位は切ると確信しています。大成した高原もいることですし、彼の技術も計算に入れた「オシム日本流得点戦略」が間もなく確立されると思うからです。次期ワールドカップまでには世界20位ですら夢とは思っていません。
もっともアトランタで日本がブラジルに勝ったように、サッカーの勝敗では20位ぐらいの順位はすぐにひっくり返りますが。まーとにかく僕は外国崇拝ではないということです。むしろ、監督が大事だと思いますね。
なお、瞬間スピードと持続的走力とは両立しがたいものだと思います。坪井がよく足がつるのは、瞬間的に走りすぎてしまううえにオシムの走るサッカーもやっているからでしょう。凄く速い加地も後半は走れない。逆に、ロナウドは瞬間的にしか走らないから、またそれでよいとされてきたから、太ってしまったのではないでしょうか。あんなのはカペッロでなくても嫌だ。
投稿者 文科系 : 2007年7月29日 11:34
文科系さんへ
本当試合深く見れてて、また知識も豊富でうらやましいです。
Sジオ越後が、オシムのことをニッカンスポーツのブログで酷評しているが、何かこの人結果論が多過ぎるような気がします。俊輔を使って欲しくありませんが、オシムの方がジーコの百倍いいと思っています。万が一オシムを他のアジアの国に獲られたらヤバイと思います。
少なくともオシム礼賛の点では、文科系さんと考えが一致すると思います。
投稿者 観戦素人 : 2007年7月29日 19:07
オーストラリア戦は、オシム監督下でのベストゲームというのに賛成です。
もちろん、この試合の内容に満足した、という意味ではありません。
だから、「文科系」さんの気持ちも分かりますが、この1年間の全試合を通してみれば、相対的にベストゲームと言っていいでしょう。
この試合で良かった点は、市川さんが3つの理由を挙げて仰っているように、ビドゥカを抑えた点です。
オーストラリアは、ドイツW杯時と比べて個の強さはあまり変わっていませんでしたが、ヒディング→アーノルド監督代行に変わって組織力はかなり落ちていました。
だから、個の力の象徴であるビドゥカを抑えることに最も力を入れるべきだったし、それを実践してやり切った、という点を誉めたいと思います。
それにしても、本当に不思議なんですよね。
ドイツW杯のとき、中田英があれほど「ラインを上げて、ボールの出所を抑えろ。そして、相手の大型FWをゴールから遠ざけろ。そうしないと、体格差で劣る日本は守りきれない」と言っても、宮本に代表されるDF・MFは「ラインを上げりゃいいってもんじゃない。裏を取られる!」と反発していた。
ファンやマスコミ、サポもどちらかと言うと宮本の言うことが正しい、中田英はワガママだ。的な雰囲気が漂っていましたよね。
だけど、オシムがそれと全く同じ戦術をとっても、誰も何も言わない。
なんで?
「オシムがオーストラリアを抑えたのはたまたまで、その守備戦術は間違ってる!」
とか言う人がいないのは、意味不明です。
そもそも、私は、以前から体重・身長・パワーで欧州・南米に劣る日本人は、中田英の言う通り、俊敏性と運動量を生かして前でプレッシャーをかけ、ラインを高く保ってデカい敵FWをゴールを遠ざけるのが、一番日本にあった守備戦術だと思ってました。
それを体現してくれたオシム監督は、すばらしいと思います。
オシムの元で中田英がプレーする機会がなかったのが、本当に残念。
攻撃を犠牲にして俊輔が守備に走る姿を見て、「ジーコではあり得ない戦術。でも、きっと豪と互角以上の勝負ができる」と確信しましたから。
投稿者 ジダ : 2007年7月30日 01:09
観戦素人さんへ、自分なりのアドバイスを。
まず、サッカー誌やweb掲示板、スポーツ新聞記事などの批評を読む前に試合を見ることが重要だと思います。
まずは自分なりの感想、意見を持つことが大事です。
(特に録画して後に見る場合など)
自分は最低でも3回は見ます。
1度目は普通に試合を楽しみます。
(これはLIVEが多い)
2度目は選手の細かなプレーに注目して見ます。
(録画したものを見ます。気になるシーンでは一時停止コマ送り、巻き戻して何度も見ます。1人の選手をずっと目で追うのも面白いです。ポジションによっては画面に映りませんが)
3度目はwebのサッカー批評等を読んだ後で改めて検証します。
それからサッカーを見る時最も重要なこと(だと個人的に思っている)ですが…
サッカーは11人(正確には22人)でやるものである…。
当たり前のことですが結構理解してない人が多いです。
例えばある選手がパスを出した時パスが通らない、あるいはカットされる。これは単純にパスを出した選手のパスミスとは限りません。相手の読み、詰め、あるいは受け手との連携、もちろん平凡なパスミスというケースもありますが。
クロスも何かと言うとキックの精度が悪いと評されます。しかし選手がいない場所に抜けていったクロスでも、ミスとは限りません。出し手と受け手の呼吸が合わなかったというケースも考えられます。
クロスというのはむしろ受け手の動きが重要だと思います。
じっとゴール前で待っているだけではDFに対応されて合わせるのは難しい。
クロスが上がった場所に選手が飛び込んでくる…というのが理想的かもしれません。
サウジアラビア戦の日本の2失点目が分かりやすい例だと思いますが、ああいう形はDFにとっては守りづらい。
こんな感じでしょうか。
最後にテレビで見る場合は実況と解説は重要です。
某局の実況および解説は聞くに堪えません…。
投稿者 よかず : 2007年7月30日 09:15
中村(俊)は、パス精度、シュート技術、FK、ドリブル、ボールキープ力、視野の広さ
の全ての面で卓越している選手で日本で最高の選手だと思っています。
しかし、中村(俊)がいるとオシムの当初目指しているサッカーにはならないと思うのは私だけでしょうか?
中村は守備による貢献が少ない。
またパス&ランの基礎的な事はやらない。
(彼は、パスを出したら、そのパスの軌道を確認している。どうだ!!この完璧なパスは!!?って感じです。
そして、FWが決めれなかったらがっかりした顔を浮かべる)
右に左に顔を出してパスを供給する運動量は確かにあって
素晴らしい選手だとは思うが攻撃にスピードを出せないのです。
今回のアジア大会でオシム監督は、
中村(俊)をアルゼンチン、ビジャレアルのリケルメの如く中心選手(守備なし)としてチーム作りをするか。
当初の予定通り、走りをベースとしたチーム作りをするか。
オシムにとっては、それを判断をする大会だったのではないでしょうか?
(欧州での試合以外の親善試合で欧州組みは招集できないから。)
そして、中村(俊)は確かに決定機を何回か演出したが・・・・怖さはさほど感じない。
これから中村(俊)は呼ばれないような気がするのです。
どうでしょうか?
オシムの本心が知りたいと心から思う。
追伸。。
U22から柏木が外れてしまいました。
本当に残念です。
反町は・・・・。。。。。。
投稿者 tt : 2007年7月30日 19:30
まず、観戦素人さんへ
こういう所で対話ができるというのは嬉しいことですね。お応えを下さり、有り難うございました。オシムがアジアカップで残した課題にどう応えていくかは、非常に楽しみです。
また、改めて僕の観戦法を、このメール末尾でまとめてみたいと思います。
ジダさん
一言お詫びです。豪戦が終わってから、サウジ戦、韓国戦を見て現在は、こう思っています。豪戦がベストゲームだったのかも知れないなと。というのは、僕は現在のオシム日本に、得点戦略も含めてもっともっと大きい期待を持っていたからです。正直もう少し強くなっていると思っていた。
今はこう思います、強くなっているのは間違いないのだが、サウジや特にイラクが凄く伸びたなと。そりゃそうですよね。ここ10年ばかり日本の名前だけを高めて、金などがある中東も黙っているわけはない。
アジアが、こういう時点にあるということなのでしょう。アジアも楽しみになったということです。サウジFWのスピード、イラク全員の走り、身体能力、そして何よりも敢闘精神!
さて、僕なりの観戦ポイントと、そこから見たオシムジャパンの今後の課題を改めてまとめてみます。
①接触に弱い日本は、やはり組織としてのポゼッションサッカーで闘わねばなりません。組織的にボールを奪い、組織的にそれを運ぶ。素早い周囲の観察、速い判断、ワンタッチ・ツータッチプレー、走力などがその基礎になります。
まず、中盤近くでボールを奪えて、それを速くつなぎシュートで終われるという、その程度を見るということでしょうか。この能力ではアジアトップで、これはオシムの功績です。
②次は、ゴールへの接近手段です。クロス、ポスト、クサビ、スルーパス、中長距離シュート、ドリブル侵入などのポイントがありますが、なかでもやはり、次の点がこれからの焦点になると思います。
③②のいずれの場合でも、やはり皆が一斉に前に詰め、こぼれ球を拾いあったり、速い判断でつなぎ合ったりして、多人数で組織的に点にするという局面を多く作らねばならないはずです。ここでも①で養った組織的な速い判断でのアジリティーで勝負するということですね。
オシムは、①ができるならこの③もできるだろうと考えていたのではないでしょうか。嬉しい誤算だった高原の成長もあったことだし。でもここがうまくいきませんでした。今後の課題だと思います。
なお、「1対1に強い防御」というポイントですが、これを僕は①のボール奪取力の中に含めて述べたつもりです。
投稿者 文科系 : 2007年7月31日 17:08
よかずさんへ
アドバイス本当にどうもありがとうございました。
観戦玄人への道は、1日にしてならずということですね。
投稿者 観戦素人 : 2007年7月31日 17:43
オーストラリアの敗因は何といってもコンディションの悪さです。初戦のオーストラリア対オマーンも見ましたが、オーストラリアの選手は序盤から足が止まっており、オマーン選手の前に立っているだけでした。そのため、ドリブルや壁パスであっけないほど簡単に突破されるシーンが何度もありました。また、アジアカップに対するモチベーションの低さもあったのかもしれません、W杯・欧州選手権に比べたらやっぱり格下になりますから。結局、そのあたりが最後まで改善されることがなかったという感じです。
日本戦で予想外の2トップにしてきたのも、運動量が少なくそうしないとゴール前で人数が確保できない(飛び出しを期待できない)・守備のリスクを減らしたい(飛び出した後のカバーが遅れる)からだったのだと思います。
オシムサッカーですが、私は攻撃面についてはあまり心配していません。確かにボールを回すばかりで、積極性が足りないように感じます。しかし、それは選手の心理バランスの問題(失敗を恐れている)なので十分修正可能だと思います。
問題なのは守備面です。中盤の中村俊・遠藤・中村憲・鈴木からはボールに対する執着心を感じられませんでした。アリバイのようなチェックとチェイシングに、人任せのハイボール。両サイドの駒野・加地も競り合うことを避けているように見えました。
ある程度力の差があった予選では目立たなくとも、アジアの強豪国やW杯に出場する国相手ではあれでは通用しないと思います。
中盤の選手にこそ巻のような精神が必要だと思います。
投稿者 seneschal : 2007年8月01日 04:01
人の批判しかしない セルジオ越後にこのホームページアドレス教えてやれよ。 ニッカン!
