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2009年02月11日

攻撃のキーマンは憲剛、どう使うか楽しみ

<セルジオ越後・原博実 「3番勝負」:(3)>

 セルジオ越後氏(63)と原博実氏(50)が、オーストラリア戦のキーマンにMF中村憲剛(28=川崎F)を指名した。日刊スポーツ評論家によるトークバトルは第3弾。攻守でカギとなる選手の名前が、次々と挙がった。中村俊、遠藤が厳しくマークされた時、日本の攻撃をリードできるのは中村憲。2人は国内組と欧州組の競争によるレベルアップを期待した。

 --先取点が大切という話ですが、オーストラリア相手にどうゴールしますか

 原 単純なクロスは、はじき返される。田中達や大久保が、どれだけ前を向いて仕掛けられるか。ニールら相手のDFは高さには強いけれど仕掛けられるのは苦手。前を向いて勝負できれば、PKやFKがもらえる。セットプレーなら、日本はいろいろできますよ。

 越後 確かに、点が取れるとしたらセットプレー。体のサイズが違うから(小さい日本は)FKはもらいやすい。中沢と闘莉王の高さは世界でも通用する。ゴールチャンスはあるよ。ただ、FKがとれない時、どうやって攻めるかだね。

 --中村俊と遠藤がマークされた時、攻撃でカギを握るとしたら誰ですか

 越後 2人に代わってパスを出せるのは中村憲。中村憲はクラブでやっているのと同じことを代表でもやっている。常に相手DFの裏へのパスを狙っているから、オーストラリアの守備陣は嫌だろうね。

 原 中村憲でしょうね。ここ数試合、欧州組がいない中で攻撃において存在感を見せていた。中盤の選手の中ではコンディションもいい。玉田や田中達を走らせることもできる。彼をどのタイミングで、どう使うか、そこも楽しみですね。

 --一方で、守備には不安が残りました

 越後 闘莉王の状態が万全じゃない。フィンランド戦も90分やっていないし、もし壊れたら大変。GKにも不安がある。都築も川島も決してよくない。DFとの連係も心配だね。慣れていないんだから。

 原 川口と楢崎で長くやってきたことのツケが、今になって回ってきたのはありますね。2人とも遠慮がある。都築なんか浦和では怒鳴っているのに、代表では「ゴメン」みたいになっていますから。

 越後 守備では、2人のセンターバックとGKの三角形が大事だけど、そこに不安がある。怖がってDFラインが下がるのが一番心配。ゴールから遠ければ、相手の高さは怖くないよ。でも、ゴールに近くなれば高さが生きてくる。W杯の時も、結局ズルズルとラインが下がってやられた。

 原 ピム監督はシンプルに攻めてくると思う。単純にゴール前に放り込んでくる。日本はつないでくる相手には守れるけど、放り込みには弱い。オーストラリアはサイドを崩し、センターバックを引き出してからクロスを上げてくる。中(センターバック)が1枚だと不安が大きいですね。

 --決戦に向けて、最も必要なのは何ですか

 越後 競争心かな。前の代表には競争があった。欧州組が帰ってきても、国内組が「ポジションは渡さない」みたいな。今はないよ。欧州組に「どうぞ」と譲ってしまう。FWもそう。玉田も万全ではないし、田中達もケガの不安がある。若い選手がもっとアピールしてポジションを争わないと。そういう競争がチームを強くするよ。

 原 フィンランド戦で良かった岡崎は、ポジションを奪うチャンス。確かに、競争がレベルアップにつながります。あとはラッキーボーイが出てきてほしい。大事な試合ですから。(おわり)
(取材・構成=荻島弘一)


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原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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