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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】179回転目「禁煙フロア苦戦の理由」

14年4月11日 [18:22]

 こんにちは、K松です。今日の関東地方は、寒の戻りですね。すっかり薄着にシフトした方、風邪など引かないように気を付けてください。さて、今週はパチンコ・パチスロホールの禁煙フロアの話です。一時期、都内でも一気に増えた禁煙フロアですが、今ではすっかり減ってしまいました。世の中、年々禁煙志向が強まっているのに、不思議なものですね。今回は、独特の文化が根付くパチ・スロ業界における、喫煙・禁煙について考えてみます。

 まず、禁煙フロアについてのイメージから考えてみます。一切禁煙のホールは別として、喫煙・禁煙両方あるホールは、たいてい禁煙フロアの方が狭いもの。機種数、台数とも少なく、自然とバラエティーコーナーのような配置になっていることが多いです。この数の違いはユーザー心理に大きく響きます。やはり「バラエティー=あまり力を入れていない」と感じる人も多いようで、出玉としては「喫煙フロア∨禁煙フロア」と思う人も少なくありません。そもそも、非喫煙者でも、出る台があるならたばこの煙を我慢してきた世界ですからね。

 次に思い当たるのは、先ほども書いた禁煙志向の中での、喫煙所としての役割です。もともと喫煙者が多いパチ・スロユーザー。日常生活でも、喫煙所を探すのに苦労していることでしょう。私自身も数年前まで喫煙者だったので、気持ちは分かります。パチ・スロホールは、今となっては存分にたばこが吸える貴重な空間とも言えます。パチ・スロで遊びながら、たばこを一服。同じように娯楽をしながら喫煙できる環境は、探せば探すほど見当たらないものです。「せっかく気兼ねなくたばこが吸えると思ったのに、禁煙かよ...」とがっかりした人が、想像以上に多かったのかもしれません。

 においについても思うところがあります。もともとパチ・スロホールは、実機や玉、コイン、周辺機器から発せられる独特の金属臭があります。全面禁煙であっても、このにおいが服についたりします。最近ではプラズマクラスターなどを導入する店も増えましたが、なかなかこの「パチンコ臭」ともいえるものは、きれいさっぱりというわけにもいきません。すると、ユーザーとしては「どうせにおいがつくなら、金属もたばこも一緒」という考えも成り立ちます。焼き肉店やお好み焼き店などにたとえれば分かりやすいでしょうか。そんなイメージもあるのだと思います。

 パチ・スロにしても、たばこにしても、過度になればいろいろと健康や日常生活に支障が出る可能性があるものです。だからこそ限られた年齢、空間だけに許されているわけです。この2つを同時に満たせるところがパチ・スロホールであったと考えると、なかなか禁煙フロアが根付かないのも、納得がいきそうです。今後、もし禁煙フロアを増やそうというところがあれば、単に「禁煙」にするだけでなく、もうひとひねり工夫が必要なのかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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