投稿者 fight_vissel : 2007年8月01日 12:38
まずは、文科系さん。コメント本当にありがとうございました。
市川さん、それからこのブログを御覧の熱く日本サッカーを応援している皆さん、日本サッカーにほとんど興味をなくし、それがため代表の試合も、何かしながら流す程度でしかも部分的にしか見てない私が、冷めたコメントを、またキチンと見てないがために事実誤認があるかもしれないコメントをすることをご容赦下さい。
ラグビーを見てると、体格、スピード、パワー・・・といった個の力の大切さが痛感されます。相手の一人を、何人もかかってでないと止められないと当然守備の手薄なエリアができ、そこを突かれ失点する。一人で、相手の少なくとも一人は振り切れないと攻撃の埒があかない。今年はラグビーのW杯があります。日本代表の試合でそういうシーンをおそらく沢山目にすることでしょう。
サッカーも実は、肉体の接触が圧倒的に少ないため見えにくいだけで、ラグビーと同じで最後は個の力なのではないかと私は思っています。
日本の選手を見てると、個人の”迫力”とでもいったものが感じられないように思います。スピードやパワーに溢れた”迫力”ある個人がいないように思います。それは、体格や身体能力に起因するのでしょう。スキルフルな小野、松井は別の視点で好きですが、やはり”迫力”ある選手がもっと出てこないと・・・と思います(Jリーグや北京以下世代を見てないので、人材はいるのかもしれませんが)。
だから私は、日本代表にはほとんど興味がないのです。
むしろ、中東諸国や韓国に魅力を感じ、それらの国がW杯活躍してくれれば満足といった感じです(実際、02年は日本のグループリーグ突破に何の感慨もなく、それよりもソル・ギヒョンのイタリア戦同点ゴールに歓喜しました)。
日本はアジリティー、テクニックに優れるなどとサッカー誌などで目にしますが、何を指してそう言っているのか、試合でどう生かされてるのか、私には分かりません。
日本は持久力を活かし、根気よくプレスをかけ、後半の終盤に1点取って勝つマラソンサッカーに活路を見出すしかないのかなと思っています(女子マラソン強いし)。
今回のアジアカップは、04年よりレベルが高かったような気がします。そもそも中東勢を中心に潜在力はあるのでしょう。昔、イラクにはアーメド・ラディなんてスターがいたし、サウジには、オワイランとかデアイエなんてのがいたし。
先日、アジア第5位のプレーオフの相手がオセアニアであることを知り、これじゃ5枠と同じと思い「(FIFAはAFCに)甘~い」とスピードワゴンの井戸田ばりに心の中で叫んでしまったのですが、それでも日本が通過するのは簡単でないような気がします。ダブルイラ、サウジ、ウズ、韓、豪。他の湾岸諸国だって、いつ大化けするか分からないし。
建設的なことも書きましょう。私的な日本強化案です。
1.帰化選手を増やす。ラモスがいなければ、ドーハの悲劇までたどりつけなかったでしょう。ロペスがいなければ、98年に出場していなかったでしょう。帰化とは違いますが、仏は黒人だらけです。
2.ダルビッシュのような混血を増やす。難しいか。
3.異なるスポーツの元一流選手を、協会のアドバイザーに迎える。野洲高校の監督はアマレスからの転向だし、帝京の古沼監督(今も監督してるかな?)は陸上出身だし。往年の名投手 江夏豊さんの本読んでたら、「02年のW杯を楽しませてもらった。・・・後ろでボールを回しチャンスを窺う・・・」なんて記述がありました。専門外の人から新鮮な発想を得られるかもしれません。文芸家、芸術家の人でも面白いかも。サッカーのプレー経験のある私より帰宅部だった友人の方が、今ではサッカー詳しいです。
それにしても、見ることも録画することもできなかった、イラン対韓国、サウジ対イラク、どなたかDVDにダビングしてくれませんかね~。
投稿者 観戦素人 : 2007年8月01日 19:27
下らないコメントしてますが、先に書き忘れたことがありました。
強化案ですが、
4.野球、ラグビー、バレー、プロレス、・・・志向の将来有望な青少年を「サッカーなら世界で活躍できるチャンスがある」とサッカー転向へと口説く。
動体視力などのスポーツ的な視力や身体能力の高さはなかなか鍛えられるものではないが、それらベースとなる能力が高ければ、ボール扱いは短期間で上達するのではないかと推察しています。ヤンキースの松井が、高校あるいは大学でサッカーを始めていたら、いいストッパーになっていたのではと時々妄想します。根拠になるかどうか分かりませんが、ラグビーのトップリーグで日本代表経験のあるある選手は、高校までバレーボールの選手だったそうな。80年代の代表選手には、サッカーを始めたのが中学とか高校の選手がいました。
野球選手の方が、サッカー選手よりスポーツ視力が総じて良いのではと推察しています。ピッチャーなんかはいろんな関節が柔らかくて、意外な動きが可能かもしれません。
投稿者 観戦素人 : 2007年8月02日 17:49
「やり方は間違っていなかった。後は個人の問題」と選手を選んだ監督自らが言っているのだから、高原、中村俊、稲本、小野、サントス、中沢、川口の従来組を中心に、阿部、遠藤、松井、マルクスなどを加えてのベストメンバーにすればOK!つまり従来組
投稿者 : 2007年8月03日 04:15
つまり、従来組を超えるような選手は現時点では誰一人としていなかったということが今回で分かったということです。ではこれからは?ですが、期待できる選手は今のところは皆無ですね。監督の教え子でこの低たらくですから。
投稿者 : 2007年8月03日 04:22
またまた、はじまりましたね!ハンドルネームすら名乗れぬ???独り言・・・。
小野やサントスや、稲本や、松井が
ちゃんと走って、闘ってくれたなら(松井は別か)
日本はワールドカップ予選勝ち上がっていたよ!
その後の人選でも、小野が走ることを頑張れば当然選ばれているし、オシムだって一番期待してるんじゃない?
もちろんそうなれば彼は、鬼に金棒3本ぐらいの存在だし、世界のベストイレブンでしょう。
サントスや、宮本がかの地の三流リーグでスタメン確保出来ないのは、技術が足りない、体格面で劣る、走れない・・・だからでしょう。
俊輔は、改善されました。
あとは、
「小野」待ちでしょう。
けれども、彼にはこの先長い時間は無いのかもしれません。
だから、いらだつのですよ。
遠藤を従来組みに入れるってのは・・・笑えますね。まともに考えてられるとは思えませんね。
彼は使ってもらえなかったのですよ。
「あとは・・・個の力・・・」
国語の問題ですかね?
「あとは・・・」
解かりますか?
まず走ること、闘うことが前提なのに、そうじゃなかったために「世界の一流になれない人、予選を勝ちあがれなかった国があったってことを!」
僕は
「三菱時代から30年近く応援してるし、小野が日本人最高のプレーヤーだった・・・」と思っているし、代表に入れない現実を誰よりも悲しいと思っています。
けれども、それを単に
「オシムが馬鹿だから・・・」
なんてことは思ったこともないし、現在のオシムの戦術や人選を疑ったこともありませんね」
問題があるとすれば
「世界的な才能の持ち主が、常にチームにおいてスタメンに名を連ね、試合をコントロールし、戦い続けてきたか、否か・・・」です。
J2落ちしたときの彼の懸命さをもう一度見たいものです。
リーグ戦で常にスタメンを張りながら、とことんまでの限界の体力で戦い続けるメンバーばかりでしょう!オシムの選ぶ人は・・・。
ワールドカップという決死の戦いに臨むときに、素人の私でさえ、そのような人間を信じます。
そんな彼等に託します。
怪我が無ければ・・・そう、小野に対する知将の見解はみなそうです。一番悔しいのは本人でしょう。
まだ、南アフリカまで間に合います。
それまでに「浦和」で常にスタメンで、試合をコントロールして欲しいと思います。欧州再チャレンジであっても、まったく同じです。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年8月03日 19:47
観戦素人さんへ
貴方へは、そんなに反論はできません。だけどやはり以下を。
一つは、ブラジルは決して大きくはないとやはり言います。また、メッシもリケルメもけっして当たり強いとは思えない。代わりに、中田英寿は当たり強かったし、俊輔、高原も随分逞しくなったと付け加えたい。
そしてもう一つ、「結局体力や瞬発力」と語り、「そういう人間が組織力も身につけるならば、その方が強い」と語る場合、「組織力も身につけるならば」がそんなに簡単なことではないからこそ、「体力に新しい組織戦略が勝利を占めることも多かった」ということでしょう?
