2008年11月24日
浦和エンゲルス監督、重圧で方向違いの采配
<J1:清水2-1浦和>◇第32節◇23日◇埼玉
浦和エンゲルス監督の持ち味は積極采配だが、ここ終盤の大胆起用は違った方向に進み、非常にリスキーなものだ。システムは3戦連続で同じだが、聞けば紅白戦で1度も試していないメンバー構成。今季ボランチに定着させていた細貝は突然の右SBに戸惑いのプレーをみせていた。相馬を左MFに上げ、平川の左SB起用で守備強化したが、同サイドを突破されて失点した。みんなが消化不良を感じる、今季の浦和を象徴するような展開だった。
エンゲルス監督の采配を狂わせたのは重圧だろう。サポーターに采配批判され続け、既に来季監督候補が視察していた。自らの去就が不明な中で相当、追い込まれている。負けているのに最初の交代は攻撃陣ではなく、守備的な山田暢。相手DFが嫌がる田中達を下げ、永井、梅崎のような切り札タイプではないエジミウソンを入れた。ベンチには高原もいた。そんな消極的は采配は冷静な判断ができなくなっている証明だ。
監督采配、クラブの姿勢など、浦和が勝てない原因は1つではない。いくつかの問題が複雑に絡み合ってチグハグになっている。(日刊スポーツ評論家)
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