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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】28回転目「貯玉を考える」

11年1月21日 [18:19]

 こんにちは、K松です。新年のお祭り気分もすっかり抜けましたが、パチンコ・パチスロ業界は相変わらずにぎやかです。毎週のように新台が発表、導入され、テレビCMも増えたことで、ホールへ足を運ぶ人の数も増えてきたように思います。近年、一気に利用者が増えたのが貯玉サービス。ここに来て、また需要が高まっています。そこで今回は、この貯玉について考えてみます。

 貯玉サービスは、そもそもホール側が固定客を作るために考えだしたものだと言われています。あめやガムなど、細かい景品にしか変えられない出玉を、会員登録の上でホールに貯めておくものです。業界用語でいう端玉(はだま)を、無駄なく使えるサービスとして、ユーザーに広く受け入れられました。ところが、特殊景品の交換率引き上げが、過剰な貯玉を生む結果となっています。

 以前にも書きましたが、現在私のいる東京では、特殊景品は4000円相当と1500円相当の2種類です。察しのいい方はお気づきかと思いますが、1500円分に満たない出玉は、特殊景品と交換できません。結果として最大1499円分、ホールにある一般景品との交換になります。ところが、ホールに1499円を出して買いたい景品がそろっているかと言えば、必ずしもそうではありません。薄い品ぞろえの中から、お菓子やジュースを1499円分も取り換えるのも嫌なもの。結果としてユーザーは、貯玉するという選択を強いられています。

 確かに貯玉があれば、ユーザーは再びホールに足を運びます。固定客獲得としては成功でしょう。しかし仮に1000円分の貯玉があったとして、その1000円だけ遊んで帰る人はごく一部でしょう。そこで運悪く負けてしまった場合、ユーザーの心理として「無駄に打たされて損をした」となるのも納得です。本来、無駄な端玉を出さないために考え出されたサービスが、かえってユーザーの不信感を招く場合もあるのです。

 考えるべきポイントは2つです。1つは根本的に特殊景品の交換額の変更、もう1つは貯玉サービスの付加価値です。前者については、そもそも地域によっては100円単位まで交換ができる現実があります。自治体による規約の違いによって、このようなひずみが生じています。改めて交換額について考えてもらいたいところです。後者ですが、現在は端玉を貯められるだけで、それ以上のサービスはほとんどありません。貯めることで何かしらの特典を得られれば、ユーザーの「損をする」という不信感を取り除くことができるかもしれません。少なくとも「だまされている」という負のイメージのない、ユーザー寄りなサービスであり続けてほしいものです。
【K松】

(業界コラム)

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