こうして、日本の組織を他の国が身につけるのと、中田や、逞しくなった俊輔・高原やとの二つの間で、現に後者の現にある体力格差のがより絶対的だと語ってみても、何を言っているのかということにもなったりして、つまらない話じゃないですか?失礼ながら、僕はそう思うのですが。
また、投稿者様
サッカーを野球のように「選手個人を見た感じ」で語ってみても全く始まらないと思います。走れない奴は使えない。ワンタッチ、ツータッチ中心は中田浩二や俊輔でさえ、随分疲れると語ったのです。そこのオシム戦略はアジアカップのサッカー評論家でもみな最も褒める点ですよ。
個人で言っても、啓太と憲剛へのオシムの評価は極めて高い。啓太はオシムのゲームで最多出場者だし、憲剛こそもう一人のオシムによる大抜擢だ。この二人を語らずにオシムを語るのは滑稽と思いますが。オシムの中では、稲本はよほどオシム的に化けなければ啓太には代われないし、松井も同じくめったに憲剛を超えられないはずと、僕は思います。
投稿者 文科系 : 2007年8月05日 07:13
あの状態のオーストラリア相手(個の力に頼り、ほとんど明確な戦術は見えない、よーするに弱い状態)に、時間内に勝てなくて、ベストゲームなんて言いたくない。褒めて何が残る?批判して問題点を列挙しないと強くならないでしょ。批判の方が愛情じゃない?日本より明らかにサウジが強く、更にイラクは強かった。決勝の試合はおもしろかったし、決勝にふさわしい試合でした。
オーストラリア戦や、それを含めた以前の試合と同じ事をやっていたサウジ戦では、完全に封じ込められて、ピッチの上で何も修正できないなんて、選手は悔しくないのかな?攻めてこないチームのパスコースなんて、少し研究するだけでサウジ並みに封じることはできるでしょ。仕掛けてボールとられるならまだしも、戻して回している間にとられたら何もできないじゃん。海外のサッカーを、ただ見るだけではなく、真面目に見て吸収しようとしているのか?自分たちの負け試合はちゃんと何度も見ているのか?といつも思います。サウジ戦はそういう意味で、教訓のたっぷり詰まった良い教材だと思います。
ゴール確率の高そうな攻撃なんて、当然見え見えだからまず守られる。じゃあ戻すしかない。この繰り返し。分かりやすいですね、もっと頭柔らかくしてほしい。で、たまたまゆるむところをついて攻撃。これが今の日本。それを100%ゴールにつなげられるなら、今のままでも良いですが、サウジのディフェンスはほとんどほころばなかったし、セットプレー以外で得点を許さなかったのが実状です。それにしても、ポストプレーや相手を背にしてキープ、エリア近くでくさびや1,2というのをできなさすぎる。恐ろしくない。
未だに、今のA代表で結果が出せるのはトルシエ。サッカーや考える癖が身体に染みついていないから、ジーコやオシムの求める自発的とはどういう事か理解できないのでは。一人二人ができても、チーム全体でできないなら結局ダメ。まだ、日本人お得意のレールを引かなきゃいけないなんて、問題はサッカーだけではないようです。
次にうまくなるのは、今のU-20の世代が出てきたときかな。ボールの持ち方は、この世代は明らかに世界に少し近づいています。今のA代表の選手にはないものを持っています。
今のJ1のチーム数を半分くらいにして、選手の貴重性、当然その分給料を上げて、J2以下はもっと給料を下げて、生活と名誉を懸けさせる、そういう風に、小さな子供の強烈な夢になるような地位にすれば良いかと。無駄にJ1のチームを増やしすぎ。ショービジネスに共産主義で発展があるわけがない。ぬるま湯プロでは、今の選手にも、これから出てくる子供にも未来がありません。アジアチャンピオンズリーグで全く結果が出せていない事を見逃してはいけませんよ。カップ戦で、アマや高校生チームに負けるプロはクビです。
投稿者 つよくなれー : 2007年8月05日 17:08
サッカー、野球、ラクビー、その他スポーツは
多々ありますが、本質論・上達論などは同じ
だと確信・実感をしています。
私は少林寺拳法ですが、一見畑違いのように
感じますが、ある本を読んでその内容に
目から鱗が落ちました。
弁証法的を駆使した科学的考察による本質や上達の
過程的構造の解明、勝負論と内容は武道を題材に
解説をしていますが、あらゆるスポーツに適応が
できる優れた本だと思います。
これは本の宣伝ではなく、スポーツをする人も
見る人も読めば今までとは違ったものを必ず
得られる本だと思い投稿しました。
「武道の理論」「武道の復権」~シリーズで
文庫本で出版されています。
投稿者 ミック : 2007年8月05日 18:23
文科系さんへ
日本人とブラジル・アルゼンチン人は体格が同じようでも身体能力には違いがあると私は思っていますが、サッカーを深く見えてないゆえに、自分がつまらない(場違いな)コメントしているなという自覚はあります。
繰り返しになりますが、文科系さんのように試合を見れる人を羨ましく思っています。
投稿者 観戦素人 : 2007年8月06日 14:06
つまらないコメントしてますが、まずは文科系さんへ書きもれたことを。
ブラジルやアルゼンチンに日本は身体能力(パワー、バネ、しなやかさ・・・)で劣っていると思います。日本にロナウドやロベカル、バティストゥータ、メッシ・・・クラスがこの先現れるとは想像できません。ですからブラジルが大きくなくても勝てるのだから日本も勝てるという論理には同意できません。
また組織を追求した欧が、ブラジルに勝てたのも組織だけでなく、欧の身体能力もあいまってのことと思いますので、日本が組織の力で世界20位くらいの成果をあげられるとも思いません。
ただ、90年イタリアW杯でカメルーンがベスト8に残り(ブラック)アフリカの躍進が予想されたものの、その後何大会経ても1チームしか決勝Tに残ってない現実や、アジアカップで日本が連覇したように身体能力が高い中東が安定した力を発揮してないことから、文科系さんの仰る組織を身につけるのが難しいというのもその通りなのかなとも思っています。
まあ、文科系さんとの見解の相違は組織か個人かの重視の度合いということなのでしょう。私はひどく個人を、文科系さんはどの程度か分かりませんがより多く組織を重視しているという・・・。
日本は国際試合の対戦相手に、メキシコを多く選べばいいのにと思います。でかくもなく、飛びぬけたスターもいない。なのに安定的にW杯16強に残る。その対戦で日本が見習うべきものをつかめるような気がします。
もっとも、白人、黒人と並んで、インディオの血をひく彼らにもやはり身体能力で劣るのかもしれませんが。同じアジアの韓国にすら劣っている日本なので。
投稿者 観戦素人 : 2007年8月08日 18:05
ちょっと誤解というか、誤読があるようです。
「ブラジルが大きくなくても勝てるのだから日本も勝てるという論理」を僕の文章から読み取られたのは、失礼ながら誤読です。僕の文章の関連部分を抜いてみますね。
まず、初めてお返事させていただいた7月29日の文章から。
「狡猾な『ヒディング豪流体当たりサッカー』に破れましたし、今のメッシや全盛期のロナウドが走り出したら、日本人では確かに止めがたい。」
ここで、『ヒディング豪流体当たりサッカー』の他にメッシやロナウドについて「走り出したら、日本人では確かに止めがたい」とわざわざ書いたのはけっして体の大きさではなく、瞬発力や日本のさらにその上を行くアジリティーなどの問題でしょう?現にそのすぐ下にこう書いています。「小さいブラジルがドイツに勝った。アジリティーの勝利ということでしょう」と。アジリティーとは敏捷性と訳しますが、瞬発力を前提とした身のこなしのことのはずです。
さらに最後の8月3日の拙稿でも「結局体力や瞬発力」と述べて体格に近い体力から瞬発力を区別して、書いたつもりです。
僕も大きさが必要なバレーボールを180ない小さい体でやって(セッターではないし、今で言うリベロでもない)、愛知大学1部リーグ4位のチームのレギュラーに1年でなったという経歴がありますので、体格と体力、さらには瞬発力との区別は間違いなくして書いています。
他のことですが、メキシコと韓国のお話しは貴方に賛成します。付け加えるならば、南米はほぼメキシコに似ているとも。つまりスペイン、ポルトガル系は決して大きくはない。黒人の血が混じるとまたバラエティーに富んできますが。
また、この部分もその通りと思います。「まあ、文科系さんとの見解の相違は組織か個人かの重視の度合いということなのでしょう。私はひどく個人を、文科系さんはどの程度か分かりませんがより多く組織を重視しているという・・・。」
投稿者 文科系 : 2007年8月12日 23:20
すげー、普通高校のカス部員の私とは大違いです。文科系じゃないじゃないですか。サッカーしてたら、打点の高いヘディングで活躍されてたことでしょう。
投稿者 観戦素人 : 2007年8月17日 17:21
久しぶりに覗いてみたら・・・なんだかなぁと言う感じですね。
もっとも、意見は人それぞれ、自由なんですけどね。
得に日本が大きな大会等で敗戦したとき、すぐにフィジカルが劣っているから
日本は何をやってもダメだと言う人が必ず出てきますね。
例えばW杯での敗戦は、宮本の様に背の低いディフェンダー使ったから負けたとか
日本には背の高くて強いFWが居ないからダメだとか。
必ずこの手の事を言い出す人が居て、聞いてて、あほらしい気になりますね。
ホント、日本人ってフィジカルコンプレックスが強いなと思いますね。
出来るハズの事が出来てないのを嘆くなら分かりますが
無い物を嘆く程、あほらしい事はありませんから。
嘆いて次の日に手にいれられる物ならイイですが、そうではなく
改善に長期の時間必要な物に必要以上に悩んだり嘆いても時間の無駄です。
そいう人たちは何を期待してサッカーを見てるのか?と問いたくなります。
確かに身体能力やフィジカルの面で日本は劣っているでしょう。
それは、誰もが認める所です。監督を始め選手でさえも分かってるでしょ。
しかし、サッカーと言うスポーツはバレーボールの様に狭いコートで戦ってる訳でもなければ
格闘技の様に直接、打ち合う訳でもありません。
手にボールを持つことを許されない為、腰より高い位置でのボール扱いは極めて限定されてます。
あれだけ広大なスペースがある上に90分と言う試合の長さ。戦術や戦略も多種多様。
無限の可能性がそこには広がっています。
相手DFが読み切れない位置にボールを運ぶ事が出来れば
どんな屈強なDFでもどうする事も出来ない状況に出来るでしょう。
ボールにも相手にも触れられない場所では、自慢のフィジカルも意味を持ちませんから
個の力だけでは限界があります。よって知の部分やイマジネーション、アイデアの部分も
武器にすることが出来るのがサッカーと言うスポーツの面白さです。
体のバネや屈強さといった身体能力が劣って居るから「終わり」ではなく
その残された可能性の中で日本は何が出来るのか?どこまでやれるのか?
どういう戦術を組んで、どこまで完成度を高める事が出来るのか?
適正な事は出来ているか?このロジックに終わりはありません。
それを楽しいと思えない、表面的なぶつかり合いばかりを見ているなら
サッカーを面白いとは思えないでしょうね。
そもそも、テレビの放送はお約束みたいな感じで盛り上げて居るだけであって
日本が欧州や南米チームに簡単に勝てるなんて手放しで
本気で信じている人なんて殆ど居ませんよ。見てる方もやってる方も
それほど、めでたい人ばかりじゃないでしょ。
日本のサッカーの歴史など、欧州に比べればほんの数年前に船出したに過ぎません。
今は10回やって1回勝てるかどうか?勝率にすれば1割あるかないかの実力しか
日本にはないでしょ。しかし上手く戦略を組み立て完成度を上げる事によって
1割の勝率が2割、3割と引き上げる事が出来るでしょう。
私は、今でも上手く噛み合えば3割~4割ぐらいまで可能性を引き出せると思ってます。
勝率3割程度の力でも、本大会で運が良ければ良いところまで行けるという
淡い期待も抱いてます。(笑)可能性が0%ではないから
またスポーツの面白さは、実力だけでなく、流れを掴んだりと言った部分も面白さの1つ。
強豪チームが勝利を引き寄せられない事もしばしば。
というよりも、もっと言えば結果なんて今は二の次です。
そんな屈強な相手に、船出したばかりでフィジカルも弱い日本のサッカーが
それ以外の部分で何処まで近づくことが出来るのか?
