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2008年10月20日

停滞打破のカギ、ピクシーの采配

<J1:横浜0-0名古屋>◇第29節◇19日◇日産ス
 名古屋にとっては痛い引き分け。それでもストイコビッチ監督の采配は次につながる。マギヌンや中村らの中盤を欠き、前半はとても上位とは思えない出来だったが、後半途中で動いた。俊足MF杉本を投入し、若手MF花井も入れた。FW玉田を右サイドに下げ、小川をボランチに下げる思い切った采配。結果は出なかったが、チームに新しいオプションができた。

 シーズン終盤に激しい争いを勝ち抜くために必要なのは、チームの「形」。首位を走る鹿島には、マルキーニョスという絶対的な柱がいる。苦しくても、しっかり守ってマルキーニョスがゴールするという「形」がある。名古屋は「形」を失いつつあった。FWヨンセンが調子を落としていることも響いている。

 ストイコビッチ監督の大胆な采配が、停滞した現状を打破するきっかけになる可能性はある。安定した鹿島をとらえ、抜くことは簡単ではないが、勝ち点1だけでも奪えたことは、次のホーム磐田戦につながる。ここで勝てば、まだまだ逆転優勝は狙える。(日刊スポーツ評論家)


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原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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