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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】162回転目「ファン層」

13年11月01日 [20:38]

 こんにちは、K松です。みなさんは最近、どなたとパチンコ・パチスロの話をしましたか? このサイト、このコラムをご覧の方だと、会社の同僚なんて場合が多いかもしれません。オフィスの喫煙所、休憩スペース、仕事終わりの居酒屋みたいなところで、「いやー、この前○連チャンしてさー」という会話をしているのでしょう。最近ではSNSで共通の趣味の人とやりとりなんてあるかもしれませんね。ところが、やはり最近は参加人口の減少からか、よりコアなファンが増えてきた感じがしています。今回はそんなファン層について考えます。

 もともとパチンコ・パチスロは、大衆娯楽の代表格でした。どんな町にも1軒や2軒はあって、お父さん世代の暇つぶしでした。長い歴史の中では大連チャンする台も出ましたし、技術を駆使して勝ち続ける「パチプロ」も登場しましたが、ベースはやはり趣味として遊ぶ人たちで成り立ってきた業界です。それはもちろん今でも変わらないのですが、やはり趣味の多様化や勝ちにくさからか、よりコアなファンに支えられる体質へと変わってきたようです。

 もともとパチンコとパチスロを比べると、パチスロの方がよりコアなファン層が多いものです。今でも「目押し」のイメージは強いもので、この数年パチスロを離れている人からすれば、勝手にそろったりリールが逆回転したりするのを見たら、とても驚くかもしれません(笑い)。新台の宣伝についても同様で、比較的広く伝える傾向にあるパチンコに比べ、パチスロはまさにピンポイント志向。限られた広告・宣伝手法の中でも、パチンコの方が目立つのは、そのためとも言えるでしょう。

 さて、パチンコとパチスロ、総台数はいまだにパチンコの方が多いのですが、徐々にパチスロの割合が増えています。こうなると、まだライトユーザーを多く含んでいるパチンコファンが減り、コアなパチスロファンが増えてきます。もともとパチスロの方が仕組みが複雑ですから、一部の機種を除いてライトユーザーが出てきにくいものです。こう考えると、パチ・スロ全体は大衆娯楽から徐々にコアなファンの割合が増えてくることにも納得です。

 すべての業界において、コアでニッチな方向に進むことは、必ずしも悪いことではありません。ただ、ある一定のところで安定するというか、それ以上大きくもならなければ、小さくもならないところで落ち着くものです。さて、パチ・スロはどうか。ピラミッドを考えれば分かりやすいですが、コアなファン層に業界が近づいていけば、当然ピラミッドは小さくて済みます。店舗数も台数も、今ほど多い必要もなくなるでしょう。ただ、これが意図してそこを目指すのと、結果的に少なくなってしまうのでは、その後の展開が大きく変わってきます。

 業界内でも「いろいろ多すぎるのでは」と、スリム化を求める人もいます。おそらく来年度には、参加人口は4ケタ万人を割り込むことが想定されます。ここで店舗数や総台数がどうなるか。普通は参加人口と同等に減りそうなものですが、もし現状維持やさらには増加となると、いよいよ需要と供給のバランスが崩れていると示すことになります。まだゆっくり小さくなっていくならいいですが、バランスを失ったまま走り続けると、いきなりバタンと倒れる危険もあります。

 できれば今後も長く続いてほしいパチ・スロという娯楽。ただ、今の業界サイズを無理にキープするのであれば、コアなファンではなく、新規やライトユーザーを増やすことが先決です。新たなファンを集めて業界サイズをキープするか、コアなファンのために娯楽として少しサイズダウンするか。そんな選択に、業界内の人は日々迫られているのかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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