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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】175回転目「難解過ぎる仕組み」

14年2月28日 [18:09]

 こんにちは、K松です。寒さも一段落かと思ったら、週末は寒の戻りだそうで。体調管理が難しい時期ですね。インフルエンザにスギ花粉と、マスクつけっぱなしの時期は、まだまだ続きそうです。さて業界に目を向けるとパチンコ、パチスロともに、なんとかファン減少を食い止めようと、いろいろと新たな仕組みが台に盛り込まれています。ところが、どうも複雑すぎてユーザーがついていけていないのでは、と思う節もあります。今回は複雑さを増す台の仕組みとユーザーの関係についてです。

 複雑な仕組みを取り入れることについては、パチスロに目立っていました。演出、A(R)Tの当選高確率状態、押し順ナビなどを管理する、いわゆる「サブ基盤」の役割がどんどん大きくなったことが、その要因です。リールでどんな図柄がそろうかより、演出で何ゲームの上乗せが発生するかの方が出玉に影響しますからね。最近では、リール上に7がそろわなくても「ボーナス!」なんて演出が出てしまったりするので、もはやリールの存在価値も小さくなり、見えない箱の中身と勝負をしている感覚になります。

 一方パチンコは、羽根物はもちろんデジパチであっても、ヘソなり電チューに入らなければ変動しないので、今でも玉の動きや釘には注目されます。ところが、ここのところどのタイミングで当たり、どうやって玉が出ているのか、ユーザーに分かりにくい台が増えてきました。「これはどこを狙えばいいの?」「データランプでは大当たり回数が増えているけど、何か当たったの?」。そう感じる人も少なくありません。これでは、せっかく当たる瞬間のドキドキを味わいたいユーザーにとっても楽しみが半減してしまいます。

 私の中で一貫しているのは、パチンコ・パチスロは金額の大小はさておき、大多数のユーザーが負ける遊技だということです。その中で、いかに楽しみの部分を増やすことで、負けて残念という気持ちを減らせるかが、ユーザーの増減に関わってくると思っています。たくさん遊んでいる人になればなるほど「今までのトータルを見ればマイナス」ということはわかりつつ、それでも遊んでいます。とはいえ、どうやって勝ち、どうやって負けたのか分からないものには、さすがに少しでもお金を使うことにはためらいが生まれます。「よく分からないうちに負けてしまったから、もう打たない」。これがもっとも避けるべき事態です。

 確かに単純過ぎる遊技性は飽きも早くなります。それでも、得体の知れないものに大事なお金を使うほど、ユーザーにも余裕はありません。中には謎の多い仕組みに探求心を燃やす方もいるとは思いますが、そういう方は知識が多い分、収支もしっかりした「勝ち組」でしょうから、ホールの売り上げにもつながりません。より多くの人に遊んでもらうためには、適度な複雑さを見極めて台を作る必要があるように思えます。

 ゲーム業界を見渡すと、CGをふんだんに取り入れ、姿も動きも人間そっくりなソフトが多数作られています。ですが、現在売れに売れているスマホアプリを見ると、仕組みも単純なゲームが大人気です。単純であるからこそ奥が深いという典型でしょう。パチンコなら海物語シリーズ、パチスロならジャグラーシリーズが不動の人気を誇る理由は、それと似たものだと考えられます。ちょうどよい複雑さを持った台が、今年どのくらい出てくるのか。新機種を見る視点のひとつとして持っていたいと思います。【K松】

(業界コラム)

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