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 ◆秋田豊(あきた・ゆたか)1970年8月6日、名古屋市生まれ。愛知高―愛知学院大を経て93年鹿島入り。4回のリーグ優勝などに貢献。98、02年W杯日本代表。名古屋、京都を経て07年に引退。10年7月に京都の監督に就任。J1通算391出場、23得点。

バロテリ"更生"任せた

14年1月08日 [11:21]

 ACミラン入りする日本代表MF本田圭佑(27)が今日8日の入団会見に望む。

 本田の加入後のミランはどうなるのか? 秋田豊塾長(43)が分析した。

 本田は救世主になれる! ミランは相手がブロックを作った時、前線でワンタッチでボールをつなぎ、回しながら相手の背後を取ることをやろうとするチーム。本田が最もやりたいことをやるチームなので、フィットするのに、あまり時間はかからないだろう。

 今はカカの負担が大きく、どのチームもボールの出どころを封じるため、彼をつぶしにくる。本田がトップ下に入ることで、キープレーヤーが2人に増え、相手のマークは分散されるし、自然にカカの負担も減る。ミランは今季、4-3-2-1と4-2-3-1を併用する。本田はトップ下か、システムによってはサイドハーフも求められるはずだが、CSKAモスクワでの経験もあるし、難しくはないはずだ。

 今季のミランは得点力不足が原因で、上位に食い込めていない。当然、本田にはパスだけでなく得点も求められる。バロテリやロビーニョにスルーパスを出して、本田自らも入っていくイメージを持ってプレーする必要がある。アタランタ戦も前半だけで得点チャンスが6度もあったが、決めたのは1点だけ。チーム全体にまん延する得点力の欠如を打開することができれば、仲間からの信頼は大きなものになるだろう。

 バロテリのメンタルをどうコントロールするかも、本田の宿題だ。カカがすごくバロテリに気を使いながらプレーしているようにみえる。本田なら、そのわがままを更生させることができるだろう。名古屋時代もそうだったが、本田は仲間と多く会話を重ねて自分を表現し、相手の気持ちを読み取るタイプ。時にはケンカすることもあるが、結局は「お前のためだ」というのが相手にも伝わり、お互いに働きやすい環境を自ら作れる。

 セリエAデビューまであとわずか。W杯までの5カ月間、本田がミランでどう自分を高めていくか、楽しみだ。(日刊スポーツ評論家)

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