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2008年2月24日

FWは2列目生かすプレーを/東アジア選手権

<サッカー:東アジア選手権(男子)日本1-1韓国>◇23日◇中国・重慶

 中国戦で持ち味を発揮したFW田代だが、韓国戦では徹底的にマークされた。後半途中まで、日本に攻め手がなかったのは1トップにボールが収まらなかったから。前線で時間を稼げないから中盤が押し上げられず、押し上げようとしたときにボールを失って逆襲を食らうという悪循環が続いた。韓国の2トップがボールをキープしたり、反則をもらったりと踏ん張ったのとは対照的だった。

 後半途中まで主導権を握られていた日本だが、1プレーで流れは変わった。後半20分に田代がボールを受けそこから展開。遠藤を経由して安田の折り返しと、攻めの形をつくった。山瀬のシュート、遠藤のスルーパスなど、タレントがそろう2列目の持ち味を出させるには、前を向いてプレーさせることが必要。このプレーをきっかけに日本に流れができ、山瀬の同点ゴールまでいった。

 日本人FWは前線でボールをキープしたり、反則をもらったり、時間を稼ぐのが得意ではない。それは、その役目を所属クラブの外国人FWに任せているから。ゴール前の「おいしいところ」だけで仕事をするだけでなく、くさびでボールを受けるプレーも磨いてほしい。そこが向上しなければ、タレントがそろう日本の2列目の良さは生かせないし、日本の向上は望めない。(日刊スポーツ評論家)

原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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