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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】159回転目「消耗戦」

13年10月11日 [21:36]

 こんにちは、K松です。ふと気が付けば10月の半ば。今年も残すところ2カ月半となりました。まだまだやっていないことが盛りだくさん。なんとか今年中にできるかなあ。さて、この10月から年末にかけて、実にたくさんのパチンコ・パチスロ機が導入されます。それこそホールの1/3ぐらいは入れ替わるのではないか、いやいやもっとでは、という勢いです。ひと昔前は新台が入るとなれば、それこそ大にぎわいだったわけですが、今や毎週のように「新台入替」。今回は、こんな新台導入ラッシュから、業界のことを考えてみます。

 新台を発表したメーカーの方に話を聞くと、想像とは違う答えが返ってきます。「いやあ、本当に新台多すぎですよね」。自分の会社から新台を出すのに、なんとも不思議な感じがします。過剰供給気味であることは自覚しつつ、企業としては新台を販売し利益を出さないといけない。メーカーの方はユーザーでもあることがほとんど。ジレンマを感じながらお仕事をされているのかもしれません。

 これだけ新台があふれると、どうしてもいろいろなバランスが崩れてきます。台を買うホールからすれば、購入費用がかさむので、くぎや設定は厳しくせざるを得なくなります。こうなるとユーザーの負け額も増えていくので、派手派手しく新台は導入されるものの、ユーザーは負け続けるということが起こります。また、ホールの資金にも限界があります。いくら注目台とはいえ、毎回何十台と買えるものでもありません。すると新台同士のつぶし合いになり、結果的には通常時ならそれなりの台数売れるはずの台が、あまり売れないことが起きてきます。時間をかけて開発してきた新台も、状況が悪ければ残念な結果になることも容易に想像できるのです。

 ここまででお気づきの方もいるかと思いますが、新台導入合戦は消耗戦です。メーカーはどこまで売れなくなっても新台を出し続けられるか、ホールはどこまで台を買い続けられるか、ユーザーはどこまで負けても遊び続けられるか。三方、どこを向いても苦しんでいるように見えます。どこかが泣かないと成り立たない構図ですが、現状は特にユーザーの負担が増しているように感じます。その負担を分け合わないと、この先の不安はなかなか消えてくれません。

 メーカーの方には「メーカーの数が多すぎる」という意見を持つ人もいます。企業数もそうですが、個人的には新台の供給過多がどうしても気になります。もちろん新台の供給が減ればメーカーの売り上げは落ちます。ただ、それでもこれ以上ホールやユーザーが減ってしまっては、元も子もありません。企業規模を維持、成長させたいのであれば、台を売る以外の事業を拡大する必要があるでしょう。一部の企業では、それをカジノなど海外での事業に目を向けていたりしますが、それも当然のことと言えるでしょう。

 業界に携わる誰しもが感じている疲弊感。これはユーザーではないどこかが汗をかいて食い止める必要があります。このことに、いつ本気で取り掛かるのか。このタイミング次第で、10年後の業界の未来が変わっているかもしれませんね。【K松】

(業界コラム)

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