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2008年11月21日

岡田ジャパン成長!カタール戦で方向見えた

<W杯アジア最終予選:日本3-0カタール>◇A組◇19日(日本時間20日)◇ドーハ

 カタール戦は、岡田ジャパンの進化が見えた試合だった。チームの中心でもある中村俊は本調子ではなかった。同じく遠藤も無理はできなかった。そんな2人を支えたのが長谷部だ。運動量も、強さも、そして技術もある。攻守に高いパフォーマンスを見せた。長谷部を含めた3人が完全にチームの骨格になっていた。目指す方向が見えた。

 オシム前監督から引き継いだ直後は、チームに戸惑いがあった。しかし、5月のキリン杯前後の長い合宿で、岡田色が浸透した。この日はMF阿部も出番がなく、かつて「オシムチルドレン」と呼ばれた選手は1人もいなかった。3人のMFを軸に、FW玉田、田中達、攻撃的MF大久保、松井らには機動力を求めた。高さは捨てて、素早さでFKを誘う。そんな現実的な戦術が好結果を生んだ。

 岡田監督のもとで、選手は成長した。この試合前の岡田監督には迷いがあるように見えたが、選手はたくましかった。選手だけのミーティングで問題点を整理し、意思統一もできていた。選手の気持ちをまとめた岡田監督も巧みだった。岡田監督指揮の98年W杯以降、すべて外国人監督。10年ぶりの日本人監督は「大和魂」などの言葉で選手に「日本」を意識させた。外国でプレーする選手には、それも新鮮だったはずだ。

 予選突破には有利な状況となったが、本当の目標は「W杯での好成績」。それには、W杯前年の来年の試合が重要になる。まず、個々がリーグ戦でレベルを上げること。チームの形はできてきた。中身の選手がレベルアップしないと、日本代表のレベルアップもない。


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原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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