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2008年2月21日

光った1トップ田代/東アジア選手権

<東アジア選手権(男子):日本1-0中国>◇20日◇中国・重慶

 デビュー2戦目のFW田代が光った。難しい1トップでの起用だったが、高い中国のDF相手にも得意のヘディングで競り勝ち、両サイドに流れてもボールを失わず攻撃の起点になった。山瀬の決勝点も田代がゴール前へ飛び込んだこぼれ球を決めたものだ。

 1トップがボールを簡単に失うと、展開ができずに攻撃が機能しないが、田代の前線での頑張りが2列目の遠藤、山瀬の持ち味である前を向いてのプレーを引き出した。故障などで高原、大久保、巻、前田とFW陣が少ない中、田代に使えるメドが立ったのは大きな収穫。 チャンスをもらった楢崎の集中力も見事だったし、DFで起用された今野の安定感も今後へ向けた好材料だ。

 岡田ジャパン5戦目で初のダブルボランチも機能した。北朝鮮では試合途中から遠藤がボランチの位置に下がってボールをもらいにきていたが、その役割を前半から中村がこなし、縦、横にパスをちらし日本の攻撃にリズムを生み出した。浦和でダブルボランチに慣れている鈴木も中村と組んで、1ボランチよりもやることが整理され、攻守に持ち味が発揮されていた。

 残念だったのは審判のレフェリングだ。日本にとってアウエーだから多少、判定が厳しいのは仕方ないが、あまりにもひどかった。後半10分に安田がGKと接触したが、あれは警告でなく一発退場。東アジアのレベルを上げるための大会で、あの笛ではけが人も出るし、いい試合内容にはならない。各国に「参加したくない」と言われないように、関係者には考えてもらいたい。(日刊スポーツ評論家)

原博実「核心を突く」
原博実(はら・ひろみ)
 1958年(昭33)10月19日、栃木県生まれ。矢板東から早大を経て、81年三菱重工入り。国際Aマッチ75試合に出場し、釜本、カズ(三浦知良)に次ぐ歴代3位の37得点を挙げた。92年の引退後、浦和のコーチに就任し、98~99年には監督を務めた。02年~05年、07年に東京で監督を務め04年にナビスコ杯を制した。監督としてJリーグ戦通算86勝44分け77敗。かおり夫人と1女2男。183センチ、80キロ。血液型A。

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