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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】171回転目「目に入るために」

14年1月24日 [22:07]

 こんにちは、K松です。パチンコ・パチスロ情報に詳しい方ならご存じかと思いますが、パチ・スロ機のテレビCMは、東日本大震災以降、業界側で自粛が続いています(企業CMは除く)。震災以降、毎年3月末のタイミングで解禁するか否かが検討されているのですが先日、来年度も自粛を継続するとの発表がありました。これで少なくとも来年の3月までは、実機のCMがテレビで流れることはなくなりました。今回は、この自粛とファン離れ、そして別のPR手法について考えます。

 テレビCMが解禁になったとしても、すべてのメーカーがテレビCMを一気に始めるわけではありません。資金的に余裕のある大手メーカーは大量に投下できるでしょうし、中小ではそうもいきません。自粛が継続する理由のひとつとして、この格差が出ることを懸念しているとの声もあります。ですが、やはりテレビCMの効果は、まだまだ絶大。テレビCMの自粛と参加人口の減少は少なからずリンクしているようです。パチ・スロのファン雑誌や専門チャンネルを見るユーザーーはまだいいのですが、「たまにやる」くらいのユーザーにとって、日常生活ではテレビCMがもっともパチ・スロを目にしていた時間だったのかもしれません。

 テレビCMという強力な武器がない今、屋外広告や交通広告が増えてきました。都内では駅貼りポスターや電車の中吊りなどが目立ちます。どの業界でも細かい費用対効果が求められている中で、屋外公告や交通広告は不特定多数の人に見せられる分、効果が数字として見えづらいとも言われます。これは新聞広告にも言えることですが。ただ、それでも何かしらの手法を駆使して、パチ・スロを目にしてもらわないことには、打つ気分にすらなってもらえないかもしれません。そう考えるとメーカーにしろ、ホールにしろ必死に生き残りをかけて、限られた手法を駆使していると言えるでしょう。

 もうひとつ、なかなかPRが進まない根本的な要因があります。それはメーカーの顧客はホールだということです。メーカーは、ホールに台を販売、納品してしまえば、後に台がどう稼働しようとも、お金が変動するようなことはありません。もちろん、稼働しない台ばかり出すメーカーは、なかなか買ってもらえなくなってしまいます。それでもユーザー向けの稼働支援より、販売する上での営業支援に力を入れる企業が多いのが実情です。ここでもメーカー側が、同じ方向を向いておらず、一枚岩となって新規ユーザー獲得へと進んで行かないのです。

 パチ・スロ業界に限らず、それぞれの立場によって言い分や考え方は違うもの。とはいえ、今すべきこととして、目の前の収益確保と同等かそれ以上にユーザー減の食い止め・新規ユーザーの獲得があるはずです。ここが進まない限り、共倒れの不安が常につきまとうことになります。果たしてどこが旗を振り、どこがそれについていくのか。それとも、旗も振られず、前にも進まないのか。注意しながら見ていきたいと思います。【K松】

(業界コラム)

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