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社内のパチンコ ・パチスロ好きの有志が集って2010年(平22)8月16日に発足。土日、祝日、平日の会社帰りといった、限りある「サラリーマンタイム」での勝利をつかむのが目標。主な活動拠点は東京都内だが、場合によっては遠征もあり。

【コラム】158回転目「タイアップのタイミング」

13年9月27日 [13:06]

 こんにちは、K松です。9月もまもなく終了。いやいや、今月は実にたくさんの新機種発表会に行きました。その分10月、11月には新機種が続々登場します。特徴的だったのは、以前からアニメとのタイアップは多かったのですが、傾向として現在ヒットしている、もしくはつい最近までテレビ放送していたアニメ版権ものが多かったこと。今回は、パチ・スロとアニメのタイアップのタイミングについて考えてみます。

 どちらが原因か結果かわからない時に「鶏が先か、卵が先か」なんて言葉を使います。パチ・スロのタイアップも、いまやそんな状態です。アニメファンをパチ・スロに引き込むためのタイアップか、それともパチ・スロに使うためにアニメを作っているのか。そもそもは前者だったのですが、タイアップしたことによって資金を得たアニメ側が続編を作ることも多々あります。ここで続編アニメを見た人がパチ・スロを打ってくれるかというと、必ずしもそうでもないので、このあたりが難しいところです。

 さて、気になっているのはこの鶏・卵の話ではなく、アニメとタイアップするタイミングのことです。夏に発表されたレジャー白書では、20代のユーザーが10年前と比較して激減したことが出ていました。つまり30代以降に今のパチ・スロ業界が支えられていることになります。ところが、つい2、3年前くらいにヒットしたアニメを版権として持ってきて「原作アニメファンをパチ・スロに」となると、この理屈には少々無理が出てきます。

 10代後半でアニメを見たとして、3年後でようやく20代前半。経済的にもそこまで余裕のない層だけに、パチ・スロに使うお金も限られています。また、そもそもユーザー数が少ない層に人気があるアニメを持ってきても、ユーザーの絶対数が少ないわけですから、撃てども撃てども、なかなか「当たる」わけがありません。結局のところ80年代、90年代にヒットしたアニメが30、40代のユーザー層とマッチ、着実な数字を出しているわけです。

 もちろん、パチ・スロ業界としても、若い新規ユーザーの獲得は課題であり、そのために近年のアニメを取り込んでいるということもあるでしょう。ただ、その手法として「若者に人気のアニメだから」というのにも疑問が残ります。これだけたくさん出しても20代のユーザーが減っているわけですから、この手法への過度な期待は禁物と言っても過言ではないでしょう。ルール上の問題もあり、なかなか難しいところではありますが、いかに若年層にパチ・スロに触れてもらうか。このあたりに糸口がありそうです。

 長期的に見れば、いきなりホールに呼び込まず、ホール外で触れてもらうことから始めた方がいいのかもしれません。ゲームセンターにも多数のパチ・スロ機がありますし、ゲームアプリも多数あります。RPGにもミニゲームとしてパチ・スロが搭載されているものも少なくありません。そうして、お金が減るリスクがある、むしろその場合の方が多いパチ・スロホールへ足を向けてもらうための土台づくりを地道に続けることも重要だと思います。

 苦しい状況の中で、大きな売り上げに直結しない施策は、実現のハードルもかなり高いものです。それでも、減りゆく参加人口と、数年後に実現するかもしれない日本版カジノの登場、さらに進む遊技の多様化に対応するためにも、こういった取り組みはなくてはならないものだと考えます。もしそういう取り組みが出てくるようであれば、個人的にかなり注目したいと思います。【K松】

(業界コラム)

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