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2008年3月28日

攻めなきゃダメだ!!/W杯予選

<W杯アジア3次予選:バーレーン1-0日本>◇2組◇26日◇バーレーン・マナマ

 「攻撃は最大の防御」というが、日本の敗因は攻撃にあった-。日刊スポーツ評論家の原博実氏(49)が、26日に行われたバーレーン戦に0-1で敗れた岡田ジャパンの戦いを分析した。GK川口のミスから警戒していたA・フバイルに決勝点を献上したが、敗因は主に攻撃にあると指摘。6月の予選4連戦に向け、メンバー入れ替えも検討すべきと提言した。

 後半32分の失点シーンはGK川口のミスだったが、これが敗因とは思わない。最大の敗因は日本らしい、良い攻撃をできなかったことだ。

 (1)リスクを冒さない攻め  日本は巻、大久保の2トップでスタートしたが、トップ下の山瀬を含め、前線の3人にボールがほとんど収まらなかった。岡田監督は就任直後に「接近・展開・継続(連続)」をキーワードとして挙げたが、この試合ではリスクを冒さず前へ「ボーン」と蹴っておいてから「守る」という印象が強かった。トップにボールが収まらなければ、両サイドが押し上げて、サイドを起点に攻撃する「日本らしさ」を出すのは難しい。

 (2)遠藤の起用法  攻撃の中心に据えてきた遠藤をなぜ、ベンチスタートにしたのか。ピッチ状態が悪い中、足元にボールを置きたがる遠藤の起用を岡田監督はためらったのかもしれない。結果論かもしれないが、後半11分に遠藤が入ってからボールの「預けどころ」ができ、日本にリズムが生まれた。セットプレーも遠藤が蹴り始めてから惜しいチャンスが何度か出た。

 (3)引き分け狙い  戦い方にどこかに「引き分けでいい」というのがあった。岡田監督もベンチで妙に冷静すぎた感じに見えた。失点するまではつないで攻撃を仕掛けようという意識が薄かった。失点後に何回か日本らしさが出たが、もっと早く仕掛けるべきだった。

 これで次戦のホーム・オマーン戦は勝つしかなくなった。今回は東アジア選手権からリーグ戦2試合をはさんだだけで、新しいメンバーを選びにくかった。だが今後は5月末のキリン杯まで1カ月半以上あり、メンバーを見直すいい機会。中村俊、稲本、松井、小野、長谷部らの海外組、五輪組にも良い選手がいれば合流させるなど、この期間に競争させ、調子の良い選手を招集していくことも必要になる。(日刊スポーツ評論家)

原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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