私は、それを想像するだけでワクワクしますがね。
今、出し切れてないと思うから悔しいだけであって、今これ以上ない試合を見ることが
仮に出来たとすれば、結果が何位であっても納得しますよ。
そいう試合がみれたら、負けてもスッキリした気持ちになれるのでしょうが
今は、まだまだ先も見えない状況。だと思いますので。
投稿者 ぐーぐる : 2007年8月31日 18:51
まずは、ぐーぐるさんへ
戦術がどうこうとかが占める要素は小さく、競技人口を増やしたり、育成方法を改良するなど動体視力等を含めた運動能力の高い選手をよほど増やさない限り、日本サッカーに未来はないという考えは変わりませんが、私には視えないものが視えてるのでしょう、文科系さん同様書かれてることが緻密ですし面白みもありますので、偉そうな表現で申し訳ありませんが「”敵”ながら天晴れ」という感じです。今後も積極的な投稿を期待しております。
フィールド外の非常につまらない話なのですが、川渕会長について。
私は、反町監督の資質に問題があるのか、U-20以下世代が可能性を秘めているのかどうか見極める眼を持っていませんが、会長がカメラの前で監督の人選などに意見する姿に疑問を感じます。協会の内部がどうなっているか知りませんが、反町監督をチェックする部門の意見を代表して言っているのでしょうか?もし個人的な意見であれば、自室に呼び出してマスコミに公表しないような形で行うべきではないのかと思います。私設の球団のオーナーではないのですから。
断片的な情報(活字・試合映像)をつなぎ合わせ、パッとした思いつきで代表のスタメンを書いて見ます。
DFの4人に意見はありません。
MFはボランチは稲本と鈴木、前目に松井と山瀬
FWは巻と前田
確たる自信、根拠があるわけではありませんが。
ただ、以前も書きましたが俊輔は本当にアンタッチャブルな選手だろうか?という気持ちは強いです。CL予選のスパルタク・モスクワ戦でGKとの1対1を外している姿に、セリエA3年での得点がセットプレーのみ(チーム事情に同情すべき点もあったかもしれないが)の事実を思い出しました。このポジションはポリバレントでなくていいのだろうか?
投稿者 観戦素人 : 2007年9月07日 19:58
オーストリア戦を今結果だけ知りました。
何度もくどく投稿して本当に気恥ずかしいのですが、昨日ちょっと慌てて書いたので、時間が経ってみて、先に投稿したものが自分の真意とややずれた表現だったり意味不明になってるなと思うので追加します。
私は戦術なんてどうでもいいと思ってるわけではなく、ただ日本が他国と戦っていくには、戦術うんぬんよりももっとベースとなる運動能力を上げることに力を注がないといけないのではと考えているということです。
ぐーぐるさんのコメントを読んだあとの爽快感は今も胸にあります。試合を深く細かく視る眼、考えてることの深さは、ぐーぐるさん(文科系さんもそうですが)の足元にも及ばないだろうなという自覚というか、羨ましさがあります。
スタメンと書いたのは、オーストリア戦のスタメン予想という意味でなく、自分の希望というか、試したら面白いのではという意味合いのものです。
Jリーグも代表戦も、ほとんどサッカー情報番組で見るくらいなので、カンみたいなもので書いたのですが。
前田は、サイズがあるし足元が柔らかそうな気がします。
稲本のほうが、パス出す力を損なわずに、憲剛よりディフェンス力・突進力がありそうです。
投稿者 観戦素人 : 2007年9月08日 18:45
観戦素人さん、お返事を頂いて居たようで、忙しくナカナカ目が通せなく返事が遅くなったことをご容赦くださいませ。
もしかすると意外と思われるかも知れませんが観戦素人さんが仰っている、戦術が占める要素は少なく
競技人口や育成方法の改良が必要という部分は概ねの部分では同感です。
しかし今の時点で、その部分ばかりを見る事よりも、ひとまずは分けて考えた方が楽しめるのではないかと。
ただ、身体能力、フィジカルの部分で劣るからと言って、単純に”技術”が日本人に無いのか?と言うと
意外な程、日本人の技術レベルは世界と比べても高いと思っています。
ただ残念な事に皆が平均点、人と変わった事をしてやろうとか、個で局面を打開してやろうと言う
物を持ってない、正確に言うと基礎的な”技術”はあっても、やりかたを知らない状態だと思っています。
少し、言葉遊びをすると、日本には「プレーメーカー」は居ても「ゲームブレイカー」は居ない状態だと言うことです。
つまり、自分たちのゲームを組み立てる事は得意とする選手は数多く居るけれど、
相手の戦略やゲームプランを破壊して自分のゲームにする存在が居ないと言うことです。
もう、随分と前の事なのですが、テレビなど解説者として有名な、風間さんがテレビでやっていたのですが
毎年、静岡で世界少年サッカー大会という物があり、世界中の名門クラブの
12歳以下のジュニアユースが戦う物で、そこで日本と世界の違いを見ることが出来ます。
海外の選手などは、子供でも1人1人が戦術に捕らわれる事が無く、1対1の場面で何かをやってやろうと言うプレーを
するのに対し日本は組織で局面を打開しようとします。
つまり、指導者がやらせないと言う側面もあると同時に、サッカーが「習い事」になっていると言うことです。
サッカーが盛んな国などは、単なる習い事と言うことではなく、サッカーを教わる事もあれば遊びもサッカー。
ここに大きな意識の差が生まれてきているのではないでしょうか。
日本は習い事としてサッカーが浸透しつつある分、平均的な技術を誰もが身につけれるようになりましたが
習い事に終始するあまり、個の力、個の局面を打開するアイデア。そう言った物を
これから身につける必要があると思います。
これらの事から、風間さんが数年前からやっているのが「清水スペシャルトレーニング」と言う物で驚く事に、
小学生から高校生まで30人をポジションや役割を決めず同時に練習を行うと言う物。
これによって、小学生からすれば体格も技術も違う相手に、当然ながらいつものプレーが出来なくなる。
その状況下で必要なのは何時もと違うプレー。つまり必要なのは「アイデア」と「的確な判断力」を
自分で見つけてチャレンジする心。その個の力を自由な発想で磨くトレーニング方法を数年つづけて
徐々に成果が現れて来ていると言います。このスペシャルトレーニングを行っている選手と
そうでない選手には明確な差が出始めて居るようです。
まぁそれらも含めてチャレンジは始まったばかり、本当の結果が出てくるのはコレからで
将来が楽しみな人材が1人でも多く育つ事を期待しています。
そいう部分も含め、例えば身体能力を持ち合わせてる国は数多く、サッカーも世界中で
盛んなのにサッカーの勢力図はなかなか塗り替えられないのが現状です。
例えばアメリカ。ドノバンやトウェルマンと言った能力の高い選手も居て、チーム全体でも
身体能力が高くそれでも、欧州を凌駕するには至らない原因は何なのか。
上記の事を思い想像すれば少し答えが見えて来るように思います。
また、逆に日本は信じられないような、素晴らしいプレーをする事があります。
まぁ最近で言えばスイスとの試合、親善試合であることや、その他色々な要因はあるにせよ
最後に勝ちきる事が出来たり、W杯直前のドイツ戦やその前のコンフェデ杯などを見ると
コレが同じ日本なのか?と思えるほど良い試合が出来る事がありますよね。
これらの試合は見ましたでしょうか?今見ても、ある意味新鮮に見れます。
このパフォーマンスを1試合でも多く、引き出すにはどうすれば良いのか。
個の力、とチーム力。どちらも欠かす事は出来ない相互のピースです。
オシムのサッカーはどうでしょう?批判したくなるから、この辺でやめておきます。
長くなりすぎますしね(笑)
投稿者 ぐーぐる : 2007年9月21日 06:23
この文章は、友人のサッカー仲間に書いたメールを転載したものです。そのままお伝えする方が面白いとも思いまして。
あのゲームは画期的なもの、日本の将来が示されたような。なんせ、日本が最近世界ランク34位になったのは、あのゲームの結果でしょうからね。
この記事、あのゲームについて、多くの人々と是非討論してみたい。それだけの価値があるゲームだったと考えます。
スイス戦、痺れましたでしょう?松井の交代を除けば。
13分で2点とは、流石に理性的なオシム贔屓の僕でも、訳が分からず。「これ何じゃ?」と、オシム不信が出ましたよ。丁度その2点までの詳細を残念ながらよく見られていなかったし。寝坊して遅れ、ぼんやり見ていたからです。
僕が不信になったのももっともで、オシムが講評の第1にこう語っていますね。
「これほど前後半の差がある試合は10年に1度だ」
これって何なんでしょう。以下が僕には分析できたつもりです。
①全く慣れないやり方の相手に初め戸惑った。
アジアでは、あんなに突っかけてくる相手はいない。コンパクトに前に来たチームとしても、大きい個人としても、初めから凄い組織的プレッシャーを懸けてきました。日本DFからのパスの組み立ての、その出し所はそれぞれ大男がついて塞いできたし、日本ボール保持者には2~3人で突っかけてきたし。まーその分、相手は凄い体力の消耗だったはずです。初めからスイスはめちゃくちゃ走っていた。今思えば、「目下のチームに初めに点を取ってから逃げ切る」と、そういう戦い方だったのでしょう。守備に自信があるチームですし。前半の半分までは、それが見事にハマッタということですね。
②オシムも言うように25分くらいから日本が戦い方を変えました。DFから第1弾パスを出すときに、出される人(ボランチなど)がきちんと走って受け、その周りも受ける準備で走るようになった。それもあってパスが通り、下からの組み立てができるようになったから、「怖がらなくても良い」と落ち着いてきて、敵を振り回し始めた。目上の相手への様子見から、自分の普段の色を出すようになったということでしょう。ただし、ジーコのチームではこれはできません。「連動性」、「受けてあげる動き」がこれほどにはないからです。
③①と②の影響で、後半の相手は疲れていました。日本は各上の相手だから様子見で入ったから(オシムはリスペクトしすぎと述べていました)、まるで疲れていない。しかも持続的走力と、それに裏打ちされたアジリティーは得意技です。1点目、松井のマーカーが付いていけなかった。2点目、ゴール前のフリーキック獲得も、巻がマークを振り切った得点も、アジリティーの勝利でしょう。3点目も大男巻のアジリティー勝ち、相手反則から。そして最後は、憲剛、相手キーパーの弾き(見事でした。あのキーパーで日本は2~3点損してます)、矢野の速い反応!!
以上で言うアジリティーとは日本の場合、組織的・連動的なそれのこと。オシムが言う「ボールも人も動くサッカー」ね。ボールが動くとは、何人もの受けてあげる人が動くということ。
こうして、WC前もドイツに良いゲームをしたけど、大男の攻めてくるチームには日本は強いということでしょう。むしろ、小さくてもアジリティーで上回る選手の瞬間スピードに弱い。サウジのFWに振り切られたように。
凄く良い勉強ができたと思います。世界20位のチームですよ!しかも、アゥエーのガチンコ勝負での2点ビハインドをひっくり返したんだ!!ヨーロッパ諸国からもどんどんリスペクトされ、お呼びがかかるようになりますね。選手も自信を持つだろうし。順位も30位前半になるんじゃないか。
とにかく快心の勝利です。めでたいめでたい!!!
投稿者 文科系 : 2007年9月22日 01:46
前稿の続きです。同じ友人に次に出したメール。ちょっと将来予測がしたくって。もちろん本文のままに。
昨日の続きのメールです。
僕がいくつメールを出しても、忙しい貴方はゆったりと構え、例えば僕の三つ四つに1メールでもよいですからね。僕は楽しいことを書いているので書くのが楽しいわけであって、現役の貴方は、とにかく無理しないで下さい。
さて、日本がゴール前で一皮剥けたかどうか、それが問題なわけです。次のゲームなどで検証するしかありませんが、本日の毎日新聞に相馬直樹(元、鹿島とジャパンの名サイドですね)が講評を書いています。僕と全く同じ見解でした。
「大きな自信をつかんだ」、「収穫の多い」ゲーム。「オシム監督の狙いがようやく形になってきたのを感じた」
その内容まで全く僕と同じですが、一言では「ゴールへ向かっていく迫力ある攻め」ということ。さらにその内容はといえば、また僕と同じ。
「ためらうことなく突破やクロス、シュートというように、ゴールへチャレンジする姿勢が見えていた。ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出すことと、どうやってゴールを奪うのかということがリンクしてきたのである」
この「リンク」が異なったことの単なるリンクではなくて、前者は後者にそのまま生かせるはずなのに、そしてオシムがそれも期待して前者をこってりとやらせてきたのに、選手ができなかったこのリンクということね。そこが、僕が指摘し続けてきた点だったんです。
こう観てくると、結局今回何ができたのか、今後どういう注意をすればこれと同じゲームができるのかがこのゲームから学べるんですよね。まー日本の欠点への最大教訓が。
【 誰かが体の接触を恐れず突っ込んでいけば、皆が詰めていく時間も、得意な素速い連動も生まれて、敵を攪乱し、ゴールが生まれる 】ということです。
これをしない少数の前の人への放り込みだけじゃ、チビだし、単調だし、ちっとも怖くないと言うこと。放り込みと、スルーパスやクサビと、中朝距離シュートに加えて、つっこみと、多人数の詰め・連動。
さて、こう観てくると、高原、巻、松井が揃ったら実に面白い。日本に欠けた「つっこみ、体を張る」奴らだからだ。それでこそ、遠藤、俊輔、憲剛も生きてくる。憲剛もトゥーリオも時に突っ込むしね。
多分この変化は定着します。メンバーにもよりますが。そしたらベスト20位台突入ですよ。スイスは20位。あの後半戦だけなら、世界ベスト10の内容じゃなかったかな。
投稿者 文科系 : 2007年9月22日 01:57
市川さん、殺人的な忙しさの真っ只中にあるのでしょうか?
お体を壊されませんように。
くどくなってどうかと思いますが、今回だけは特別に。
ぐーぐるさんへ。勉強になりました!
日々若年層の育成に腐心されている方へ(目を通されてる方はいないと思いますが)。
9・7のぐーぐるさんへの投稿で、「~育成方法を改良するなど~」と、今振り返ると偉そうな表現になっていることをご容赦ください。
投稿者 観戦素人 : 2007年9月29日 13:53
こう語られましたね。
「また、逆に日本は信じられないような、素晴らしいプレーをする事があります。まぁ最近で言えばスイスとの試合、親善試合であることや、その他色々な要因はあるにせよ最後に勝ちきる事が出来たり、W杯直前のドイツ戦やその前のコンフェデ杯などを見るとコレが同じ日本なのか?と思えるほど良い試合が出来る事がありますよね。(中略)このパフォーマンスを1試合でも多く、引き出すにはどうすれば良いのか」
さて、スイス戦と、WC前のドイツ戦に触れているところが、僕の上二つのコメントと同じであって、驚きました。
ところで、僕や、上に書いた相馬直樹のように、日本が一皮剥け始めたのではないかとスイス戦を分析する向きもありますが、どう思われますか?僕が書いたことにちょっと反論してみてくれませんか?大変興味があるものですから。
煩わせて済みません。
投稿者 文科系 : 2007年9月30日 15:52
毎度の事で恐縮ですが…お返事を頂いて居た様ですのに返事が遅くなったことをご容赦くださいませ。
観戦素人さん
勉強になったなどと、とんでもない。風間さんのチャレンジを紹介しただけです。
ああいう、違う角度から育成に取り組む指導者が増える事は日本にとって
プラスになると、私は思っています。やはりサッカーの醍醐味の1つは
個の局面の打開でもあるとおもいますから。
2年前のロナウジーニョのプレーは見ていて楽しく清々しい思いすら抱きました。
簡単に日本にロナウジーニョが生まれる事は難しいかもしれませんが
今後、見ている者をワクワクさせてくれる選手が出てきてくれると
ファンとしては嬉しいですよね。
文科系さん
うーんと…基本的にサッカーは1人1人見方が違いますし無限に答えがある分、正解も無限にあります。
ですから、単純に反論するつもりもありません。ただ私の意見の1つとして捉えて欲しいのですが。
まず、日本代表のスイスの試合は楽しめましたし、私も痺れました。
スイスに勝つだけでも嬉しい所をアウェーで勝ちきる、それもあんな劇的な形で。
サッカーはどんなに良い試合が出来ても最後はチームの地力が結果を決める事が多くあります。
例えばW杯の舞台で優勝候補のチームとそうでないチームが戦った場合
そうでないチームが守りを固めてPKにまで持ち込んでも、やっぱりそこで敗れる事が
多いと私は思っています。なぜならPKは半分以上運と思いますが、やはり最後は
勝つべきチームが勝つ事が多いのが現実を何度か目の当たりにしてきたからでしょうか。
逆に、優勝候補じゃないチームが試合を支配して優勝候補のチームを終始押していても
一回の不注意からロスタイムに1点取られて終わったりと。
強いチームに勝ちきると言うのは本当に難しい事で、それを親善試合とは言え
なしえた今回の試合は少し頼もしさを感じました。
ですが…。
日本代表が、ある意味で一皮むけたか?というと、ある側面では成長したと思いますが
日本代表が強くなった結果勝てたのか?と言うと、私は違うと思っています。
例えば今回の試合が親善試合ではなく、W杯の決勝だったら日本は同じ試合をして
勝ちきることが出来たでしょうか?私は到底無理だと思います、日本にまだそこまでの地力は
無いのではないかと、と言うよりも、むしろ何試合かに一回ある奇跡の試合の1つ。
そこで終わってしまうのではないかと。つまり次の試合も良い試合が出来ると思ってみると
恐らく期待を裏切る結果、つまりリスクを犯せずディフェンスラインを安全に回すしか出来ない
日本にすぐに逆戻りするのでは?と、私は予想しています。
今回の日本が良い試合が出来たのは、やはり、親善試合と言うのが大きいと
私は思っています。某S氏の言ってる事と被ってる様で少しだけ嫌なのですが(汗)
やはり交代枠6の試合では…GKを覗く10人中6人交代が認められている試合は
やはり、意味合いが違うと思います、10人中6人変わればもはや別のチームですから
しかも後からピッチに入った選手は、今までの試合の流れを受け継ぐ者と
呼吸や意識を何処まで合わせられるのか?という難しさがあるとおもいます。
その点において、日本人はある種の協調性と平均レベルが大差が無いと言う部分において
有利に働いた部分があると思っています。
あと、前回出来なかったので、今回、少し調子に乗ってオシム批判をさせて頂くとするなら
オシムのサッカーには個人的には矛盾を感じる事が多いですね。
最初、オシムが監督になると言ったとき、正直いって嬉しかったです。
ある種、本物の監督が日本代表監督に就任するのかもしれないと。
オシムは寝る間も惜しまず、JのサッカーなどをVTRで見ていると聞いていましたし。
また、日本には日本人らしいサッカーをする必要があるという
ある種ナショナリズムをくすぐるセリフが期待を抱かせました。
ですが、その期待は最初の数試合、初期段階で裏切られたと言う気持ちで
ずっと今まで来ています。勿論、オシムになって成果を上げている部分もあるとは思いますが…。
まず、オシムになって良かった事は、Jリーグ全ての選手に代表になるチャンスを与えた事による
希望と意識改革は初期段階ではあったと思います。
ジーコ監督の時はJで良いプレーをしたとしても、代表でプレーするのは別世界の話でしたから。
その辺を改善してくれるのではという期待がありましたし、今も多少その効果は生きていると思います。
監督が直接Jの試合を視察してくれる事が、単純に嬉しく頼もしく思いました。
しかし、実際はどうでしょうか…試合に呼んでも使わない事が多く、
また、千葉の選手を贔屓してると言われても仕方のない人選…。
別に千葉の選手の能力を低く見積もって居る訳でもありませんし
例えば巻などは、個人的には好きな選手ですが、例えば一時期結果の出せなかった時期
なぜ、使い続けるのか、一度Jで少しの結果や調子が上がるまで待ってあげた方が
本人の為にもなるのではないかと私は思っていました。
逆に好みは別れるでしょうが、何故アジアカップに大久保を呼ばなかったのか?
逆にあのタイミングで大久保を呼んだのは何故か?
また、その試合で大久保の出来が悪かった訳ではないのに何故次呼ばなかったのか?
その辺の事を考えると、オシムの頭の中が見えてくるような気がします。
歪んだ物の見方と思われるかもしれませんが、私は、元々、オシムの頭に
大久保を使う気が全く無いのだと思います。
つまり、Jで結果を出した選手を積極的に使うというのは建前で
もう既に、概ねのW杯のメンバーは既に決まっていると。
ただ、アジアカップの敗戦を受けて改善を迫られる局面で仕方なく呼んだだけなのでは?と。
千葉の選手と一時的でも良いから決別出来るのか?そこにオシムが本当の監督になれるか?
決まってくると思っています。
代表監督はクラブ監督と違い、育成やチームの完成度を高める時間が少ないので
適切な人選する目が必要であると思います。オシムは代表をクラブ化したいのなら
また意味合いが違ってくるとは思いますが、その構想には少し無理があると思っています。
代表に選ばれる選手は、ある意味「完成品」の融合であると私は思って居ます。
ですから、今更、例えばドリブルの出来ない選手にドリブルを代表で求めるのも酷だと思うし
逆にドリブラーにパサーの役割を多く求めすぎるのも酷だと思います。
今の人選や戦略が私は正しい物であるとはとても思えません。
正直バランスが悪いと思っています。人を使うことを得意とする選手、足元でボールを
貰いたがる選手、逆に開いているスペースを上手く使おうと出来る選手。
色々な選手を上手く組み立てる事が理想だと思いますが…。
また、オシムが選手に求める要求が難しすぎる物となっているのでは?と
想像しています。あの口調と雰囲気です、オシムのやりたいことを個人個人なんとなくは
理解しているでしょうが、本当に具体的に1つの方向で理解し合えて居るとは思えません。
まぁ、まだ他にもオシムに対する批判点は多々あるのですが
それに、本当は何処がどう、バランスが悪いか、もう少し具体的に書くべきなのでしょうが
ここまでで十分な文章の長さになってしまったので、また機会があればその時
話すことが出来たら良いと思います。まぁ結局、外野の戯れ言なんですけどね。(笑)
そういう外野の戯れ言も、私は楽しんでいるつもりです。
投稿者 ぐーぐる : 2007年10月05日 03:37
ぐーぐるさんへ
心待ちにしたお返事を有り難うございました。
さて、僕が別の所に書いた「アジアカップの総括」を追加します。直後にこういう総括をしたから、スイス戦に興奮したのでした。今後ずっとスイス戦のようなゲームがすべてできるとは限りませんが、できる確立は飛躍的に高まったと思ったのでした。
チーム評価やゲーム総括の第一関門は、十二分に通過していた。よくボールを奪い取り、逆に奪われないという、いわゆるボール保持率の闘いには全てのゲームで勝っていた。ワールドカップで敗れたオーストラリアに対しても、準決勝で破れたサウジアラビアとのゲームでも。いずれに対しても十%以上は多くボールを保持していたはずだ。組織的にボールを奪い、組織的に敵陣まではこぶ。素速く周囲を観察する速い判断。ワンタッチ・ツータッチプレーによる高度な連動・連携。それらすべての基礎になる走力の持続。最も苦労が必要なこれらの第一関門は、歴代日本代表で最高のできだったのではないか。
さてところが、日本は中東などの防御強化と相対的に、「ゴール前の崩し」が弱いと、誰の目にも明らかになったはずだ。敵陣横に攻め上がった選手がゴール前にボールをほうりこむ「クロス」の精度錬成。それを頭などで受けてゴールなり最終パスなりを狙う「ポスト」役の強化。敵陣前に侵入して身方ボールを受け、走り込んだ身方陣に良いボールをさばく「クサビ」。ゴール前への走り込みにシュートしやすいボールを合わせる「スルーパス」。中長距離シュート。ドリブルによるゴールへの侵入。こんなに多くのポイントが「崩し」にふくまれるが、なかでもやはり次の点がこれからの焦点になると思う。
いずれの場合でもやはりみなが一斉にゴール前へ詰め、こぼれ球を拾いあったり、速い判断でつなぎあったりして、「多人数で組織的に点にしよう」という局面を多く作らねばならないということだ。ここでも日本人は、速い判断での組織的な敏捷性で勝負するということである。ちなみにオシムは、第一関門である組織的ボール保持力を高めればこれらもできることになると考えていたのではないだろうか。嬉しい誤算だった高原の大成もあったことだし。でもここがうまくいかなかった。今後の最大課題と言える。
この大会でこういう片鱗が観られたこともたしかだ。たとえばベスト四を獲得したオーストラリア戦の唯一の得点である。クロス、ポスト、冷静なゴール・テクニック発揮。望ましい全てがゴール前で連動された得点だった。敵ゴール左横からのクロスを、右ポスト近くで前をふさがれたうえに腕で肩を制せられた「ポスト」役の巻が、その敵のうしろから頭を突き出してヘッドで落として、それに高原が応じた一点である。あのときの巻は日本人離れしているというほどに逞しかったし、シュート・フェイントまでをまじえた高原は、冷静かつ俊敏にそれに連動できた。「複数人以上がゴール前に詰めていれば、屈強なオーストラリア人相手の日本人には、こういうこともできる」と示されたはずである。
この「ゴール前に複数以上が詰めて連動する」という点で、僕がこのチームに入れてみたい選手をあげる。国内では千葉の若手、水野晃樹。海外ではフランス・ルマンに在籍する松井大輔である。松井は、このチームに近く初めて入ることになるだろうが、この大会ゴール前の日本人に最も欠けていた多くのものをもった選手だと思う。パス交換でもドリブル侵入でも、また中距離シュートでも、とにかく接触を恐れずにゴールに迫っていく技術と素早さと、なによりも敢闘精神をもち、それを持続できるアスリートだと思うからだ。
投稿者 文科系 : 2007年10月08日 23:48
ここまで議論が白熱するって言うのに、まだ新しい展開に行かないって言うのは、市川様の責任!!大きいと思うな。!!
ホンでもって、オシムがどうだらこうだらという意見も(実に理論的に)述べられて、はぁはぁなるほどと眺めていますが、
引く手あまたの海外のチームにとられたときに、彼の偉大さを後悔されませんようにと祈るばかりです。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年10月10日 17:54
今ちょうど、日本とエジプトの2軍戦見たところだけれども、エジプトはやはり強かったねぇ。
ホンでもって、日本の2軍は(戦前オシムが言ったように)素晴らしいパフォーマンスで、4点も取ってくれてうれしかったですね。
試合後のオシムのコメントは予想通りで、うれしかったねぇ。
「今年最後の試合に勝ったことが重要ではない」
「厳しい微妙な時期に(相手国にとっても)、闘志を示してくれたこと、これは有難かった。来年から始まるW杯最終予選に向けてはいいことでしょう」
あくまで彼の目標はワールドカップベスト16であり、就任以来、ゼロから目標までの進捗を刻んでいるのであり、一喜一憂しない、冷静な目を持っていますね。
途中でいい試合したって(ドイツ大会の本番前にピークもっていって、ドイツとの練習試合に馬鹿喜びした前任者と、それを指摘しなかった多くのマスコミとファン)決して満足も、納得もしないオシムに関して言えば、愚かな二の舞だけはしないと思いますね。
現在の進捗度合いは90%くらいにはなってると思うのだけれども、彼にとっては
本番で、BEST・16になった時に
「GOOD]であり、
BEST・8に勝ち上がったときに
「FANTASTIC」
間違ってBEST・4に勝ち上がれば
素晴らしく豊富なあらゆる語彙を使い切って、日本代表を褒め称え、皮肉屋を閉店することでしょう。
最終的な目標の前では
「今年最後の試合に勝った感想は?」
などという愚問しか出来ない、アホなマスコミには不機嫌になるのも無理はないよなぁ・・・・。
まぁ、結構満足はしてたようには見れたけれどもね。
オシムをご批判される方たちにとっては、くだらないゲームだったのでしょうね。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年10月17日 22:54
以下は、エジプト戦について友人に送った総括です。この欄の9月22日付スイス戦総括の前進点がさらに進んだということだと思います。あそこに書いた相馬直樹の「懸案の課題、ゴール前の崩しができるようになったのではないか」の前進なのだと思います。では
「痺れた、シビレタ。
ボールを奪い、奪われずというオシム流の基礎が、より徹底して貫かれていたことが第1ですね。その点でのエジプトはアフリカでは上手いのでしょうが、日本のが大分上だった。この点はスイスのがかなり上手かったね。20位スイスと43位エジプトの差なのでしょう。
さて、スイス戦で一皮剥けたかと思われた「ゴール前への詰め・数的優位・連動」はどうだったか。やはり一皮剥けたのだ。そう思いませんか? 個人技の色彩が強い大久保の2得点のときでも周囲に数的優位があって、敵を分散させていたけど、後半の前田と加地の得点は完全な「ゴール前への詰め・数的優位・連動」ね。加地のあの得点、あそこまでのあの見事な流れ、あんな得点は見たことある? 敵を完全に振り回して、ドフリーに近い凄い得点ね。あれこそオシム流得点の極地で、画竜点睛が付されたと、
こういう結末まで付いたゲームで、めでたしめでたし、と!」
投稿者 文科系 : 2007年10月20日 19:51
オシム日本、最近の二ゲーム
ー世界二十位台が近いぞ!ー
オシム・ジャパンがここ二ゲーム、非常に「らしくない」闘いぶりを見せた。九月十一日、オーストリアでのスイス戦、十月十七日、大阪でのエジプト戦である。スイスは世界二十位、前年度アフリカ・チャンピオンのエジプトは四三位と、いずれもアジアには存在しない強敵だ。そういう相手に対して二点を逆転しての四対二と、四対一。こんな大量得点が最近の日本には「らしくない」こと甚だしいのである。
いったい日本に何が起こったのか。七月のアジアカップで近年まれな惨敗を示したかに見えた日本に。己より下位のアジアのチームからあれだけ点が取れなかった日本が、強敵相手にどうして一ゲーム平均四得点などというゲームを続けられたのか。
僕の理解では、アジア・カップでもチーム作りは順調に進んでいた。チーム評価やゲーム総括の第一関門は、十二分過ぎるほどに通過していたと思うから。よくボールを奪い取り逆に奪われないという、いわゆるボール保持の闘いにはすべてのゲームで勝っていたのである。弱点は「ゴール前の崩し」。この崩しに足らないものは何だったのか。
さて、スイス戦である。
一点目、松井のマーカーが付いていけなかった。二点目、ゴール前のフリーキック獲得も、巻がマークを振り切ったヘッド得点も、組織的敏捷性の勝利である。三点目も巻の連動的敏捷性勝ちに対する相手反則から。そして最後は、中村憲剛のシュート・相手キーパー快心の弾き・矢野の速い連動反応ゴール。
「大きな自信をつかんだ」、「収穫の多い」ゲーム。「オシム監督の狙いがようやく形になってきたのを感じた」。毎日新聞のスイス戦観戦記で、相馬直樹(元日本代表)の表現である。かって日本リーグに君臨した全盛期鹿島アントラーズの名サイドだ。
彼が語る「収穫」、「オシム監督の狙い」は全く僕と同一見解である。「ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出すことと、どうやってゴールを奪うのかということがリンクしてきたのである」。この「リンク」は全く異なったことの単なるリンクではない。「ボールを動かし、より良い状態の選手を作り出す」は「どうやってゴールを奪うのか」にそのまま生かせるはずなのに、そしてオシムがそれも期待して前者をこってりとやらせてきたのに、緊張しやすい日本選手がゴール前に限ってはこれを生かせなかったことなのである。
【誰かが体の接触を恐れずに突っ込んでいけば、皆がゴールへ詰めていく時間も、得意な素速い連動も生まれて、敵を攪乱し、ゴールが生まれる】、これが僕の見解である。これをしない日本は単なる「爆発力もないチビの単調」、ちっとも怖くないと思う。こんな日本が一皮剥けかけてきた。「ゴール前への詰め、連動」、この一皮はいかに大きかったか。このゲームだけで十二位も順位を上げて、日本は世界第三四位になったのだ。僕にとって、次のゲーム、エジプト戦はもう楽しみこの上ない見物になっていた。
さて、エジプト戦である。
課題の得点は大久保の二点と、前田、加地の各一点だ。大久保の一点目は、ドリブルで持ち込んだ上に、遠目からふわっと浮かせ気味、加えてゴール右上の隅を狙ったという文字通り「個人技」、至難のゴールであって、組織得点としては参考にならない。二点目は右クロスに合わせたヘッド得点だが、よく見るとこんなことが分かる。その左右に日本人一人ずつがいて、敵を分散させている。「ゴール前には味方が存在するだけで助けになる」のであり、大久保は敵一人に競り勝つだけで良かったのだ。
前田の一得点はもうはっきりと、連動の極地。ゴール前に数人が詰めた末に、走り込む前田のすぐ鼻先の絶好ポイントへ山岸が最終パス。それも「ヒールパス」というおまけまで付いている。後ろ向きで、後ろはよく見えないから見当を付けた方向・ポイントへ、走り込んだ前田をも見えていないから見当を付けたスピードを与えて、自分のカカトで出したパスなのである。これを前田は、ゴール右ポスト方向の斜め右前へと全速力で走り抜けつつ、飛び出したキーパーの右足をかすめて、左ポスト内側への切り返しシュートを悠々と沈めて見せた。前田は、そのままさらにスピードを上げたように見え、同時に、鼻を天に向けていたようにも見えたものだ。
四点目は、さらに画竜点睛。敵ゴール前を左にパスされていった味方ボールが、一転右へ、大きくサイドチェンジパス。ボールが出されたときはまだテレビ画面に姿も見えなかった加地が遙か後ろから走り込んで来た。ボールの出し手、受け手だけに分かっていた阿吽の呼吸であって、もちろん敵の誰一人加地には付けていない。あわててボールに飛び込んだ敵一人の鼻先で加地の右足がボールを左に切り返すと、その敵はスライディングならぬ「尻餅」である。そのボールを左足内側でこするようなシュート。向かって左ゴールポスト外に飛び出すように見えたボールは、突っ込んできたキーパーの右足先をかすめた後に、くるくると右に回りながらゆっくりとゴール内側に吸い込まれて行く。「外れろ」と目だけでボールを追うキーパーには、この「くるくる」が「けっけっけっ」というようにも見えたことだろう。カメラのアングルが良かったせいか、そんなことまでが分かるようなゴールだった。
こうしてこの二ゲームは、四年に一度のワールドカップ目指して他国情報に鵜の目鷹の目の世界が刮目するような貫禄勝ちとなった。日本を見る目ががらりと変わったはずだ。オシム監督の世界的名声とともに、各国の日本リスペクトを高めて、強豪国相手の今後の練習マッチ・メイクも非常に有利になったと言える。さらに高度な勝負が始まるのである。
追記 ここまで書き終わった後の十月二四日、日本が世界三十位になったと発表された。
投稿者 文科系 : 2007年10月25日 07:43
オシムが倒れた。
大きな年棒と、それ以上にもっともっと大きなプレッシャーの中で、彼は期待以上の成果と、今後の道標を与えてくれた。
ただ勝つのではなく、最後の目標とは何か、そこにたどり着くために今しなくてはいけないのは何か?(勝ち負けを通り越していた)何を、今、どうして欲しいのか?彼は常にわれ等が代表に対して示してくれた。
オシムを批判される人々・・・
思いは人様々だから批判はしないけれども、どれだけ彼に対してプレッシャーをかけたのか、その思いと、彼の業績の比重はどうだったのか・・・・
少なくとも日本を裏切ったことはなかったその実績を認めて欲しいと考えるのは、感情に浸りすぎだろうか?
なぜ、もっと、彼を支えていただけなかったろうかと
私は悲しい・・・・・。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年11月16日 21:40
ずっと更新されないことを寂しく思いながら
本日のオリンピック予選最終戦(VSサウジアラビア)を迎えました。
窮地のベトナム戦前に
「オシム倒れる」
の報を受けた若き代表達は(A代表にも10人は呼ばれているが・・)非常なショックをうけながらも、勝たねば氏に報いることは出来ないと改めてチームの団結が深まったのだといわれています。勿論がけっぷちのイレブンには常にその緊張感は必要であり、そのままに頑張ったのでしょう。
水野は
「オシムは過去のコーチ人生で、3年以上同じチームを見なかったのに、日本で初めて(千葉)4年目を見てくれた。日本に骨を埋めるつもりだった。僕等はそれに応えなければいけないと、必死だった。オリンピック予選通過を報告したい」
といいました。
半年ほど前オシムは代表のふがいなさに
「お前等はアマチュアだ。俺はプロだから死ぬ気でやっている」
といいました。
今晩これから(現在18時数分前)
日本の若者達は、死ぬ気で戦ってくれるでしょう。
予選通過を病床のオシムに届けると共に、日本全国のフットボールファンのみならず、老若男女を勇気つけてくれることでしょう。
ベトナム戦から、始めてチームは一つになったように思います。
私はテレビの前で、彼等と共に戦います。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年11月21日 17:52
オシムをおもんばかりつつ、サウジ戦に言及された。A代表はスイス戦以来一皮むけて、オシムの思いがとうとう通じたようだ(この点については、上に長々と書きました)。よって、オシムを「お父さん」と限りなく慕う反町のオリンピック世代チーム、ここ2戦を総括してみたい。
以下も、若い友人に出したメール二つをそのまま転載します。
【 昨日のベトナム戦、なぜ4対0にできたんかというゲームと思いました。このチーム、点が入らない癖があったはずだし。今回は点が入ってもはがゆかったこと!!
得点と言えば、3点はサイドからの放り込みが確率良く「当たった」だけ。あの放り込みは背の低いベトナムには通用しても、他には通用しないでしょう。A代表で加地、駒野が放り込んでも点になりにくいようなもんです。まースイス戦まえのA代表と同じ。全体的な長所も短所もです。
改善の片鱗は見えました。攻撃陣のゴールへの詰めがかなり見えましたから。放り込みの時も、3点目のペナルティーを取ったときなどでも。果たして、この世代の「スイス戦」は間に合って現れるのでしょうか?
柏木が良いし、水野、本田、家長などサイドが良いから、あと水野、家長、梅崎などのドリブル・ペネトレイトからのゴール前への詰め・連動があれば「スイス戦」が出現して、「化ける」と思うのですが。それとも、今回はそれは隠して「ベトナム戦はこう戦おう」だけだったんでしょうか。次のサウジアラビア戦が楽しみではあります。
組織的パスカットは上手いですね。攻撃的防御意識はこのチーム最大の長所でしょう。前に書いた将来性を見込んで、オリンピック本戦も含めてかなり有望と見ました。】
【 サウジアラビヤは日本選手がみんなほめていたね。「強いチームだった。予想外に高く構えて、攻めてきたから戸惑ったほど」と。
僕はサウジの瞬発的走力がすごいと思った。基礎的かつ組織的技術がしっかりしている上にこの走力があるから、前半の1対1はほとんど勝っていたというほどに気迫を感じた。後半は疲れるだろうと思ったけどね。
でもサウジにとって、アウェイで勝たなければならないのだから、あの戦いしかなかったということ。
最低1点は欲しかったのだけど、日本チームは良かった。強いサウジ相手に流れのシュートは敵よりかなり多かったはず。あれは、潰しが強いからだろうな。
点が入らなかったのは、シュートミスもあるけど柏木が述べたように「前半元気なときにFWを追い抜いて前へ行きたかったんだけれど」ということだろう。この言葉でもわかるように、柏木はよく走る上に、賢いね。
よく走る奴は、日頃長期的・戦略的にそういう練習をしているはずで、中田英寿や俊輔と同様賢い奴ね。
19歳か。中田の再来になるかも。】
投稿者 文科系 : 2007年11月27日 00:18
更新する時間無いみたいで、またまたこの欄に書いてます。
今ちょうどレッズがセパハンに勝ったところです。
試合内容はほぼ完璧・・・相手がアジアだからだけれどもね。
それにつけても、名古屋、満員にならなかったなぁ。単独開催失敗して(日韓W共催で)名古屋開催飛ばされたから、名古屋方面にはサッカーファンいないのかしら?グランパス魅力ないから、サッカー見に行かないのかしら?スポーツはドラゴンズだけしか知らないのかなぁ?
だとしたら、トヨタスタジアム使う意味ってナンなのかしら???スポンサーだから???
ホームのアドバンテージと見たいファンを本当に考えれば、埼玉スタジアムなんだけどもねぇ!
客が入らないから、開催国枠作れって主張が通って、参加チーム増やしたのに、自国代表の試合が満員にならないってことは
関係者の(日本協会、愛知県協会、名古屋協会、スポンサートヨタ関係企業・・・)責任大きいですよね。
結局、日本はサッカー観る人少ないのね???って世界に発信したようなものですね。
大勝したけれども、結果論で、今日負けてれば、笑いもんでしたね。
名古屋ではもうやめたら?
きっとグランパスが出ても満員にはならないでしょう。今のままでしたらね。
名古屋方面から反論の声が大きいと云うのであれば、それは嬉しいことでもありますが、きっと少ないのでしょうね。
投稿者 弧愁庵人 : 2007年12月10日 21:54
以下は、僕が属しているブログに本日載せたものですが、ここへも転載させていただきます。
岡田監督の動向から(4)
「南アワールドカップにおいてこのチームで、世界を驚かそう! 日韓ワールドカップで韓国が世界4位になったのだから、それ以上を実現して!!」
岡田武史監督が選手との初顔合わせで語った言葉だ。いろんな解釈がありえようが、僕は本気に受け取った。また、本気と受け取ることは十分に可能だとも認識している。今日は、その内容を書いてみたい。
日本の「サッカー解説者」と称する人々は余りにも「外国崇拝」に陥っていると思う。また、スポーツ解説者人種って、「そのスポーツ要素を全体として見ることができて」かつ「根本も抑えている」という話を案外語れないものだとも思う。「名選手必ずしも名監督ならず」ということわざもあるし、「できることと表現力とは別」という事実もある。そのスポーツ全体を見て、それを表現するって、そういう勉強やインテリジェンスが必要なのである。解説者の話や、もちろん僕の話も、そのままには信用されぬほうが良い。
現在世界ナンバーワン実力者監督、英クラブ・チェルシーの前監督モウリーニョや、ご存知のトルシエなど、若いうちから選手を諦めて監督を目指した人も多い。草サッカーしかやったことがない名監督もサッカー界には多いはずだ。それだけの人材が集まっているということである。余談だが、野球、相撲も含めて「閉じた世界には、閉じた人材」と、僕は思う。だからこそ、あのナベツネに牛耳られて、改革が何も進まないという面があるのだとも思う。
さて、岡田監督の言葉だ。
①日本は現在、世界33位の国、ヨーロッパと米大陸の国を除くならばナンバーワンだ。
②古豪国では、代表よりもクラブの方が大事であり、例えば、現在世界最強クラブがひしめいているイギリスの国代表は強くない。クラブに外国人も多く、自国選手を育てる余裕もないほどなのだ。対する日本や韓国は、国全体が代表を盛り立てる習慣がある。
③先の浦和・ミラン戦を皆さん、どう思われたろうか? 決勝のミラン・ボカ戦と比較された方もいらっしゃるだろう。僕はカカとインザキを除いたら、3チームの点は同じようになったと思う。世界40位ぐらいの差なんて、そんなものだ。そこでの差別化要因は何か、それがサッカー界最大の問題なのである。
④「それは、前衛の方の個人の力だ」と語る人が多い。カカのような選手を待望するわけだ。ただしこれは、現代日本人には難しい。そこで、オシムは好きな日本人を分析して考えた。
⑤「組織的連動と勤勉で『人もボールも速く動くサッカー』」を。これは、「日本人的に点を取る方法」にもなりうるものだが、なかなか点には結実しなかった。それがアジアカップまでの段階である。
⑥アジアカップ以降のオシム最後の2ゲームは画期的であった。世界20位のスイスを含めて4点ずつ取ったのである。何が起こったのか?(この点は10月26日当ブログ拙稿を参照)
⑦賢い岡田武史(12月1日「心配性」さんの投稿への拙コメント参照)は以上①~⑥をちゃんと見て、しっかり分析もしている。それが就任時の以下の言葉である。
「オシムジャパンは『過渡期』にあったと理解している」
事実最初の合宿で岡田がやったことは以上すべてに合致している。守備は殆ど見ないで、攻撃ばかりを見ていたというのだ。「守備的な人」と言われたあの岡田がである。
カカや全盛期ロナウジーニョのような選手は稀有である。しかしながら、「組織的連動と勤勉で『人もボールも速く動くサッカー』」を「ゴール前でも演じて点を取る」これは、日本人だからこそその世界最先端を可能とするやり方なのだと思う。
オシムと同様に賢くて、オシムと同様にサッカーが好きな好きな岡ちゃん。公約のように、南アワールドカップで世界を驚かせてくれ!
投稿者 文科系 : 2007年12月22日 09:18
皆さん、22日の天皇杯、鹿島対ホンダFC戦を見られましたか。もの凄いゲームでした。Jリーグチャンピオンがアップアップ、後半などシュート数で負けていて、その後半に10人になった相手に延長戦でやっと勝てたのです。流石に、東京ベルディー、柏、名古屋を破ってきたチームだと思いましたね。
このチームが3部リーグ?で5位? 全く信じられません。組織として急に「化けた」のでしょうね。集団スポーツにはよくあることですが、分析を試みてみます。
①何よりも走ること。その持続力も凄いのですが、取り分けダッシュ力がある。二人の競り合いなどで、鹿島選手が遅く見えたこと!! スピードある選手を集めてきたようなチームなんですね。
②攻めの方は、そのスピードを生かして速い速い。しかも、ワンタッチ、ツータッチだけの攻めです。それが面白いように決まる。つまり、2~3人がボールを受けるように必ず「良いスペース」に走っていて、その能力が高いと来ている。そしてオシムサッカーでもなかなかできなかった、「集団でのゴール前への詰め」までできるんですよ。
③守りも、もの凄く強い。タックルが鋭くて、厳しいんです。しかも、全員で組織的に守っている。FWがDFのすぐ前にまで戻ってくるところなど、千葉の巻選手以上でした。そういう守備によって、敵ゴール前まで攻めて行ったあの鹿島が、そこでたびたびボールを奪われているんですね。マルキーニョスも内田も。
さて、こう見るとこのチーム、分かる人には分かるはずですが、まさに「オシムのサッカー」なんです。どういう監督か知りませんが、オシム・サッカーを徹底的に学んだに違いありません。しかも、オシム・サッカーが最後のスイス戦、エジプト戦で化けたように、このチームも最近になって(多分、攻撃が)化けたんだと思います。とにかく、日本人離れした速い速い集団攻撃、ゴール前への詰めでした。
さて皆さん、こんなチームがいきなり現れた。しかもJFLって、言わば3部リーグですよ。そこの5位のチーム?? とにかく最近になって化けたんでしょう。まちがいありません。
僕は思います。負けた東京、柏、名古屋、肝を冷やした鹿島などは、このチームを徹底的に分析するでしょう。どうしてこんなに急に強くなったのか。その秘密は何か。それを取り入れれば、自分らもかなり強くなれるはずだと。その秘密って、結局オシム・サッカーなんですけどね。つまり、Jリーグチームがオシム・サッカーをもう一度原点に返って、学び直すことになるんだと思うのですね。
モウリーニョ・チェルシーが現れた時、アーセナルやマンUやリバプールが顔色を変えました。だからいま、クラブ・サッカーではイングランドが世界最強でしょう。その中から、現在のアーセナルが生まれています。
これと同じように、「ホンダFCの衝撃」は、日本サッカーを飛躍させることだろうと信じます。
来年のJリーグは波乱が起きるでしょう。「ホンダFC」を分析し、学びつくして急伸長するチームが必ず現れるはずで、そうしたら浦和、ガンバ、鹿島、川崎などとばかり言っていたら、「もう古い!」ですよ。もっとも、実際に肌身で衝撃を受けた鹿島は凄く学んだでしょうけどね。その鹿島は、若手が伸びていますから、ここが最も「ホンダFC」から学ぶかも知れません。
投稿者 文科系 : 2007年12月22日 22:07
浦和に高原直泰が復帰! 日本が強くなる!
浦和レッズに高原直泰が戻って来ることが決まりました。彼がどのくらい野心的で、苦労を重ね、凄い体験と蓄積と功績とを持った人物かを紹介し、合わせて、来年の日本リーグやジャパンがどれぐらい面白くなるかを予告してみます。
初めに言っておきますが、彼に匹敵する日本選手は、間違いなく中田英寿、中村俊輔だけです。しかも彼は日本人が苦手なFW!!
彼は、高卒で入った全盛期のジュビロ磐田にて、あの中山雅史を見ながら育ちました。全盛期磐田とは、どれぐらい強かったか。例えば今年浦和が勝ち取って有名になったアジアクラブカップを98~99年と2回も取ったチームです。もちろんJリーグ優勝はこれの前提。2000年前後の磐田は、Jリーグ史上最強の常勝チームと言って良いんです。ちょうど今のオシムサッカーそっくりの、玄人受けする「よく走るパスサッカー」をしていました。
彼はそのチーム全盛期の01年、弱冠21歳でもっと大きな野心を持って、アルゼンチンのボカ・ジュニアーズに渡っています。「21歳にして日本の常勝チームが飽き足らず」というのが、あの中田以上です。中田も21歳にイタリアに渡ったのでした。
また、アルゼンチンのボカに目を付けたというのも凄い。マラドーナが育った世界的名門チームで、世界クラブカップも取ったことがあるチームです。ただ、21歳でボカというのはちょっと早かったか、十何ゲームかに出ただけで02年には磐田に帰ってきました。
その磐田に帰った02年度、高原はJリーグの個人賞を総なめにしています。チームも優勝してJリーグ最優秀選手。26点を取ってのリーグ得点王。この「得点王」はどれぐらい難しいものか。以降日本人でこの賞を取った選手はいないということでも分かります。これが、高原22~23歳のことでした。
それが、翌年03年にはもう、今度はドイツへ渡るのですね。ここからは、皆さん既にご存知でしょう。そして、あのオシムがすぐにこの高原に目を付けました。トルシエやジーコよりももっと彼に執着して、彼を1ゲーム見ただけですぐに、FWの大黒柱に据えたんです。流石名監督!
さて、彼の復帰で日本がまた変わります。世界でちょっと例がないほどこの十数年で急激に台頭した日本が、どう変わるでしょうか?
①浦和が、例の世界クラブカップで西欧か南米のチームを破るという可能性が出てきました。
②この浦和を負かそうと、他チームが必死になり、Jリーグのレベルが急成長するはずです。
③以上も背景となりつつ、攻撃の大黒柱・高原が常時参加することを通して、岡ちゃんのジャパンが、その攻撃が、急成長することも間違いありません。
組織的という意味で「良いFW」1人が入ることは、チームを非常に変化させるものです。全盛期の磐田が、「中山、高原の『動き出し』に合わせて『他の全選手が連動』して得点を取った」のは、有名な話。ちょうど今年のACミランがカカやインザキの動きから得点を逆算するようなチーム作りをしてきたようなものなのです。現代サッカーがそれだけ、得点が難しくなっていて、個人能力だけでは手に負えないということ。体力や瞬発力のない日本人は、特に組織的連動を伸ばさなければならないのです。こうして、高原のような「組織的連動で点を取るという側面で有能な選手」こそ、日本チーム全体を伸ばすというわけです。
来年の日本サッカー、楽しみが倍になりました。
投稿者 文科系 : 2008年1月05日 17:45
謹賀新年
日本のフットボール界の、更なる発展を祈願しながら、もうここに投書することはやめました。
サヨウナラ。
PS・文科系様
「ご自分のグログで、好きなだけお書きになられては???」
投稿者 弧愁庵人 : 2008年1月07日 23:53
弧愁庵人様
コメントありがとう。ブログでも書いています。サッカーは僕しか書かないという、友人と3人でやっているブログに。週に700人ほどのアクセス、2500ぐらいの閲覧があるブログなんですよ。
いろいろ書きましたが、またここにも書くことになると思います。
投稿者 文科系 : 2008年1月14日 23:10